G(1) 料理本・レシピその他(1)(単位:円)
番号 書名 編著者名 出版社 刊行年 価格 程度・定価 摘要
G−1 説・ローマ帝国衰亡史 エドワード・ギボン著、吉村忠典・後藤篤子訳 東京書籍 2004 ,6000 A・6800 593頁
名著の誉れ高いギボンの大著を、要点を押さえて短縮し、さらに多くの写真・図版と注釈を加えて一層楽しく読めるようにした書物である。 嬉しいのは、形容語を巧みに使用したギボンの名文の香りをなお濃厚に留めていることであり、またローマ史の専門家二人による、学問的に正確な訳文だということである。  前一世紀のアウグストゥス帝時代から、六世紀のユスティニアーヌス帝下での帝国の最後の栄光まで、皇帝の治世順に、戦争や政策を中心に叙述してゆくのは、古びた歴史学のスタイルだといえよう。 だがヒューマニスト、ギボンが随処に挟み込ませている人物評をはじめとする評言は、今でも色あせず心に残る。  平和と繁栄そのものが帝国の生命力と精神力を衰退させていったのだ、という主旋律に耳傾けながら読み進めば、近現代の「大国」の運命と二重写しになって興趣が増す。 ローマ史への入門書、そして含蓄ある文明論として奨めたい。    東京大学教授池上俊一(平成16・11・7 朝日新聞<朝刊>書評)   4487761751
G−2 復讐奇談安積沼・桜姫全伝曙草紙 山東京伝作・歌川豊国他画 国書刊行会 2002 4,800 A・3500 函入り
現代語訳「江戸の伝奇小説」全6巻。 馬琴や京伝の手になる怪奇あふれる波乱万丈の物語に北斎や豊国が挿絵をふんだんに描いた<江戸の伝奇小説>・・・・・・。 日本版ゴシック・ロマンスともいえる江戸期の長編読本の世界が、香り高い現代語訳と華麗な挿絵でいま甦る!!その第1巻が本書である。      親の敵を尋ねる美少年喜次郎、妻の密通相手に殺される役者小幡小平次、陸奥を舞台に孝子の復讐と怨霊の祟りを描く「安積沼」。 叶わぬ恋に狂う破戒僧清玄、様々な怪異に魘されて離魂病を患う桜姫、美女玉琴の怨霊に翻弄される鷲尾家の転変を描く「曙草紙」 本書には、この名作二編を収める。                 4336044015
G−3 中世の秋 ホイジンガ 中央公論社 1967 1,900 A・480 世界の名著55・函入り
フランスとネーデルラントにおける十四、五世紀の生活と思考の諸形態についての研究(本書副題)       本書は、それぞれに特徴もあり美しくもある主題に従って、二十二の諸章からなっている。 しかし、「世界がまだ若く、五世紀ほどもまえのころには、人生の出来事は、いまよりももっとくっきりとしたかたちをみせていた。 悲しみと喜びのあいだの、幸と不幸のあいだのへだたりは、わたしたちの場合よりも大きかったようだ。 すべて、ひとの体験には、喜び悲しむ子供の心にいまなおうかがえる。 あの直接性、絶対性が、まだ失われてはいなかった。」ではじまる、開巻第一章「はげしい生活の基調」の書き出しをよむものは、とたんにこの叙述のとりこになり、次々にくりひろげられる目もあやな中世社会のページェントに心を奪われてしまう。 よみ終わったとき、かれは、頭に酔心地にも似た興奮を残しながら、走馬灯のようにあわただしく過ぎていったあの美しい行列は、はたしてなんであったろうと自問するにちがいない。(本書「ホイジンガの人と作品」:堀米庸三より)                 4120005054
G−4 『七人の侍』と現代 四方田犬彦 岩波新書 2010 500 A・720
日本映画を代表する名作として、幾重にも栄光の神話に包まれてきた黒澤明の「七人の侍」。 しかし世界のいたるところで、いまなお現代的なテーマとして受容され、その影響を受けた作品の発表が続く。 製作過程や当時の時代状況などを丹念に考察し、映画史における意義、黒澤が込めた意図など、作品の魅力を改めて読み解く。(本新書カバーコピー) 9784004312550
G−5 日本語とタミル語 大野晋 新潮社 1981 2,800 A・1200
世界の孤立語と思われていた日本語に近親類似する語としてタミル語を紹介し、一躍日本語タミル起源説を生み出すに至った問題の書!  「タミル語とは南インドのタミル州(州都マドラス)で、三千二百万人によって話されている言語である。 タミル語はその隣りのテルグ語・カンナダ語・マラヤラム語などと共にドラヴィダ語として総括される言語の一つである。 ドラヴィダ語を話す人口は一億二千万人といわれているから、ドラヴィダ語は日本語と同じくらいの使用人口のある一大言語である。 タミル語はいわゆる膠着語で、日本語と文法類型的にはほぼ同じである。 タミル語と日本語は語順が一致している。 タミル語の文法的な構造は、日本語でいえば文語の文法に近いところが多い。」(本書63頁より)       B000J7SP3I
G−6 俳句朝日(創刊号) 大崎紀夫 朝日新聞社 1995 1,800 B・980 5・6月号
●私と子規(司馬遼太郎)  ●対談「俳句の豊かさ」(森澄雄vs大岡信)  ●特別作品「角川春樹100句」  ●松本幸四郎の俳遊俳談  ●江戸・東京を歩く1(皆川博子)   ●小沢昭一的俳句のこころ1(小沢昭一)等々楽しみながら上達する!  *朱線引き抹消済み
G−7 俳句朝日(創刊2号) 大崎紀夫 朝日新聞社 1995 1,800 B・980 7.8月号
●わたしと俳句(結城昌治)  ●<特集>楽しむ歳時記(村田侑・加藤郁乎・青柳志解樹)  ●俳句と小説(鷹羽狩行)  ●小沢昭一的俳句のこころ2(小沢昭一)  ●対談「ことばの奏でる音楽」(森澄雄vs大岡信)   ●苦吟・楽吟(眉村卓・中村メイコほか)  ●江戸・東京を歩く2(皆川博子)等々楽しみながら上達する!         *朱線引き抹消済み 
G−8 コンタックスのすべて ハンス・ユルゲン・クッツ (株)カツミ堂写真機店(発行)・朝日ソノラマ(発売) 1993 9,800 A・9000
ツァイスの歴史に造詣の深いハンス・ユルゲン・クッツが、精魂かたむけてまとめあげた”コンタックスの歴史"の日本語版。 コンタックスファンだけでなく、カメラファン必携の書。  1932年春、当時世界一のカメラメーカー、ツァイス・イコン社が同社の威信をかけて、高級精密小型35mmカメラの権化、コンタックスを発売した。 本書は、このコンタックス1型からRTS2型までの各型、交換レンズ、アクセサリーのすべてを、当時のドイツの客観情勢を加味して、参考写真491枚、レンズ図面等105枚とともに、一挙に掲載したものである。 コンタックス・ファンはもちろん、クラシックカメラ愛好家必読の研究書で、本当にコンタックスを知りたい人々のバイブルと言える書である。(本書帯コピー)             4257040084
G−9 ニッポン文庫大全 紀田順一郎+谷口雅男監修 ダイヤモンド社 1997 2,900 A・3800 549頁
読書人待望の大イベント! 前代未聞!絶版・品切れ文庫など2万点以上を収録。 壮大な文庫図書館の扉、いま開く!!     こんな本を待っていた! 全読書人必携の書。 ●世にも珍しい稀少文庫カタログ ●絶版・品切れ文庫総目録(新潮文庫・角川文庫・中公文庫・創元推理文庫・サンリオSF文庫・改造文庫・山本文庫・誠文堂十銭文庫・春秋文庫・春陽堂文庫など) ●文庫で世界の名作を読む(岩波大貴) ●春陽堂文庫考(瀬名尭彦) ●横溝正史文庫整理学(掛谷治一朗) ●与謝野晶子文庫本書誌(遠藤平夫) ●「ふるほん文庫やさん」在庫目録等々                         4478950245
G−10 東京夢華録ー宋代の都市と生活ー 孟元老著、入矢義高・梅原郁訳注 岩波書店 1983 4,800 A・5200 函入り布装
北宋の首都の在りし日の歓びがあふれる!  文化が、その爛熟の極に達した中国の中世都市の繁盛記。 失われた喜びを懐かしむ孟元老の哀切の心の下地に、官制・都市区画・兵制から年中行事、様々な雅びな遊び・豊かな食べ物・盛り場の演芸・賭博まで、都市の生活の歓びが、全篇に絵巻のように繰り広げられる。   目次(抜粋):東都の外城、宣徳楼の前の役所と寺院、馬行街から北の医者町、相国寺の大衆市場、市中の通貨の相場、皇太子の御成婚、会仙酒楼、盛り場の演芸、嫁むかえ、正月、射殿への臨幸と弓射、秋の社の祭、大慶殿での天子の御斎宿、除夜(本書帯コピー)              B000J7FYIC                        
G−11 小品盆栽 中村是好 鶴書房 1968 2,700 A・2800 函入り布装
盆栽は日本古来の伝統的な芸術として、今や世界の人々に認識され、愛されるようになりました。 三百年、五百年を経た銘木も数多くあり、先人のたゆまない尊い努力と高度な技術によって今日まで維持されてきた世界に類のないものです。 しかしこれらの銘盆栽は、一朝一夕に作ることは不可能です。 その点、小品盆栽はわが一代でも自由に作ることができる気安さがあります。 四季折々に花は咲き、実は結び、われわれの眼を愉しませてくれるのも小品盆栽のよさといえます。たとえ名もなき草花でも、愛情の水をそそぎ、心優しく育てたいものです。(本書「自序」より)       寒ぼけ・黒松・浪花紅梅・緋桃・山桜・なずな・三寸あやめ等々64鉢の小品盆栽を美麗なカラー写真と愛情あふれる見所解説で愉しませてくれる。    *函隅小破損・背表紙日ヤケあり。  B000JA62E4
G−12 酉陽雑俎(全五巻) 段成式著・今村与志雄訳注 平凡社 1980〜1981 18,000 A・1600〜1900 東洋文庫・函入り
本訳書は、唐代の文人、段成式の随筆集「酉陽雑俎」の全訳である。 著者は、万巻の書に通じ、話題は、道教・仏教・衣食習慣・動植物から奇事異聞まで百科全書的広がりをもつ。 唐代の社会・思想や民俗を探る貴重な資料。 本邦初の完訳で、厳密な校訂により読解可能となった。(本文庫カバーコピー)      内容的には、1.君主の事跡・天界の不思議・道教の秘儀・異国の奇聞・奇怪な習俗・呪術の世界等々(一話〜二二六話)、2.音楽雑話・酒と食品と料理法・入墨の今昔・怪盗と侠客・冥界秘話・死者と墓穴の話等々(二二七話〜五二一話)、3.鬼神妖怪の記録・動植物雑纂等々(五二二話〜八三四話)、4.鷹狩須知・鬼神妖怪の記録拾遺・長安仏寺の歴訪<上>等々(八三五話〜一〇四二話)、5.長安仏寺の歴訪<下>・金剛経の霊験・動物雑纂拾遺・植物雑纂拾遺等々(一〇四三話〜一二四四話)に分かれる。
G−13 かぐや姫 千葉幹夫(文・構成)、織田観潮(絵) 講談社 2001 900 A・1500 新・講談社の絵本1
このたび懐かしい「講談社の絵本」が現代仮名遣いで再び出版されることになり、半世紀ぶりに手にとってみたが、当時としては、考え得る最高の執筆人たちによって、極めて贅沢に、極めて丁寧に作られていることにあらためて驚かされた。 採算を考えて作られていたら、こういう絵本は絶対に出来なかったろう。 すばらしい芸術品なのだ。(ちばてつや)    *織田観潮ー尾竹国観に師事し、帝展・文展等に出品。 歴史画、特に物語の世界を描き続けた。(1961年没) 4061482513
G−14 一寸法師 千葉幹夫(文・構成)、笠松紫浪(絵) 講談社 2001 900 A・1500 新・講談社の絵本2
私は幼時、<講談社の絵本>で育った。 その絵本に親しんで、私は子供ながらに、(きれいで、こまやか)という印象をもっていた。 子供の直感は侮れない。 現代の感性で当時の<講談社の絵本>を見ても、その典雅な絵と、平明でありながら流麗な文章には、<気品>が匂い立っている。 子供たちにこの人生でまず与えたいものは、品位の高さ、というものではあるまいか。 当時の一流の文学者・画家が、子供に最高のものを与えようと、まさに<筆硯を洗って>製作された。 その意気ごみのうかがわれるような出来栄えである。 日本の四季がとどめられただけではない。 時代風俗や家具調度のゆかしさ、人々のたたずまいや表情の、奥ふかい魅力は、子供たちに日本の伝統美の佳さを感得させ、新鮮なショックを与えるだろう。 一寸法師くんは、現代っ子たちに共感と友情をもたれるにちがいない。(田辺聖子)  *笠松紫浪ー日本画家鏑木清方の門に入り、帝展・文展等に日本画大作を出品。 戦後、木版画に専念。(1991年没) 4061482521
G−15 桃太郎 千葉幹夫(文・構成)、斎藤五百枝(絵) 講談社 2001
1,800
A・1500 新・講談社の絵本3
それまでの絵本は、安い紙に刷った絵草紙と呼ばれるものが多かったから、「講談社の絵本」はそのころ、突然現れたという感じがした。 その最初の一冊は斎藤五百枝の描いた「桃太郎」で、見慣れていた鉛筆画とちがって、桃太郎は海の彼方を眺める紅顔の美少年だったから、よけいに新鮮だった。(安野光雅)          *斎藤五百枝ー東京美術学校に進み、岡田三郎助に師事。 20代で挿絵を始め、「少年倶楽部」を中心に活躍。(1966年没) 406148253x
G−16 かちかち山 千葉幹夫(文・構成)、尾竹国観(絵) 講談社 2001 900 A・1500 新・講談社の絵本4
つい先日、帝国ホテル一階の売店で発見した。 絵本「かちかち山」である。 画家は正統派の極め付け、尾竹国観である。 国観の絵は、東京国立近代美術館収蔵の六曲一双「油断」という屏風絵が知られている。 突然の敵襲に駆け出す鎧武者や酒宴の乱れ、あわただしく戦支度する男女の姿を描いた大作の存在は、そちらの世界に疎い私でも一応は知っている。 が、こういう戦前の大家が子供向けの絵本まで描いているとは知らなかった。 国観は歴史画家の中でも有職故実を重んじた人だけあって登場人物の装束も凝りに凝っている。 たとえば、善玉の卯は粋な麻の葉絞り小袖に青い半袴。 悪玉の狸は、つなぎ釘抜きの小袖に黄色い弥次郎兵衛を染めたたっ付け袴と泥臭い。 このあたりは江戸期洒落本の影響を強く受けているのだろう。 国観の凄みはそればかりではない。 卯と狸が木と泥の船で争う場面に動物たちの水夫衣装が出てくるのだが、二匹ともその柄が「大炊模様」、いわゆる雪の結晶文様なのである。 学者大名として名高い古河城主土井大炊頭利位が著した「雪華図説」は、天保年間の江戸で大流行し、一時は雪の柄を着ぬ者が無いとまで言われた。 国観は童話でありながら、「昔、昔・・・・」ではなく正確に「かちかち山」の時代設定を目論んでいるのである。 それに気付いて、改めて狸の被害者の老夫婦を観察すれば、たしかに二人とも天保年間の服装をしている。 国観には、「たかが子供向け」という考えが無いのである。 初めこれを指摘したのは、私が属している鎌倉の有職故実勉強会に出入りする中堅の画家さんだった。 この人は地方博物館の依頼で歴史画や考古学の復元図を描く仕事をしていて目が肥えている。 「この調子だと、同じシリーズのほかの本も全部買い揃えた方がいいね」  会の勉強にも役立つから、と言われて私は翌日から都内のホテルを駆けまわった。 しかし全種類を集めることが出来ない。 しばらく後、ようやく全シリーズ揃えることに成功した。(東郷隆「絵本の復活」読書人の雑誌1995/4月号より)          *尾竹国観ー高橋太華・小堀鞆音に師事。兄の尾竹越堂・尾竹竹坡と八華会を結成。(1945年没)                4061482548
G−17 猿蟹合戦 千葉幹夫(文・構成)、井川洗涯(絵) 講談社 2001 900 A・1500 新・講談社の絵本5
私は、戦時中、疎開先の祖父の家の縁側で「講談社の絵本」を読んで夢中になりました。 それは話の展開の面白さもさることながら絵のディテイルが素晴らしかったからです。 蟹が拾ったおむすびの粒や柿の木の苔まで綿密に描きこんでいます。 猿の表情、蟹の衣装、山々の風景や家の細部にまで、物語の風景がまるで本物のように描かれているため、ページをめくるごとに興奮しました。 見開きのページを十分間もくいいるように見つめていたものです。 臼はいかにも強そうですし鎧をつけた蜂のいでたちもりりしく、どんぐりまなこの栗もなかなかです。 これほど完成度の高い絵本は、文化遺産といってもよく、いまの子どもたちにも是非読ませてあげたいものです。(嵐山光三郎)            *井川洗涯ー富岡永洗に師事、中里介山「大菩薩峠」の挿絵を描く。 挿絵専業画家の先駆者といわれる。(1961年没)          4061482556   
G−18 花咲爺 千葉幹夫(文・構成)、鰭崎英朋(絵) 講談社 2001 900 A・1500 新・講談社の絵本6
このたび復刊された「講談社の絵本」は、子どもたちのために、ほんものの絵本をと取り組んだ講談社の、熱い思いが込められ、日本の絵本の歴史に足跡を残しました。 一流の画家をと、大きな旅館の一室をとって描き上げていただいた、などという話も聞きました。 この「花咲爺」の鰭崎英朋氏は菊池寛作「真珠夫人」の新聞小説の挿絵で有名とのこと、少女時代、「真珠婦人」を愛読した私にはなつかしいことでした。 いまの子ども達には、判りにくくなった、すこし昔、いや、もうすこし昔の物語が、このように具体的に展開する絵本は、貴重なものだと思います。いまだからこそ、手にとってほしい絵本といえましょう。(松谷みよ子)                *鰭崎英朋ー右田年英・川端玉章に師事。 美人画、相撲絵を得意とした。 菊池寛「真珠夫人」の挿絵は有名。(1968年没)                       4061482564
G−19 浦島太郎 千葉幹夫(文・構成)、笠松紫浪(絵) 講談社 2001
900
A・1500 新・講談社の絵本7
今回出版される全作品をぼくは知っている。 なぜか子供の頃わが家にあったのである。 ところでこの中で特に気になるお話は「浦島太郎」だった。 絵が好きだったのは「桃太郎」の斎藤五百枝画伯のものであった。 ぼくは時々、絵のモチーフに「かぐや姫」や「桃太郎」や「一寸法師」や「鉢かつぎ姫」などの御伽噺から主人公を借用して作品を制作しているが、そんな時、戦前の「講談社の絵本」が大いに参考になっているのである。 特に「浦島太郎」は何度もぼくの作品のメインゲストの一人として登場している。 ぼくが亀が大好きであるということと同時に、海の中の竜宮城の存在がたまらなく好きなのである。 この「新・講談社の絵本」が今後も引続いて刊行されることを強く望みたい。(横尾忠則)                *笠松紫浪ー日本画家鏑木清方の門に入り、帝展・文展等に日本画大作を出品。 戦後、木版画に専念。(1991年没)                 4061482572
G−20 舌切雀 千葉幹夫(文・構成)、鴨下晁湖(絵) 講談社 2001 900 A・1500 新・講談社の絵本8
私がこの「舌切雀」の絵本(初版)を初めて見たのは、昭和十三年ごろでしたから、もう小学校の五年生になっていたと思います。 この「舌切雀」を含む昔話のシリーズでは、そのすばらしい絵に目をみはった覚えがあります。 そしていま、数十年を経て再びその絵に出会ってみると、懐かしさと同時に、あの五年生のときに受けた衝撃がさっとよみがえり、思わず絵にひきこまれました。 これはやはりすばらしい絵本でした。 この「舌切雀」の絵を描かれた鴨下晁湖画伯は、明治二十三年(1890)生まれの日本画家です。 初版本が出た昭和十年代には、すでに一流の画家としてよく知られた大家でした。 その大家が、講談社の依頼に応じ、絵本とはいえ、すべて本格的な日本画として制作されました。 したがって原画は貴重な芸術作品といえます。 五年生の私も、そのあたりをなんとなく感じとったのだろうと思います。 それにしても、こういう絵本作りの試みは、おそらくもう二度とできないのではないか、という気がします。 太平洋戦争後、鴨下画伯は主として時代小説の挿絵を手がけ、気品あふれる筆致で、多くの文芸作品を飾りましたが、昭和四十二年(1967)に亡くなっています。(佐藤さとる)         *鴨下晁湖−大正・昭和期の日本画家。 松本楓湖の門に入り、文展・帝展で活躍。 戦後は挿絵に専念し、岡本綺堂「半七捕物帳」、芝田錬三郎「眠狂四郎無頼控」など。(1967年没)                         4061482580
G−21 ジェントルマン ジム レイモンド・ブリッグズ 篠崎書林 1987 1,800 A・1400 大人のための英国絵本
この物語は「風が吹くとき」の主人公ジムとヒルダの平和時を描いたものです。 長年やってきた自分の仕事にマンネリを感じ、何か自分にあったいい仕事がないものかと考えるジム。 妻ヒルダもいろいろ協力するのですが・・・・・。  滑稽なほどばかばかしく愚かで善良な小市民の夫婦ジムとヒルダを著者ブリッグズは後の「風が吹くとき」の伏線として頭の中に描いていたのでしょうか?              4784104593
G−22 風が吹くとき レイモンド・ブリツグズ 篠崎書林 1987 2,400 A・1400 大人のための英国絵本
この本の原作者レイモンド・ブリッグズは、これまで「さむがりやのサンタ」「ゆきだるま」などで英国の児童絵本作家の第一人者として知られていました。 そのブリッグズが18か月をかけて描き上げた作が「風が吹くとき」です。 しかし、この作品はこれまでのものとは全く趣を異にしています。 核戦争の恐怖をテーマにしていて、これはもはや絵本とか児童書といった範疇をこえているといえましょう。 ここに出てくる主人公夫妻、ジムとヒルダは長年働いた後、田舎に引退して年金で暮らしている典型的なイギリスの市民です。 彼等は素朴に、素直に政府の言うことをただひたすらに信じ、核戦争に生き延びるべくあたふたと、しかも懸命の努力をし、原爆が落ちてもなお当局を疑おうとはしません。 そして最後に、英国国教会の祈祷書にも入っている聖書の詩篇23とテニソンの詩、「軽騎兵の突撃」の断片を唱えながら死んでいくのです。     本書を映画化したアニメ映画「風が吹くとき」は1987年夏、日本語版監督=大島渚、声の出演=森繁久弥(ジム)・加藤治子(ヒルダ)で全国一斉ロードショウされました。 上映中のヨーロッパでも話題沸騰! 特にロンドンでは長蛇の列でした。        B000J7FK40
G−23 いたずらボギーのファンガスくん レイモンド・ブリツグズ 篠崎書林 1979 4,800 A・1500 大人のための英国絵本
*カバーなし
妖精ファンガス君には、どこかちょっと間の抜けたところがみられます。 ノームという名前で知られている、地の底を自由に動き廻る大地の精がいますが、それに、ショエイクスピアの「真夏の夜の夢」で有名なパックのいたずらっぽさを加えたのが、ファンガス君でしょうか。 そうかと思うと、自分の行動をつくづく反省したりして、ゆうゆうたる哲人の風貌を示すときもあるのですが。 昼と夜とがさかさまで、醜いことが美しく、腐ったものが新鮮な、なにもかもまるで反対のボギーのお話というのは、いったい何なのでしょう。 なにか遠い空想の世界の出来事なのでしょうか。 違います。 このボギーの世界も、地平線を軸にして、180度回転してごらんなさい。 空想の世界の隅から隅まで、そのひとつひとつが、みな私たちの生活にそのままぴったり重なってしまいませんか。 これは、いつもは知らずに過ごしている私たち人間の世界なのです。 おつにすました男の人も、綺麗に飾った女の人も、表面を一枚めくると、誰もがもっている本当の姿がここにあるのです。(本書「あとがきにかえて」より) B000J8GRBY
G−24 MARCOPOLO1991年6月号(創刊号) 文芸春秋編 (株)文芸春秋 Jun-91 1,900 A・620 映像時代の国際マガジン
創刊号をお届けします。 大きく移り変わる時代のうねりの中で生まれたこの雑誌は、常に世界と日本に向って問を発し、新たな発見の旅をつづけたいと願っています。 本号では、日本にとってもっとも重要な国であり、同時にもっとも緊張関係が生まれやすい国・アメリカを特集しました。(編集長からのメッセージより)  (総力特集)勝者と敗者ーアメリカの二つの顔 ●湾岸戦争を見つめたベトナムの勇者たちー戦場にいたときは20代。いまおれ達は40代になった。、●コメ戦争陰の演出者スティーブン・ギャバートという男ー標的は日本、アメリカが仕掛けてくる!、●ジャパニーズに土地を奪われた!−ハワイからの告発、●WASP的価値観の復活ーブッシュを知るための6つのキーワード、●プロレスを見るとアメリカ人がわかるー悪役レスラーの国籍をしらべると星条旗の敵がみえてくる。等々
G−25 MARCOPOLO1991年7月号(創刊2号) 文芸春秋編 (株)文芸春秋 Jul-91 900 A・620 映像時代の国際マガジン
(総力特集)ソビエト・クライシスー常識がさかさまの国・ソ連。そこではいったい何が起こっているのか? ●潜入!レニングラード人間破壊病院ーその存在さえ隠されていた特殊精神病院。そこに密かに送り込まれた政治犯は薬物と電気ショックで幽鬼のような植物人間に変えられいた!、●ソ連のテレビはなぜ火を噴くのか?−テレビ火災で2日に1人が死ぬ国。 製造現場から見たソ連社会の非常識度。、●モスクワ 昨日と明日の間でー街ゆく人々の表情のなかに、その国の真実がある。、●モスクワ凡人伝「普通の家族」の普通の一日、●ソ連の今がわかる29枚の写真ー若い女性に人気の職業はなんと娼婦、オーデコロン・ヘアトニック・殺虫剤まで飲んでしまうアル中たち、革命が殺したロシアの最後の皇帝を賛美できる「自由」、立ち上がった「新兵いじめ」で息子を殺された親たち等々
G−26 MARCOPOLO1991年8月号(創刊3号) 文芸春秋編 (株)文芸春秋 Aug-91 900 A・620 映像時代の国際マガジン
(特別企画)新・日本人・宣言−すべてが「世界規格」で試される時代のニッポン新海図 ●日本で無名、世界で有名ー世界が舞台の新世代(長山佳子、原島とし子、宇都宮一生、松原由利子、井口哲一・蓉子)、●聖地・ディズニーランドからの新日本人論ーアメリカン・ドリームの世界さえアジア化してしまうニッポン人の底力、●神サマたちのラッシュアワーー新世代の守護神を求めて、●日本のなかの「100%外国」−労働自由化時代のお隣さん、●ニッポン人の、最新カラダ進化論ー縄文人はソース顔、弥生人はしょうゆ顔、どこまで変わるか、このカラダ、●アルベルト・フジモリの「暗殺覚悟」の日々、●世界のOL大図鑑ー10か国のワーキングガールに聞く財布の中身、セクハラ、恋愛事情、●アフリカ大紀行ーダナキル・熱砂の囚われ人等々
G−27 MARCOPOLO1991年9月号 文芸春秋編 (株)文芸春秋 Sep-91 900 A・620 映像時代の国際マガジン
(総力特集)地球と環境の6つの選択ー脅すだけの環境論から生き方選択の環境論へ ●ゴミに濃縮されたTOKYO文明ー捨て上手だけが生き残る。ゴミの世界から振り返った東京のナマの姿、●子供を蝕む「豊かな食生活」−農薬や添加物よりもっと怖い「食」の本能の崩壊、●地球を救え、日本の農業ーコメ作りを見直そう、、●中国はただいま「公害大躍進」−経済成長にNOといえるか、●熱帯雨林の再生に挑むー日本の知恵で不可能を可能に、●赤道直下の「蛍の樹」−信じますか?20万匹の輝き、●祈りの画家・羅中立ー天才発見/中国のミレー等々
G−28 MARCOPOLO1991年10月号 文芸春秋編 (株)文芸春秋 Oct-91 900 A・620 映像時代の国際マガジン
(独占インタビュー)コンスタンティン・コルベッツ<ロシア共和国国防相>ソ連クーデターの勝敗を決めた「核のボタン」争奪戦ー「エルツィン、私にやつらを逮捕し、銃殺する権利をください」ヤゾフ国防相、クリュチコフKGB議長逮捕の瞬間、反クーデター指揮官が語った衝撃の3日間、●「ソ連帝国」崩壊の瞬間ー完全ドキュメント72時間クーデター、●危ない英雄エリツィンの青春ーアルバム発見!、(特別企画)日本には視えてこないアジア ●あなたは天皇アキヒトを知っていますか?−インテリからゴーゴーガールまで、27人にきいた天皇イメージ、●カンボジア 地雷だらけの国ー10人に一人が地雷の被害者というすさまじい現実、●タイの億万長者のハイライフ、●人生相談からのぞいたアジアの悩みー悩みをきけば、お国柄が見えてくる、(マルコの目SPECIAL)イラク侵攻から1年、クエート砂上の廃墟、●未来恐怖症に悩む、壁なきベルリンー「もう一度壁を」の声さえ出始めた統一1周年の苦い味、●貴花田19歳の大相撲革命等々
G−29 MARCOPOLO1991年11月号 文芸春秋編 (株)文芸春秋 Nov-91 900 A・620 映像時代の国際マガジン
(MARCO特派二大レポート)●権力の魔力に酔う改革派ー吉岡忍のモスクワ報告、●ユーゴはなぜ殺し合うのか?、(特集)意外!?日本はモテているー経済摩擦、文化摩擦ばかり伝えられるけど、日本も案外すてたもんじゃない ●アメリカ エリート大学生の「学べ!日本語」、●「反日」の国フランスの親日家たちーあのクレソンの国にもこんな心強い研究者たちがいる、●こんなところにもニッポンー敗戦日本の”ボイスレコーダー”ブランゲ文庫、ミラノ・ギョーカイジンの必読書は「吉本ばなな」、昔の日本人に憧れるエルメスのスカーフ、テーマは盆栽、(この目で見る「東洋の不思議」)●20世紀最後の魔窟・九龍城の黄昏、●チベット 砂の曼荼羅はこうして作られる、●台湾に「日本」が生きている等々
G−30 MARCOPOLO1991年12月号 文芸春秋編 (株)文芸春秋 Dec-91 900 A・620 映像時代の国際マガジン
(特別企画1)ロシアへ愛をこめてー歴史の中にこそ、ソ連の未来がある ●ソルジェニーツィンーペン一本でソ連を倒した男ー血で書いたとさえ言われた言葉をたどると、ソ連崩壊の道筋が恐ろしいほど見えてくる。 ●「新しいソ連の理想は日本だ」−世界的ベストセラー「ロシア人」の著者ヘドリック・スミスは白夜の国の未来に何を見たか? ●持ち出された獄中尋問テープークーデター8人組の支離滅裂  (特別企画2)さよなら’91年こんにちは’92年の主役たち ●’91年わが愛しの”悪役”たちー毎度お騒がせの常連からニューフェイスまで、極辛コンビが有名人を斬りまくる! ●報道写真のベスト・オブ1991年 ●インドネシアは世界最大のイスラム国家ー中東の激しい宗教は緑の中でやわらかなイスラムに変わっていた。 ●恐るべき台湾人旅行団ー年間50万人を超える台湾人たちの「驚愕!猛烈!特攻!】的日本ツアー拝見 ●ロンドンっ子のSUMO連想ゲームー宗教?スポーツ?文化?ロンドンっ子を熱狂させたタイフーン(寺尾)たち等々
G−31 MARCOPOLO1992年1月号 文芸春秋編 (株)文芸春秋 Jan-92 900 A・620 映像時代の国際マガジン
(MARCOスクープ・インタビュー)●私はなぜベトナムを捨てたか(元ベトナム軍機関紙編集長ブイ・ティン)、●独裁者の息子に生まれて(ニク・チャウシェスク)、(日本人必読特集)●オヤジの話一度だけします(山田太一、美輪明宏、戸塚宏等24人のオヤジ論)、●「お父さんの場所」はなぜ消えた?ー父親の場所がいつの間にか母親にのっとられてしまった日本の住まい、●教祖の父親たちの履歴書、●帰郷 10年ぶりのニイハオー日中ハーフとしての生き方を確立させるために帰郷した残留孤児二世の心の旅、●中国少数民族奥林匹克(オリンピック)−スポーツ?ファッション?政治?32民族が一堂に集まった大運動会等々
G−32 MARCOPOLO1992年2月号 文芸春秋編 (株)文芸春秋 Feb-92 900 A・620 映像時代の国際マガジン
(問題提起特集)日本人は変われるか?−疑問だらけの国際化 ●国際結婚コトハジメー明治時代の方が国際結婚は多かった? エリートたちの9ケース、●国際結婚 私の場合ーピート・ハミルと結婚して4年半が経った。●「オシャレ」じゃすまない海外赴任、●常識を知らない外交官ーいつか外務省が日本を亡ぼす日がやって来る!、●インターナショナル・スクールに入ってみたけれどー親の憧れを押し付けられた子供たちが抱く不安な未来学、●ボーダーレス・ウーマンから男たちへー日本の男はどうしてこうなの! 彼女たちを悩ます日本オトコ文化の壁、●伊勢神宮と日本人、●大地の民モロと海の民バジャウーもう一つのイスラム圏・アジア等々
G−33 MARCOPOLO1992年3月号 文芸春秋編 (株)文芸春秋 Mar-92 900 A・620 映像時代の国際マガジン
(逆転の発想!ニッポン国家共同体のすすめ)−ソ連帝国だって崩壊して、独立国家共同体ができる時代。 このニッポン列島にももっとたくさんの国があってもいいんじゃないか ●それからの「吉里吉里國」−独立を果たしてからはや10年、吉里吉里國の住人たちはいまどうしてる? (井上ひさし)、●琉球国から島謡が聞こえるー歴史の壮大な1f、もし沖縄が独立していたら・・・・・・、●北海多民族共和国が見えるーロシア人、アイヌ人、日本人、それぞれにとっての”故郷”の近未来図、●津軽・鹿児島「オクニコトバ」大合唱ー悪口いうなら方言に限る。こんなに楽しいマルコ「方言」講座、●あなたはどちら?縄文人or弥生人?−人体の科学的データで分かりはじめたわれら日本人の二大ルーツ、(日米摩擦の新たな火ダネ)自動車部品 190億ドル購入の悪夢、(ヤブニラミ会社論)勲章が決める会社のランクー4月入社の新人諸君!君の会社は勲何等か知ってるかい?、(第二のチェルノブイリ)アラル海 綿花に飲み込まれた海等々
G−34 MARCOPOLO1992年4月号 文芸春秋編 (株)文芸春秋 Apr-92 900 A・620 映像時代の国際マガジン
(日本人必読特集)アメリカ人も知らないアメリカー日本を敵性国NO.1とみなしはじめたアメリカ。 その背景にはアメリカ人さえ気づかないアメリカ自身の不気味な変化がある!、●大統領の座、請け負いますー今や国民が見ているのは候補者本人ではなく、作られたイメージだ、●スキャンダルこそケネディー一族の証ー呪われた家訓が引き起こすスキャンダルの数々、●いまやボランティアは頭痛のタネーどんなボランティアが自分に相応しいかと悩むエグゼクティブたち、●「若く見えたい」症候群に冒されたビジネスマンたちー「老い」は仕事のマイナスと、幹部社員が美容整形に走る社会、●アメリカを裸にする16のデーターあなたが知らないアメリカが見えてくる意外な数字、(モスクワ インフレ最前線)ーゴルバチョフさえ苦境を訴える高インフレ社会に突入したロシア、(アッラーは甦るのか)−中央アジアはどこへ行く等々
G−35 MARCOPOLO1991年5月号 文芸春秋編 (株)文芸春秋 May-92 900 A・620 映像時代の国際マガジン
(衝撃のスクープ)メンギスツ<エチオピアの独裁者>の皇帝殺しーハイレ=セラシエ皇帝はやはり殺されていた。今暴かれる社会主義の犯罪 (特集1)2001年の大予言 ●新・世界地図の読み方ー中国・ロシアは四分五裂、スコットランドは独立。21世紀のニューパワーシフト ●5年後の日本のニューリーダー予想番付ー閣僚名簿から大相撲まで各界の主役たちを徹底レポート ●10年後のMARCO一家は?−年収、子供の教育、住居、老後・・・・・あなたの生活はこうなる (特集2)日本は「報道鎖国」か? ●東京コレスポンデントー特派員の数、日本語の能力、外国報道機関のニュースはこうしてつくられる ●誤解と偏見のなかの日米報道摩擦ー外国人ジャーナリストのホンネ座談会 ●雲仙普賢岳決死行−噴火から一年。もう村には戻れない?山頂まで登ってしらべた普賢岳はいま ●「ジパングのお土産」大研究ーファジー炊飯器から「土井の草餅」まで、外国人100人が買ったもの等々
G−36 MARCOPOLO1992年6月号 文芸春秋編 (株)文芸春秋 Jun-92 900 A・620 映像時代の国際マガジン
(創刊1周年特別企画)世界発プログレッシブ・ニュース ●<アメリカ発>「サダムから逃げろ」捕虜たちの湾岸戦争ー撃墜された米軍パイロットたちが告白したもうひとつの「戦争」 ●<中国発>チャイナ・ネットワーク「洪門」の実力ー世界最大の”秘密結社”は生きている ●エイズの恐怖は加速するー「現代の黒死病」とたたかう患者の行方にいつ青空が・・・・・。 ●<ロシア発>寒い国の壮大な「失敗」−カメラがとらえた激動の1年 (ゲテモノからホンモノ風まで)これが世界の中の日本食だ ●オナシスの孫娘とカストロの娘「重すぎた銀の匙」−世界一の「富」と「権力」を背負ったふたりのむすめ ●”肝っ玉かあさん”VS,”スーパーウーマン”−バーバラ・ブッシュとヒラリー・クリントンのもうひとつのアメリカ大統領選 等々
G−37 MARCOPOLO1992年7月号 文芸春秋編 (株)文芸春秋 Jul-92 900 A・620 映像時代の国際マガジン
(MARCOPOLO SPECIAL)怪しい中国 あぶない中国)●「毛沢東もケ小平も紅い皇帝だ」−ソールズベリー単独インタビュー ●深?経済特区を行くー未完成アミューズメント・シティ ●中國人「日本密入国」ルートを追う ●人民の国の「忘れられた人たち」−中国のキャパ馬小虎がとらえた知られざる暗部<全国10省38の精神病院を取材> ●この100人を見よ!−地雷の被害者この100人の肖像は、カンボジアが置かれている現状を無言のうちに語りかける ●ニッポン拳銃列島ーこれだけは国際化してほしくなかった ●京都は京都がキライどすーパリはパリを愛す。フィレンツェもフィレンツェが好きだ。なのに・・・・ ●ロス暴動とは何だったのかー日系人が襲われ、黒人が助けた! 等々           * 本号をもって、「マルコポーロ」は、国際ビジュアル情報誌であることを止め、翌月より一般情報誌になってしまった。(男性版「クレア」) 今にして思えば登場が早すぎたのか? 
G−38 季刊「eats.」(イーツ)創刊第1号 「女子自身」編集 光文社 Summer−1982 1,900 A・780 食べもの情報誌
●いま、都市は食の情報でいっぱい!(情報マーケット)−スープを主役にした食事・美しいマカロニフラワーの世界等々、●日本人の朝食(総力取材/丸元淑生・壇晴子)、●ホーム・パーティ入門(愛川欽也・うつみ宮土理)、●夏の市場・博多(市場探訪)、●わが家の人気料理ベストテン(100人に聞く)、●わが愛する仙台の味(さとう宗幸)、●油は少なめの天ぷら・揚げもの(新・家庭料理入門)等々
G−39 「おはよう奥さん」創刊号 Gakken (株)学習研究社 創刊7月号−1995 1,900 A・480 生活すべすべマガジン
●(巻頭大特集)好評!わが家の手間なし料理ー手をかけなくても、こんなにおいしい、●おたくは大丈夫?梅雨どきの収納カビ、ゴキブリ、虫くいをシャットアウト!、●節約上手、貯蓄上手100人の「これなら貯まる」アイデア(得するページ)、●食品を安心して食べる本(とじこみ付録)、●小林カツ代のおかずがいっぱい(創刊記念特別付録)等々
G−40 「レタスクラブ」創刊号 西武タイム 西武タイム 11月25日/1987 1,900 A・200 月2回発行
●(特集)キッチンの知恵ー料理上手といわれる人のコツ 大公開!、●今夜は新米ごはんーとぎ方、炊き方、水加減ー秋の味ごはん23品、●おかずのカレンダー(11/16〜11/30)、●マンションの玄関ー住みかたしだいでこれだけ違う、●軽いコートーフワッとはおれて暖かい、●スポーツシューズをチェックする、等々
G−41 「TANTO(たんと)」創刊号 集英社 集英社 6月/1993 1,900 A・380
●(総力大特集)絵がをがうれしい「トマト」のおかずーご飯がすすむアイデアおかず&トマトソース徹底活用術etc.●(キッチン実利特集)100%冷蔵庫活用法ー得するしまい方や掃除方法まで疑問を解決、●定番チャーハンVSおもしろチャーハン、●(海外特派取材)渡辺みなみさんのアメリカン・ケーキ日記、●(主婦参加自己流レシピ)自信あり!うちの「焼きそば」、●(好きなお皿が電話で買えちゃう)朝昼晩と大活躍の「便利皿」を徹底的に探す、●蒲谷氏カツ代さん「ハンバーグ」基礎講座、●(創刊スペシャルとじこみ保存版36ページ)ご飯に合う「小さなおかず」全191品等々
G−42 「Vegeta(ベジタ)」創刊号 誠文堂新光社 誠文堂新光社 May-98 1,900 A・500 新・野菜人生活カタログ
●(特別企画)ケンジ野菜たりているか、●(野菜専科)グリーンアスパラ、●(第1回野菜会議)国際化社会のなかでの野菜ー広中和歌子・村松英子・坂東真理子・小室加代子、●おいしい野菜が食べたいーなぜ野菜はまずくなったのか、●シルクロードは野菜の道だったか、●古都京都の春/朝掘りたけのこ、●野菜が主役/いまおもしろい店22等々
G−43 安全な「食」図鑑 岩佐徹 (株)カラット 6月号増刊/2003 1,000 A・780 「自遊人」増刊号
●あなたの食べているものは本当に安全ですか?−”生産性向上”・”外見重視”がもたらした成果、それは”危ない食べ物”でした。 オレンジ-果肉にも発ガン性の防カビ剤・ほうれん草ー硝酸性窒素がたっぷり!?・大豆ー米国産の75%が遺伝子組換え・魚干物ーpH調整剤やアミノ酸を添加・茶ー化学肥料と農薬まみれ・トマトー収穫直前まで殺虫剤散布、●食べると危ない!?「食品・食材」図録−こんなラベル・表示に注意!、●安全な「食」・危険な「食」−米・味噌・漬け物・海産物・野菜・お茶、●魯山人の家庭料理ー「美味求真」の巨星が”本当の料理”と考えていたのは、素朴な「家庭料理」でした。、●"本物の食材”図鑑ー安全で美味しい”昔ながらの味”を集めました。 等々
G−44 「自遊人」1月号/2010年 岩佐十良 (株)自遊人 1月号/2010 1,000 A・680 隔月刊
●わざわざ行きたい美味しい店。料理X地方、●地方だから、畑も、養豚も、ソーセージ作りも、・・・・・。なんでも作っちゃうシェフが増えてます。−アルフィオーレ(仙台)・エスポワール(茅野市)他、●農園レストラン新時代ーテーマパーク型・レストラン先行型、農園発展型、家庭経営型、●人気宿覆面訪問記、●百年食堂(椎名誠)等々
G−45 「自遊人」5月号/2011年 岩佐十良 (株)自遊人 5月号/2011 1,000 A・680 保存版大特集
●進化を続ける世界のSushi<●new york(NIKO/sushi of Gari46/SOTO)−話題のニューオープン、ミシュランの星付き店。華やかなすし文化が広がっています。、●SHANGHAI(鮨 大山/Haiku)−世界各国の人が集まる上海は海外でもっとも日本人居住者数の多い街。 すしもバラエティに富んでいます。、●HONG KONG(板長寿司/板前寿司)香港のすしシーンをリードするのは、初セリでマグロを競り落としたあのすし屋です。、●RUSSIA-独自の道を突き進むロシアはグローバルずしの申し子?、TOKYO(日本橋 橘町 都寿司/すし処 海味/すし藤森/銀座 青空)酒肴と握りと酒をゆっくりと味わう・・・・。 主人にすべてを委ねる心地良さもまた、東京のすし屋の魅力です。>等々
G−46 「一個人」12月号/2008年 ベストセラーズ「一個人」 KKベストセラーズ 12月号/2008 1,000 A・680 保存版特集
●2008年至福の極旨ワインBEST200、●今、飲むべき極上シャンパーニュ39本−ピノ・ノワール、ピノ・ムニエ、シャルドネぶどうの品種別に味わいを徹底検証!、●2008年国産ワインコンクール金賞ワインの実力ーさらに品質が上昇した国産ワインの最高傑作29本を一挙公開、●国産ワインを先導する次世代の醸造家たち、●ブルゴーニュ世界最高峰のグランクリュを訪ねるー白のコート・ド・ボーヌVS赤のコート・ド・ニュイ、●決定!国別「2000円以下」極旨ワイングランプリーフランス・イタリア・アメリカ・チリ・オーストラリア・スペイン6か国対決!、●超人気!カリフォルニア・ワインのワイナリー探訪ーナバ、ソノマの2大地区の有名ワインを徹底飲み比べ 等々
G−47 「食楽」1月号/2010年 「食楽」編集部 徳間書店 1月号/2010 1,000 A・860
●(特集1)寿司通になりたい!−立食い&回転寿司から江戸前&注目店を完全リサーチ。「素材・鮮度と職人技」旨さの理由を徹底追求!、冬の旬魚、徹底解剖、今なお進化する江戸前の技ー煮る・〆る・焼く・づけ、等々、●(特集2)お酒のおともベスト100−食通24名が薦める!お酒のおとも大集合:ビールのおとも6人、日本酒のおとも6人、ワインのおとも6人、焼酎のおとも6人&取り寄せINDEX、●」(特集3)飲み方いろいろ!ハイボールはいろんな料理に合うんです 等々
G−48 「オレンジページCOOKINGごはんの本」創刊号 オレンジページ編集部 (株)オレンジページ SPRING/1991 1,900 A・450
●炊き込みごはんと混ぜごはん17品、●おすし10品、●炒めごはんとピラフ16品、●どんぶりごはん15品、●おにぎり・雑炊・リゾット13品、●わたしのとっておきごはん料理12品、●その他ーお吸い物・みそ汁13品、小鉢11品、即席漬け6品、煮もの2品、スープ・飲み物6品 等々
G−49 「オレンジページ」創刊号 オレンジページ編集部 (株)オレンジページ 7月/1985 1,900 A・200 生活便利マガジン
●(クッキング特集)安くっておいしいステーキー1人前680円以内で考えました。<マヨネーズステーキ・中華風ステーキ・キャロットステーキ・ステーキ野菜ドレッシング・焼き肉風ステーキ・タンドリーステーキ・トロピカルステーキ・みそ漬けステーキ等々>、●いいもの選ぶ目ーうおのめ切り・S字たわし・石けんケース、●(ファッション)夏。Tシャツ シンプルフィーリング、●マルチ商品ガイド、等々
G−50 「男の食彩」創刊号 日本放送協会 日本放送出版協会 6・7/1991 1,900 A・680 NHKきょうの料理
●江守徹のスパゲッティ・カルボナーラー幕間はシェフ気分!、●洋包丁の切れ味、●旨味を引き出す厚手鍋、●酒と器の話・酒の肴、●スープの真髄”冬瓜スープ、●テキーラとタコス、●村松健のパンづくり、●肉で味が決まる”ドイツソーセージ”等々
G−51 「COO(Ku:)」創刊号 「COO(Ku:)」編集部 (株)祥伝社 1991.11.20 1,900 A・880 別冊「微笑」
日本伝統の食材の力を見つめ直すネオ・ジャパネスクマガジン ●とうふは偉大ー安全・ヘルシー・ダイエット、●名庭でうっとり。京都「湯豆腐のお店」めぐり、●豆腐料理の魅力メニュー50(1)明治時代の逸品・究極の冷や奴・手作りがんも・鍋料理の隠れた主役、(2)平成の料理人、豆腐料理を作る、●東西11軒 豆腐料理の店紀行、●おいしくて安全な豆腐選び、●若さと美肌は大豆パワーで!、●困った、けれど大逆転!料理「とっさの知恵」200問200答、豆腐料理の名脇役・土鍋を識る、等々
G−52 スーパーレシピ 家庭料理の本 dancyu編集部 (株)プレジデント 1996 1,000 A・630 dancyu別冊
●実力派料理研究家のスーパーレシピ45−(1)小林カツ代さんの「新・おふくろの味」15品・(2)山本麗子さんに教わる中華と洋食15品・(3)加藤美由紀さんの「新感覚家庭料理」15品、●人気のイタリアンで華やぐ食卓ー12人の名シェフが作りだした12卓、●プロに教わる和洋中ー(1)プロに教わる和食のおそうざい7品・(2)プロの技で”わが家の洋食”レベルアップ7品・家庭の火力でもできるパワフル中華10品等々
G−53 推理作家の発想工房 南川三治郎 文芸春秋 1985 4,800 A・3500 オールカラー美本
推理作家は、どんなとき空想にふけり、プロットを考え、どのようにして執筆するのだろう。 読者にとって作品を読んでいても、その作家の素顔や生活環境、創作のようすはほとんど知らない。 だが、それを”垣間見たい”と思うのは推理作品を愛好して止まない人々にとって興味深いことに相違ない。 もともと推理小説の好きな私は推理作家の発想工房、すなわち舞台裏を覗きたい誘惑にかられ、密かに海外で活躍する作家たちを訪ねる『推理作家の発想工房』のプランを練り始めた。(本書「取材後記」より)     訪ねたのは、エリック・アンブラー、ロアルド・ダールにフレデリック・ダール、スタンリ・エリン、フレデリック・フォーサイス、ディック・フランシス、ブライアン・フリーマントル、アンドリュー・ガーヴ、グレアム・グリーン、ジャック・ヒギンス、パトリシア・ハイスミス等々欧米の超一流著名作家ばかり30人という豪華版。 ジョルジュ・シムノンは真っ先に訪問している。 作家たちは、自宅のソフアにくつろぎながら、作家になった経緯・小説作法・朝昼晩の生活ぶり・趣味等々楽しそうに語っている。 カラフル・ビジュアルな写真主体の見て楽しむ1冊!                  4163399704
G−54 アガサ・クリスティ-読本 早川書房 早川書房 1978 1,800 A・850
●クリスティー、人と作品:簡潔さの女王(エドマンド・クリスピン)・クリスティー語る(フランシス・ウィンダム)・純英国的レディ(マイケル・ギルバート)・売行倍増事件(エリザベス・ウォルター)、 ●クリスティー論:ノスタルジーの王国(コリン・ワトソン)・コーンウォリス卿の復讐(エマ・レイサン)・謎解きの女王(ジュリアン・シモンズ)・誰でも知っていたクリスティー(シリア・フレムソン)・誰も知らなかったクリスティー(ドロシイ・B・ヒューズ)、 ●イラストマップ:セント・メアリー・ミード村とミス・マープル&オリエント急行の殺人とポワロ、●イラスト・ストーリー(知られざるエピソード集):ビクトリア朝の少女が探偵作家になった、 ●ポワロ、ミス・マープル、その他:わが友ポワロ(H・R・F・キーティング)・ミス・マープルの肖像(クリスチアナ・ブランド)・パーカー・パインとクィン氏(E・F・バーゲイニア)、 ●映画・演劇・音楽:アガサ・クリスティー映画(フィリップ・ジェンキンソン)・演劇へのミダス王の贈り物(J・C・トレウィン)・音楽とミステリ(ウイリアム・ウィーヴァー)、 ●傑作戯曲・本邦初訳280枚「検察側の証人」(ビリー・ワイルダー監督・マリーネ・ディートリッヒ主演の名画「情婦」<1957年>の原作)、 ●クリスティー・アルバム&詳細な年譜と作品リスト ●別冊付録「クリスティー小百科」 等々  
G−55 第一次世界大戦 リデル・ハート フジ出版社 1976 4,800 A・4000 函入り・502頁
本書は、続編の「第二次世界大戦」(1970)と共に、有数の軍事思想家であり戦史家である著者の代表的著述である。  彼は第一次大戦従軍(退役時は大尉)の経験から、いち早く戦車および航空機の近代戦における潜在的可能性に着目し、当時まだ騎兵の突撃による勝利の夢から醒めきっていなかった旧派の軍事思想家と鋭く対立した。  初めは英国よりもアメリカやドイツにその賛同者を獲得し、ドイツの名将グーデリアンも彼に学び、また北アフリカ戦線の覇者ロンメルも若き日に装甲戦の基本戦略を彼の著書から学んだといわれる。  戦後ロンメル未亡人が亡夫の書き残したものを彼に送って、その編集出版を依頼したことはよく知られている。  第二次大戦中。連合軍の司令官らは時折彼を訪れて、戦略戦術に関して忠告を受けたり、霊感を与えられたりしたため、彼は「将軍たちを教える大尉」として評判になった。(本書「訳者あとがき」より)       内容的には、1.戦争の原因、 2、両陣営の兵力、 3、両陣営の作戦計画、 4、クリンチー1914年、 5、行詰りー1915年、 6、相討ちー1916年、 7、緊張ー1917年、 8、急展開ー1918年、 エピローグー総括に分かれる。     別冊付録『地図・資料集』(64頁):三色折込地図3枚・二色刷地図28枚&参戦各国軍戦闘序列・軍配備表・写真ほか 
G−56 長篠合戦の世界史 ジェフリー・パーカー 同文館 1995 4,800 A・3900 ヨーロッパ軍事革命の衝撃1900〜1800
近代史はつねにヨーロッパ進出史という側面をもっている。  ヨーロッパないし欧米の世界進出という文脈を抜きに、近代を語ることはできない。  しかし、そもそもなぜヨーロッパにそれができたのか。  地球的規模でみれば、中国・日本を中心とする東アジアやイスラム世界は、歴史上、ヨーロッパよりはるかに豊かで進んだ地域であり、ずっと有利な条件に恵まれていたはずである。  これらの地域はなぜヨーロッパに先を越されたのか。  本書は、十六世紀から十八世紀にかけてのヨーロッパと世界を対象として、この疑問に回答を与えようとする、すこぶる意欲的な世界史叙述である。  本書では、その回答を「ヨーロッパ人が史上初の地球的規模の帝国を築くのに成功した秘訣は、<軍事革命>という彼らの戦争遂行能力の向上にあった」とする。   読者がとりわけ興味をひかれるのは、日本の近世史を論じた部分であろう。  野戦でマスケット銃を活用する最良の戦術(「斉射」)を、世界で最初に発見したのが織田信長だったという指摘には、訳者も驚きのあまり息をのんだ。  長篠の戦いは、日本が軍事革命の最先進国であったことを示す、世界史的な事件だったとは。(本書「訳者あとがき」より)     4495861514  
G−57 野鳥と共に 中西悟堂 春秋社 1962 900 A・800 定本・野鳥記 第1巻(函入り)
私の選集の第一巻に、鳥の飼育を骨子としている『野鳥と共に』を据えることは、「鳥は飼ってはならぬ。 山野の族は山野のままにと訴えている今の私としては、決してふさわしい仕方ではない。  が、この一巻は、私にとっても、また時代的にもすでに古典であって、この本を書いたころは、まだこんにちほど、飼鳥ということが気のひける時代ではなかった。 それどころか、自由の天地をすみかとする野鳥を小さい籠にとじこめて飼うこと、そしてそのような飼鳥のことで互いに競い合うことを能事とし、誇りともしていた時代に、あえて放し飼いをとなえ、かつ実際に行なって、「鳥を飼いたいなら、せめてこうして飼え」という啓蒙、とその見本とを、飼鳥界並びに一般世間に示したのであった。  ともあれ、「日本野鳥の会」発足後に、放し飼い時代の経験の、ほんの一部分をまとめて出版した『野鳥と共に』は、存外の反響を得て予想外の売れ行きを示し、その年の上野図書館最高の閲覧図書というレコードも作ったが、そうした意味で、『野鳥と共に』は鳥界にとっても、私自身にとっても、一エポックとしての記念塔であり、私自身の出発点でもあるから、この一巻を抹消しては私の選集は成り立たないことを諒承していただきたいのである。(本書あとがき「定本野鳥記について」より)         内容的には、1、葭五位の放飼、2、鵜と鷺、3.鵜の放飼、4.中鷺と五位鷺の放飼、5.尾長の習性、6.嘴細鴉、7.放飼の雀、8、モズの話、9、放飼の諸鳥、10.リスを育てる、11モモンガ飼育記および山野編に分かれる。
Gー58 完訳 釣魚大全 アイザック・ウォルトン 虎見書房 1970 4,800 A・2000 函入り
本書には、当然のことながら、釣りの方法、釣場の研究、魚の生態、餌の問題、魚の料理法など、ありとあらゆる魚釣りの実際にして必要不可欠の問題がとりあげられている。  しかし若し本書が、ただそれだけの実用的な書物であるならば、三百年の長寿を全うするはずはないのである。   本書の人気の秘密は、釣魚という人間の行動が、いかにして成立するかという謎を、解明している点にある。   ”わたしたちはなぜ魚を釣るのか”という設問は、やさしいようで非常に難しいのである。   ウォルトンはこの難しい問題を”瞑想的人間のリクリエーション”というサブタイトルと共に、見事に掘り下げてみせた。   ひとくちにいえばそれは釣師の気分であり、気分の哲学なのである。   そしてその気分は、深い研究心と、対象にたいする執念と、努力と忍耐の果てに、わたしたちに訪れる、楽しさのことなのである。   本書においてウォルトンは、くどいまでに主張している。   多忙を理由に、金もうけを理由に、釣りをしないひとびとは、人間の楽しさの大半を放棄している、と。(本書「『釣魚大全』書誌」より)  
G−59 釣師気質 石井研堂 アテネ書房 1987 4,800 A・3200 釣遊秘術・740頁
往時の釣り風景を活写した幻の書!  「本書は、一言にして之を盡せば、著者の品匣(釣具入れ)中なる釣手帳の変身のみ。  出遊毎に、書き留めたる多年の筆録に基き。側面より,遊楽的釣漁法を解説せんことを試みしに過ぎざるなり。  されば、教科書風の釣漁書とは、自ずから其の撰異なり、理論に亘るとは、之を本書中に求むべからず。  本書、上巻は,専ら一月より十二月までの釣遊記を、中巻は、釣的雑著或は雑漁記等を収めたり。  著者素と。唯これのみを刊行せんとの考なりしも、友人の勧告に従いて、新に術略一巻を加え、始めて斯遊を試みんとする人の為にすることとし、全篇を上中下三巻に分てり。  前後の詳略繁簡自ら異なるは、この為めなり。」(本書「凡例」より)         「室内にとどまって書物を読みつつ過去の大いなる日をうつらうつら回顧する釣師のことをアームチェア・フィッシャーマンと呼ぶが、この本はそういう雨の日の英雄たちにひそやかな拍手のはしゃぎで歓迎されるであろう。 開高健」(本書帯より)             本書は、昭和52年に限定版(700部)として復刻刊行したものを、装丁をかえ、普及版として刊行したものである。  本書の初版本は、明治39年12月に博文館から刊行されている。          *著者石井研堂(1865〜1943)は、「少国民」など少年雑誌編集者にして明治文化研究家である。 また、幸田露伴の釣友でもあった。                   4871521079        
G−60 露伴の釣り 幸田露伴著・開高健編 アテネ書房 1985 4,800 A・2800 567頁
「一芸に秀でた人が同時に諸芸でも妙味を発揮するという例をときどき見かけるが、露伴の釣談は雨の日のアームチェア・フィッシャーマンにとっては、この上ない静思の歓びをあたえてくれる。   不定形のいらだちと爛れでザクザクに荒れた心は、この人の、真摯とおかしさをくまなくわきまえた釣談の妙味に、その、今戸焼のキンタマ火鉢でミミズを飼う苦心談や、『太公望』の雅俗混交のみごとな、とめどない探求の史譚や、『蘆聲』に見るような思いやりのしみじみとした柔らかさと深さなどに、長時間の手術の禁断のあとでの一杯の冷水のようなものを味わえることだろう。   あなた、この一巻をどこから読んでどこでやめてもいいから、くつろいで味わいなさいな。   何しろこれらは碩学が雨と風のなかからひきだしたものなんだから、しっかりと寝かされていて、底深い。   無人島へいくときには、ぜひ。」(本書巻末「碩学、至芸す 開高健」より)               *釣りの心と技の極致を雄々しく、詩情豊かに描き尽くした作品のすべて。  主な内容:「太公望」、「幻談」、「釣餘談」、「雨の釣」、『釣魚談」、「談水」、「詩歌」、「書翰・日記」など                 4871521060   
G−61 完本 私の釣魚大全 開高健 文藝春秋 1976 1,800 A・1800
「決定版! 釣魚エッセイとして異色無類の本書。  著者はその後のあくなき探求、たゆまざる練磨、そして、その釣果を大幅に加筆、ここにゆるぎなき完本とす。」(本書帯より)      「『輝ける闇』という作品を執筆しているとき、何か月となく部屋に閉じこもったきりだったので、足から力がぬけてクラゲみたいになってしまった。  そこへ『旅』から声がかかって、釣りの旅を毎月やりませんかという提案だった。   そこで三神君と二人であちらこちら釣歩きをして、毎月、同誌に連載した。   それがたまたま池島信平氏の眼にとまり、面白い、面白いという同氏にそそのかされるまま文藝春秋から本にして出版してもらった。   『私の釣魚大全』はその後絶版になったのだが、ちょいちょい読みたいと訴えてくる人があり、文藝春秋出版局も面白がって(新装版で)再刊しようという過分の御好意。   そこで、その後の釣り修業のいくつかについての新稿を増補して、エイ、毒食わば皿までと居直って、またまた釣人不語のタブーをやぶることにした。」(本書「後記」より)       
G−62 雨の日の釣師のためにー釣文学35の傑作 D&G・パウナル/開高健 TBSブリタニカ 1991 4,800 A・2000 新装版
魚とたたかう釣師の熱狂と陶酔と恍惚と・・・・・生きることの喜びを実感するあの一瞬を語りつくす釣文学集(本書帯より)      <主な収録作品>「二つ心臓の大川」ヘミングウェイ、「誰にも釣れない鱒」フォークナー、「クレオパトラのいたずら」シェイクスピア、「かわめんたい」チェーホフ、「魚」D・H・ロレンス、「釣師」イェイツ、「二人の友」モーパッサン、「幻談」幸田露伴、「釣魚記』井伏鱒二、「黄金の魚」開高健ほか         「雨の日、コーヒー茶碗を片手に肘掛椅子に沈み込んで壮烈、華麗な法螺話にふけっている釣師の姿がよく見える。   こういう日は釣道具のカタログの頁を繰ったり、鉤を磨いたり、チビチビやったり、ウトウトしたりしかないので、たいていみんな三年前の”奇跡的”大物か大漁の話に熱中する。   どれもこれもかなり潤色してあるらしいことはみなさま薄々感じているけれど、つぎに自分のハナシを聞いてもらうためにしょうことなく耳を傾けるそぶりをしている。   この種の自慢話は釣りには不可欠のものであるし、いいスパイスでもあるので、やめようたってやめられるものではない。   この巻に収められた諸作の解説を書こうかと思ってペンをとったのだが、どれもこれも読めばわかる篇ばかりだから、よけいなお世話と思うにいたった。」(本書「雨も愉し  開高健」より)    4484911167     
G−63 イギリスの鱒釣り フランク・ソーヤー 晶文社 1990 1,800 A・2400 釣り文学の傑作!
あざやかな緑につつまれた清流、川底のぴかぴか光る砂利。   孵化したばかりの稚魚、羽化するフライ。   ライズする鱒。   毛鉤を巻く釣人ー。   イギリス、ソールズベリー平原を流れるエイヴァン川。   フランク・ソーヤーは生涯を、この川の管理人として過ごした。  鱒、ローチ、ウナギから、アオサギ、カワウソまで、川の自然を彩る野生生物たちの丹念なる観察。   フライ・フィッシングの醍醐味。   そして野生鱒の保護・育成にかける熱い思い。  −自然への愛を素朴ながら温かさに満ちた筆致でつづり、人びとに深い感動をあたえつづけている釣り文学の名著。   待望の新訳。(本書カバーコピーより)                  4794958846
G−64 シベリアの釣 D・サマーリン編 恒文社 1995 1,800 A・980 新書版
釣師の話には、”太い話”が多い。   これは古今東西を問わず、しかも未来永劫不変の原理にちがいないと思われるのだ。   本書『釣の思い出』はそんな太い話であふれている。   本書の短編「ナマズ」は、典型的な釣師の太い話。   物語は、アヒルを餌にしてナマズを退治するストーリーにつながるのだが、このナマズ「ようやく四人で家に運んだ。   少なくとも八十キロは前の奴より大きかった」と、これはもう怪物クラスなのだが、さらに腹を裂いたら、行方不明になっていた犬がでてくるは、川を渡ろうとした熊がナマズに食われたとか、ポンポン蒸気船だって、その騒々しい音にナマズは嫌気がさしてでてこないけれど、ソノ気になればひと呑みにするーとか、ロシアのナマズの怪物ぶりはエスカレートしてゆくのである。   こうした太い話はホラ話と聞いてもたのしい。   本書の十六の物語はどれも太くてユーモアにあふれていて、そして何よりも牧歌的な作品世界が心地いい。   魚と釣師を中心に、山と川、森とそこに生きる動物たちの魅力的な十六の物語をどうぞおたのしみください。(本書「解説ーニヤリとさせる十六の釣師のものがたり」より)             4770408455
G−65 川釣り 井伏鱒二 岩波文庫 1990 500 A・410
 「人も知る釣りの名手井伏鱒二氏は、たんに技術にすぐれ獲物の量を誇るだけの名手ではない。   釣竿を手に、伊豆の山、甲州の川へと分け入る氏が、自分の釣り場を思い出しながら書いた随筆や短編小説を集めたこの1冊は、釣りの世界を語りながら、人生の諸相をあたたかいユーモアでつつんで巧みに描き出している。」(「解説=飯田龍太」より)                       4003107721
G−66 奥アマゾン探検記(上・下) 向 一陽 中公新書 1978 900 A・(上)440、(下)440 2冊揃
冒険心と探求心との結合が生んだアマゾン世界の大パノラマ! 恐怖の原始インディオ、猛毒のヘビ、最奥の秘境地帯を行く!(本新書帯より)    冒険家と専門家からなる日本人のパーティがオリノコ河畔を南へ向けて出発した。   幾多の障害を乗り越えて踏査四年、本書は民俗・植物・熱帯農業・気象・医療等の貴重な学術的資料を伝えると共に、好奇心に富む男達の爽快な冒険記である。(上巻)   隊はイキトスからウカヤリ川を遡上、ペルー南東部の密林に覆われた秘境に入る。   文明の進出に追われた先住インディオ最後の聖域である   。    いつ襲来するかもしれぬプラボーの不安、案内人を瀕死に至らしめた毒ヘビ、進行を誤らせる無数の支流、そして川沿いの村に見かける老境の日本人開拓者・・・・・。   大アマゾンの雄大と小止みない変化を見続けて四年、横断はボリビアのサンタクルスに終わる。 再編された後期隊の迫力にみちた全記録。(下巻)        
G−67 森の生活 H・D・ソーロー 岩波文庫 1979 500 A・550
 ソローの『森の生活』の最大の魅力は、考えて生き方を選んでいるところだ。著者はウォールデンという湖のほとりに、自分の手で家を建て、典型的な自給自足の生活をする。   それもかなり過激なスタイルで、カーテンさえ、陽光を遮るから不要さという。   衣服を選ぶのも、実用性より目新しさで選ぶ人が多いが、それではその人は衣紋かけだと、手厳しい。   住まいにしても、鉄道工具を入れる箱くらいのスペースさえあればいいのに、もっと大きな贅沢な箱の借り賃を払うために死ぬ思いをしていると批判的だ。   酒を飲むのは無駄、肉を食べるのはキライ、野菜や野生の果物だけで十分という。   いまから百五十年も昔のアメリカの話だが、すでに人々は物質文明の影響を受け、人間本来の生き方からみれば不必要なものに囲まれ、それに依存して生きている、と著者は指摘する。   男たちは、それに共感し、田舎で暮らそうとする。   田舎で暮らせなくても、せめてできるだけ身軽にモノを持たずに生きようとする。   自分のことは自分でする、余分なモノは買わない。   生きるということはモノを持つことではなく、日々を具体的にどう暮らすか、ということが大切だ。   それまでの男の価値観を変える貴重な一冊だ。(音楽評論家・田川 律  朝日新聞<夕刊>平成8年4月20日所載)                                 
G−68 セルボーン博物誌(上・下) ギルバト・ホワイト 岩波文庫 1977 900 A・<上>200、<下>400 岩波文庫創刊50年記念復刊15・16
イギリスの片田舎セルボーン、風光美しいこの村から知人の博物学者に書き送られた自然観察の報告。 文学的香気高い名編。   生き生きと愛情込めて描かれるセルボーンの鳥や動物たち、注意深い観察の眼と、著者の身についた文学の教養が生み出した自然文学の傑作。
G−69 野生の呼び声 ジャック・ロンドン 新潮文庫 1959 100 A・140
ゴールドラッシュ時代、セント・バーナードとシェパードの血をうけた飼犬バックは、ある日、邸から盗み出され、アラスカ氷原へ連れてゆかれた。   そこには、橇犬としての過酷な日々が待っていた。   きびしい自然と、人間の容赦ないむちの響きに、バックの野性はめざめてゆく。   数年後、広い峡谷を駆けてゆく狼の一群のなかに、毛並みのふさふさしたたくましいバックの姿が見られた。(本文庫カバーコピー)
G−70 白い牙 ジャック・ロンドン 新潮文庫 1958 100 A・240
四分の一だけイヌの血をひいて北国の荒野に生まれたオオカミの仔”白い牙”−インディアンに飼われ、立派な橇イヌに育ったが、白人の手に売り渡されて過酷な訓練の結果、野性を呼びさまされた獰猛な闘犬になる。   しかし親切な白人に買われて橇の先導犬になった時、彼の中には主人に対する愛情が芽生えていた・・・・・ 動物の眼を通して人間世界を鋭く批判した動物文学の傑作である。(本文庫カバーコピー) 
G−71 戸川幸夫動物文学(一)(二)(三) 戸川幸夫 新潮文庫 1968 900 A・各冊200円
「十のうち八までは、動物の習性、心理、社会構成をとり入れ、あとの二を小説化して行く」のが著者の動物文学における小説作法である。   第一巻には、動物の賢さ美しさを描き、人と動物との交流を厳しい自然の環境にあたたかく捉えた「咬ませ犬」「爪王」等6編を、第二巻には、「御用邸狐」「熊の村」等6編を、第三巻は、狭い日本の風土の中で、人間に追いつめられ滅びつつある野生の動物を描いた「左膳鴉」「飴色角と三本指」等6編を収録。
G−72 北満の樹海と生物 H・バイコフ 大阪屋號書店 1942 2,400 A・弐圓
本書の原著者バイコフは、すでにわが国でも「王大」(「偉大なる王」)と「ざわめく密林」によってその名を知られている。  彼の著作は、殆んど満州や、シベリヤの密林地帯に棲息する動物を主題とした小説風のものによって占められている。  殊にここに訳出した「北満の樹海と生物」は、単に動物の生態を取り扱った読物としてばかりでなく、広く北満の風物誌として大きな興味と価値がある。  ここには、北満の樹海に棲息する、さまざまな鳥獣の生態があるばかりではない。  ここには,尚、植物や、気候や、風土や、さらに密林生活者の生活や、風俗や、習慣や、宗教などが描かれている。  その意味で、この作品は、バイコフの全作品中でも特殊な意義を有するものと言うことができる。  原著には、著者自身の手になる写真や、挿絵がかなり多数に掲載されているが、写真の方はかなり鮮明を欠くものが多いので悉く省き、挿絵の方は殆んど転載することにした。(本書「訳者の序」より)、
G−73 シートンの自然観察 E・T・シートン どうぶつ社 1985 900 A・1200 自然誌選書
「ここに収録したものは、すべてアメリカの野性動物の足跡や痕跡である。  これらの記録をとるために、わたしは七十年以上の期間、カナダやアメリカ奥地の森や雪の荒野、沼地、極地のツンドラ地帯を歩きまわり、いつも忍耐強く動物たちの足跡や痕跡を追い、記録し、その生活を解明しようと努力をつづけた。」(本書「はじめに」より)            ◆数々の名作を生み出したシートンが、今、自らの体験をふまえて自然観察の方法を具体的に語る。   そして足あとから、その動物たちの日常のドラマを壮大に展開、推理と想像の楽しさ面白さを存分に語る。   自然とは、こんなに素晴らしいものか!      ◆著者はアメリカの動物文学者、自然への深い理解と野生動物への愛情に根ざした<動物記>を発表、今なお多くの読者を魅了し続けている。   本書もまた、永遠の名作として多くの人々を自然へといざない続けるであろう。(本書カバーコピー)   
G−74 ソロモンの指環 コンラート・ローレンツ 早川書房 1987 900 A・1300 動物行動学入門
ノーベル賞受賞のローレンツ博士が身辺の動物達とたわむれ語り合いながら、彼らの行動を深い洞察力とユーモラスな筆致で描いた世界的名著(本書帯より)      「犬やトゲウオやカラスやガンとともに暮らすローレンツは、魔法の指環こそもってはいなかったけれど、代わりに科学者の目と頭脳を用い、汗も流すことによって、ソロモン王よりも深く生きもののことを知り、生きものとまじわることができた。   この本は、そういうかれの数々のいきものとのつきあいを楽しくかきとめたものだ。   (中略)読んでいて深いよろこびをおぼえる豊かな本である。」(三木 卓    S59.6.10朝日新聞日曜版)
G−75 ヤマベ・ハヤ釣り入門 神田米吉 西東社 1975 500 A・850 図解早わかり
淡水魚の中でもヤマベ・ハヤは、全国の河川の清流部に広範囲に見うけられる魚で、姿も美しく数も多い。   本書は、初心者やこれからヤマベ・ハヤ釣りを始めようとする人々の手引きとなるような気持ちで、筆者なりの考えを述べたつもりである。(本書「はじめに」より)       内容的には、1.ヤマベ・ハヤ釣りの魅力、2.釣りの準備ー道具・携行品、釣りの仕掛け、エサ、3.釣り方、4.モロコ・クチボソ釣りに分かれる。
G−76 大国の興亡(上・下) ポール・ケネディ 草思社 1993 4,800 A・2800(上巻)、2800(下巻) 原注を付した決定版、2冊揃
大国はなぜ没落知るのか? その原因を膨大な歴史的事実から検証した名著。(本書帯より)                「本書のテーマは、「近代」−すなわちルネサンス以降ーにおける国家の力と国家間の力関係である。   ここ5世紀のあいだ、さまざまな大国が相対的にみていかに興隆しあるいは没落していったか、その軌跡をあとづけ説明することが、本書の意図である。   本書の主なる関心は、主要各国が国際体制のなかで富と権力を求め、豊かで強力な地位を築こうとして(あるいは維持しようとして)努力したときに経済と軍事戦略がどう相互に作用したかということである。」(本書「はしがき」より)        (上巻)4794204914,(下巻)4794204922
G−77 脅威 アンドルー・コックバーン 早川書房 1985 900 A・2000 ソ連軍事機構の実体
「われわれはソ連の軍隊についてほとんど知らない。   われわれでソ連の軍隊にいた者はないからだ。   ソ連の軍事機構もソ連社会の一部だからそれほど変わるはずもないのだが、ソ連の軍隊というと、十月革命の記念日の赤の広場のパレードをみているせいか、社会主義の祖国を守る一糸乱れない機構のような気がする。   だがソ連の軍事機構だけが、ほかのソ連社会と違っているということがあり得るだろうか。   この本は、ソ連出国を許されたユダヤ移民など豊富な資料を使って、中央集権化すれば官僚主義で動きが取れず、手綱をゆるめると、アナーキーで捉えどころがなくなる。   といったあらゆる意味で他のソ連社会と全く変わらないソ連の軍事機構を描いている。   それなのになぜペンタゴンは、終始一貫してソ連の軍事的脅威ということをいいつづけ、そしてクレムリンとソ連軍部はそれに反発しないのか。   この本のもう一つのテーマはここにある。」(本書「訳者あとがき」より)          4152032812
G−78 ローマの歴史 I・マンタネッリ 中公文庫 1979 500 A・540
「読み出したら止められないような本がある。   小説の場合もあるし、ノンフィクションの場合もある。   だが、歴史でこんな面白い本はちょっと例がない。   ローマ史は大体陰気くさいものと決まっている。   ところが、これはそうではない。   シェークスピア劇が連続上演されているようだ。   息つく暇もない。   人間臭さでむんむんする歴史である。」(本書カバーコピー   辻 邦生)                        4122006058
G−79 カルタゴ 服部伸六 社会思想社 1987 500 A・520 現代教養文庫
「カルタゴは、じじつローマが大きくなろうとしていた時に巨大であったという過誤を犯していたのだ。」(本文庫帯より)       内容的には、1.カルタゴへの道、2.海洋帝国の誕生、3.カルタゴの大航海時代、4.ローマとの攻防、5.カルタゴの六六〇年、6.フェニコ=カルタゴの世界7.カルタゴの教訓に分かれる。                 4390111949
G−80 ローマ・カルタゴ百年戦争史 塚原富衛 社団法人「小さな親切」運動本部 1990 1,800 A・1500
「本書は、著者の戦前の著書である。   いま世界は二十一世紀を直前にして大変革期を迎えている。   この時にあたり、ローマ・カルタゴ二大国の百年にわたる戦争はハンニバルという大英雄、ファビウスの叡智をはじめ、今もなお、歴史から多くのものを語りかけてくる。   重ねて、防衛と国家と経済力とは、今もなお大きな課題として渦巻いているとき、『ローマ・カルタゴ百年戦争史』を人類の教訓の資として再刊することになった。」(本書「あとがき」より)   内容的には、(序編)ローマ・カルタゴ建国の歴史、(第一篇)第一ポエニ戦争、(第二編)第二次ポエニ戦争、(終編)カルタゴの滅亡  に分かれる。
G−81 コンスタンティノープル千年 渡辺金一 岩波新書 1985 500 A・430 革命劇場
スキャンダル! 内乱! わきあがるシュプレヒコール!  十五世紀までビザンツ帝国の首都として千年の栄華を誇った大都会コンスタンティノープル(現イスタンブール)−そこで、皇帝と市民はどのような政治を演じたか。   歴代皇帝のうち半数がクーデターで失脚という壮絶な抗争の陰に、どんなドラマがあったのか。   権力と大衆、さらには国家と選挙と革命をめぐるダイナミズムを生き生きと描く。(本新書カバーコピー)           内容的には、プロローグ.スキャンダルのある社会、1.憲法感覚ー皇帝は管理人、2.大都会のなかの帝王、3.<サーカス対話>、4後継者指名のスタイル、5.儀式としての革命、6社会的流動性、エピローグ。市民の向背  に分かれる。              
G−82 大日本戦史 第六巻 史料編纂官 高柳光壽 三教書院 1942 1,800 A・弐圓五拾銭
「文化と戦争とは一見対蹠的な事実であるが如く見られる。   けれども事実は、戦争は人間生活の最高峰に達した一の文化現象というべきである。   戦争においては、武器は勿論、用兵作戦その他後方設備に至るまで政治経済は固より、學藝技術等あらゆる方面において、彼我両軍は各々その有する建国以来の長き歴史の下に作られた国民文化の精華を、全面的に傾け尽くして、之に従事するのである。   ただそれが普通一般には、破壊的方面を代表するものなるかの如く見られている點から、文化ということから著しくかけ離れた現象であるかの如く思われているのである。   われらは戦争史こそは、それが正しく記述せられる限りに於いて、文化史の最も重要なる一部を成すものであると信ずる。   われらの「大日本戦史」は陸軍及び諸大学の各専門家の執筆を辱うし、以てこの快著を得たのである。   さればその内容は我が国戦史の権威と称すべく、永く子孫に伝えて耻しからぬものと信ずる。」(本書「はしがき」より)         内容的には、「函館戦争」、「西南戦役」、「日清戦争」及び「北清事変」に分かれる。
G−83 「武功夜話」紀行(東海の合戦) 舟橋武志 ブックショップ「マイタウン」 1994 2,000 A・2400
戦国史の土手っ腹に風穴をあけた前野文書『武功夜話』−。  本書は、この文書で解き明かされた数々の歴史の中から、東海地方で行われた二十の合戦を取り上げた。   紹介するに当たっては創作や誇張を極力避け、『武功夜話』をはじめとする各種資料に基づいてできるだけ忠実に展開した。(本書「制作余話」より)        「昭和三十四年九月、東海地方を襲った伊勢湾台風で愛知県江南市前野町<旧前野村>の旧家吉田(かっては前野姓)龍雲氏宅の土蔵が崩れ、『武功夜話』は多くの収蔵品とともに偶発的な形で見つかった。 当初、之を読まれた龍雲氏は「わが家の先祖はいい加減なことを書いている。  いまの歴史とは違うことが多すぎる」と公表をはばかられていた。   『武功夜話』が学界内外の話題を巻き起こすのは、龍雲氏の実弟吉田蒼生雄氏が昭和六十二年に活字化された『武功夜話』全五巻(新人物往来社)が出版されて以降のことである。   この本の出版により、一般の人でも初めてその全貌を知ることができるようになった。  そしてそこに書かれている内容の面白さに真っ先に飛び付き。それを作品として発表して行ったのは多くの優れた作家たちだった。   津本陽『下天か夢か』、遠藤周作『男の一生』などはたちまちベストセラーとなり、以降、『武功夜話』関連の小説や歴史書はかなりの数が出回っている。」(本書「序にかえて」より)
G−84 「武功夜話」検証 信長・秀吉戦跡実地踏査報告 松浦武 新人物往来社 1996 7,000 A・8000 大判・561頁
「『武功夜話』という戦記物語は、興味深い作品である。   『平家物語』や『太平記』に劣らない作品である。   『武功夜話』の見事さにひかれて、わたしはここ十年ほど、その調査研究にたずさわってきた。   一つは机上における文献学的調査、もう一つは『武功夜話』に登場する戦跡城址の実地踏査である。   文献学的調査の結果は、今日、一般に知られている二十一巻本が、徳川末期の写本で、ときどき後年の加筆と誤写があることを確認した。   また、『武功夜話』の戦績城址を見て歩くと、『武功夜話』の文章のほとんどが、実戦実地における体験者の裏づけがなければ書けない文章であることが分かってきた。」(本書「まえがき」より)  内容的には、1.「尾張・伊勢篇」、2.「美濃篇」、3.「近江篇」、4.「丹波篇」、5.「紀伊・和泉篇」、6.「播磨・摂津・但馬篇」、7、「吉備・讃岐篇」、8.「伊豆・武蔵篇」に分かれる。       「昭和三十四年九月、東海地方を襲った伊勢湾台風で愛知県江南市前野町<旧前野村>の旧家吉田(かっては前野姓)龍雲氏宅の土蔵が崩れ、『武功夜話』は多くの収蔵品とともに偶発的な形で見つかった。 当初、之を読まれた龍雲氏は「わが家の先祖はいい加減なことを書いている。  いまの歴史とは違うことが多すぎる」と公表をはばかられていた。   『武功夜話』が学界内外の話題を巻き起こすのは、龍雲氏の実弟吉田蒼生雄氏が昭和六十二年に活字化された『武功夜話』全五巻(新人物往来社)が出版されて以降のことである。   この本の出版により、一般の人でも初めてその全貌を知ることができるようになった。  そしてそこに書かれている内容の面白さに真っ先に飛び付き。それを作品として発表して行ったのは多くの優れた作家たちだった。   津本陽『下天か夢か』、遠藤周作『男の一生』などはたちまちベストセラーとなり、以降、『武功夜話』関連の小説や歴史書はかなりの数が出回っている。」(「武功夜話」紀行「序にかえて」より)         
G−85 芥川龍之介 宇野浩二 筑摩叢書 1967 900 A・1300
「初めは『芥川龍之介』(思い出すままに)という題の示すとおり、ごく気楽に書くつもりだった。 さうすれば、このようなボロを出さなくても、すんだかもしれなかった。  ところが、軽薄な私のわるい癖で、調子に乗って書いてゆくうちに、柄にもなく、つい、芥川の作品について、感想を述べた上に、批評めいたことに手を出したために、その間に別の仕事を幾らかしたけれど、昭和二十六年の七月二十四日(実に芥川が世を去ってから二十四年目の祥月命日の日)から書き出し、やっと、昭和二十八年の二月十七日に書上げたが、もとより、鈍才な私は、ずいぶん手古摺った。(本書「あとがき」より)                            *珍しく感じ、かつおかしかったのは、著者が芥川に連れられて京都の宮川町に行った時のエピソードだ。「廊下を一つへだてた部屋から、ときどき「あッッ」という声やをかしそうに笑う声が、夜がふけて、あたりがシインとしているので、かすかな時もあるが、わりにはっきり聞こえることもあった。(中断)翌朝、喫茶店で、「ところで、昨夜、君の部屋の方で、夜中に、アツツ、というような声が聞こえたが、あの、アツツというのは、何だ」「あれか、・・・・・」と、芥川は、苦笑しながら、いった。「あれは、君、『ハリカタ』にいれた湯が熱すぎたので、ちょいと吾妹<わがも>が悲鳴をあげたんだよ。・・・・・・あれは、しくじったよ、僕も、あれには、まいったね。」」      
G−86 伝記 谷崎潤一郎 野村尚吾 六興出版 1972 900 A・3000 函入り
文豪・谷崎潤一郎の全生涯を見事に復活させた労作。 毎日出版文化賞受賞!!  「『伝記 谷崎潤一郎』は、著者野村尚吾氏にとって、おそらく氏が初めて谷崎に会ったその日、氏に課せられた仕事ではなかったかと思う。   誰が課したのでもない。  運命が課したのである。 谷崎は書かれなければならず、野村氏は書かなければならなかったのである。   優れた伝記というものは、多かれ少なかれ、そのような性格のものであり、本書はそういう仕事だけに見られる緊張度と重量感を持っている。   随所に作家論を点綴し、この作家らしいユニークな谷崎論たり得ている。  井上 靖」(本書帯より)             内容的には、「家系と生い立ち」、「少年期」、「文学の芽生え」、「一高から帝大へ」、「第二次新思潮と帝大退学」、「花やかなデビュー」、「結婚と父母の死」、「小田原事件と大正活映」、「横浜時代と関東大震災」、「関西移住後の転換期」、「離婚前後」、「高野山の蜜月」、「椅松庵十年」、「細雪と戦中・戦後」、「潺湲亭と雪後庵」、「終焉の湘碧山房」に分かれる。
G−87 大英游記・半球周遊 杉村楚人冠 日本評論社 1937 1,800 A・一圓五十銭 函入り・布装
「『大英游記』は、明治四十年春伏見宮殿下の御渡英に際し、之が通信の任務を兼ねて、二三社用を弁ぜんが為に、著者が朝日新聞特派員としてロンドンに出張したる時の記事なり。」(『大英游記』例言より)   「『半球周遊』は、明治四十一年春朝日新聞主催世界一周会附特派員として著者が欧米に派遣せられたる時、その見聞せる所を録せるものにして、三月十八日横浜を発し、米英仏伊瑞獨露の七個国を経て、六月二十一日敦賀に帰着したものなり」(『半球周遊』例言より)        当時人気随一の記者らしく、活き活きとユーモアを交えて楽しく記述している。   語学は達者だったらしく、英国人の家庭に入り込んでのびのびと過ごしている。
G−88 日本留学1000日 小草 東方書店 1989 900 A・1500 北京っ娘の東京体験
中國人留学生の汗と涙の奮戦記!  カルチャーショック・アルバイト・日本語学校・大学受験・・・・・・・でも、これが私の青春!!    経済大国・日本は決して天国ではない。   私費留学とは文字通り苦しい戦いだった・・・・。  中国で一大ブームを巻き起こしたベストセラー<日本留学一千天>待望の日本語版!!(本書帯より)             「原著のもとは、著者の小草さんが『中国青年報』に投稿した留学体験記<全十章>である。   この原稿が、たまたま世界知識出版社の編集者の目にとまり、さらに二十五章を書き加えて一冊の単行本として出版されるに至った。   出版と同時に大きな反響を呼び、初版はたちまちのうちに売り切れになったと聞く。   その後、分量を圧縮して一九八八年六月より二十八回にわたって『光明日報』紙上に連載され、いっそう多くの読者を獲得した。   本書は、もともと百パーセント中国人の立場で百パーセント中国人のために書かれた日本留学の体験記である。   小草さんが当初に日本語版を出すことに強いためらいを示したのも、不特定多数の日本人読者の目にふれることを前提としない文章が思いがけない誤解と摩擦を生ずることを恐れてという理由が大きい。   しかし訳者らはまさにこの点にこそ本書が日本人に詠まれ、中国人留学生の目に日本がどのように映っているかを知ってもらう意義があると考えて、訳業にとりかかった。(本書「訳者あとがき」より)                       4497892603
G−89 ぼくは日本兵だった J・B・ハリス 旺文社 1986 1,800 A・980
太平洋戦争の時期、英語は敵国のことば(敵性語)であり、英語をしゃべる日本人は国賊扱いにされかねなかった。   母が日本人(父はイギリス人)だったから、ぼくは子どものころから日本語もほぼ不自由なくしゃべれたが、ものを考えたり書いたりするのはすべて英語だった。  その英語が使えないというのは、ぼくのアイデンティティを失ったも同然の苦しみだった。   この本は、戸籍上の日本人として、いやもおうもなく皇軍の一員に加えられ、中国大陸の一角で四年にわたる過酷な日々を強いられた一兵士の記録であるが、ぼくにとっての軍隊生活は、ことばの問題も含めていわばカルチャー・ショックの連続であったといっていい。   日本の軍隊が持っていた不合理で残酷な体質については、戦争そのものの愚劣さとともにすでに多くの人が語り、すぐれたドキュメントが残されている。   この本になんらかの意義があるとすれば、形の上では”日本人平柳秀夫”でありながら、容貌はもちろん、あくまでもイギリス人の心を持ちつづけようとしたJ。B・ハリスのstruggle of minnd(精神の葛藤)を書いたことにあると思っている。(本書「あとがき」より)
G−90 ダンヒルたばこ紳士 アルフレッド・H・ダンヒル、團 伊玖磨訳 朝日新聞社 1967 1,800 A・420
この書は、永年にわたっての、たばこ、並びに喫煙具の世界的な店舗であるロンドンのダンヒルの当主によって書かれたたばこの手引書である。  この本を読んだ時、僕は今迄随分何も知らずにたばこを喫って来たものと実感した。   そして、色々な知識を得てから喫ってみると、又、たばこの味も格別なものに思えた。   この本は、別に難しい学問書では無いし、さりとて、それ程面白可笑しい本でもないが、たばこの味を良くする本であることだけは間違いがない。   たばこは頭の散歩のステッキ、と言われる。   この、白くて小さなステッキを、誰でもがもっと楽しく、気楽に、洒落て愛せるように書かれたこの小さな本を、僕は、一人のたばこのみとしても、多くの人にお奨めしたいと思う。   一服しながらの、楽しい頭の散歩のために・・・。(本書「訳者まえがき」より)
G−91 パイプ大全【第三版 日本パイプクラブ連盟編 未知谷 2009 1,800 A・2400
禁煙・嫌煙が過激になるにつれて、全てのタバコが攻撃の対象になる時代になってしまった。 ここで、改めてパイプ喫煙のもたらす楽しさ、その奥深さ、喫煙具として又は造形作品としてのパイプ、人生の伴侶にもなるパイプの素晴らしさの全てを網羅した書を刊行する必要性が高まった。   この殺伐とした社会に心の豊かさとゆとりをもたらすパイプをぜひ勧めたいとするのが、第三版『パイプ大全』刊行の趣旨である。(本書「はじめに」より)               内容的には、1.「入門編」、2.「パイプスモーキング」、3.「世界のパイプ」、4、「パイプタバコ」、5.「パイプの歴史」、6.「パイプクラブ」に分かれる。           9784896422696
G−92 パイプの本 アルフレッド・H・ダンヒル、梅田晴夫訳 読売新聞社 1970 2,400 A・800
「あんたは少しやってみればよかったんです。   そうすれば、この私と同じように、すぐ、この煙の摩訶不思議な効能を楽しめるんですがね。   このマカヤという名の草は、人類最大の喜びなんですよ。   ああ、マカヤ、マカヤ、おまえはなんて素敵なことができるのか!」そういって、ルサナ・ルムンブラはうっとりと目を閉じるのであった。   「火が鉄を溶かすように、このマカヤは心を溶かしてくれるのです。   いつかあんたが自分の兄弟に悪戯をされてアタマへきて、相手を殺す気で弓矢に手をかけたようなときに、ためしにパイプをとり上げて喫ってごらんなさい。   きっとあんたの怒りは、その香ばしい匂いの前で雲散霧消してしまうでしょう。 きっとあんたはこういいますよ。   『確かに、オレは自分の母親の生んだ子供を殺すべきじゃない。   むしろ太い杖でぶっ叩いてあいつにモノを教えてやるとしよう』とね。   しかしそういって棍棒をとりに立とうとしたときに、もう一度パイプをとり上げてその煙を喫ってごらんなさい。   きっとあんたは中途で思いとどまり、ニヤリとしてこういうにちがいない。   『いや、オレは仲間である兄弟をなぐるわけにはいかん。   それより口で小言をいってやろう。   杖でなぐるより、厳しい言葉でたしなめてやるとしよう』   まァざっとそんなふうにこの煙草を用いてみるといいですよ。   一服つけるたびに、あんたの心は慈悲深く、寛大になろにちがいない。   心がはげしく怒り狂うときや、深い悲しみに沈むときには、このマヤカの煙をお喫みなさい。   そうすればきっとあなたの心に、平和と幸福が戻ってくることでしょう」(本書「人は何故煙草をのむか」より)
G−93 図解指導「科学玩具 山根省三 日本玩具協会 1932 3,000 B・八拾銭
科学玩具の作り方の如き、単に之を児童の眼、若しくは耳よりのみ教ゆるべきものに非ずして、必ずや工作台を挟み、同時に手より注入すべきものたるを痛感するのである。   又、本書が対話の形式を採りたるは、多少なりとも著者と読者諸君とが、膝を交えたる様を推測せしめ、また其の工作に対する父兄、及び先生の指導に資せんとせる用意に出たるものである。(本書「序」より)                     内容的には、20の科学玩具をそれぞれ「材料」、「制作」、「遊び方」に分けて5〜6頁で簡単かつ解りやすく説明したものである。     *店主も幼時一人で「交通巡査」、「猿の梯子のり」、「キリンの眼鏡」、「拳闘仕合」、「剣術の仕合」、「光の魔法函」を作りましたから、作りやすさは請け負います。
G−94 カメラが欲しい 尾辻克彦著・イラストレーション赤瀬川原平 新潮社 1986 500 A・1050
写真にはそれほど興味はないのに、本屋へ行くと必ずカメラ雑誌を手にとって見る。   ページをパラパラと早送りでめくり、今月もいろいろな写真が載ってるなあと思いながら、ある個所でその早送りがピタリと止まる。   止まったところでジーッと目玉も止まり、そのページを凝視している。   そのページとは、カメラの新製品の広告なのだ。   この人、もちろん、プロではない。   アマチュアというほども写真は撮っていない。   子供の運動会とかハイキングなどでパチパチと撮るていど。   しかもその出来ばえはパッとしない。   かといってプロの撮った写真をジーッと見るかというと、それほどの興味は示さない。   だけどカメラという金属マシンだけは何故か気になる。   完璧に近い機械をいつも欲しいと思う。   でカメラの広告ページををジーッと見ている。   そういう人って、意外と多いのではないだろうか。   いや意外と、ではない。   たぶん圧倒的に多いのだろう。   それが日本のカメラ業界をこれほどまでに繁盛させている。   私もそれを繁盛させている一人である。(本書「初めて買ったカメラの感触」より)                      4103611014
G−95 ノンフィクションの書き方 ヘイズ・B・ジェイコブズ 講談社 1984 1,800 A・880
まず書くことから始めよう!   身近なところに材料を見つけ、ためしに書いてみよう。   ただし本当に売るつもりなら、本書の事がらくらいは心得ておく必要がある。   ノンフィクション全般に共通する事項を初心者むけに書いた入門書。   本書は、ベテラン・ノンフィクション作家による取材・執筆・売り込みガイド。   内容的には、1.「書くことを日課に」、2.「売れる題材を探せ」、3.「適切なアイデア」、4.「適切な買い手」、5.「取材ー見て、聞いて、調べ上げる」、6.「インタビューのやり方」、7.「資料の洪水にiかに対処すべきか」、8、「的確な表現形式を探る」、9.「あざやかな書き出しー冒頭部分の書き方」、10.「記事は積み木のようなもの」、11.「文は人を表す」、12「ユーモアは難物」、13.「こんな点がわからないのですが?」、14「最も危険な落とし穴」に分かれる。               4061885510
G−96 完本 茶話(上・中・下) 薄田泣菫 冨山房百科文庫37/38/39 1983(上・中)、1984(下) 1,800 A・980(上・中)、880(下) 三冊揃
本書は、薄田泣菫(1877〜1945)の随筆「茶話」全篇を、発表時本文を底本にして年次順に排列し、上中下の全三巻に収めるものである。   各巻の内容は、次の通り・  上巻ー大正4年〜6年7月、中巻ー大正6年8月〜大正7年、下巻ー大正8年〜昭和5年。   「茶話」は、元来、大正4年から大阪毎日新聞に掲載され、大正8年まで全篇の八割強を占める六六五篇が書き継がれた。 その後、サンデー毎日・東京日日新聞等で書き継がれ、昭和5年に擱筆されたものである。(本文庫<上>「凡例」より)         「和漢洋の教養と上品なユーモアというのは、泣菫の随筆についてよく言われることだが、もちろんぼくはその批評に反対しない。 (中略)  しかしぼくにとって泣菫の随筆のありがたいのは、知的であることと暖かい肌合とが一致していることで、たぶんこれはイギリスの随筆から学んだものではないかと思われる。」(丸谷才一「薄田泣菫の散文」より)        (上)4572001375,(中)4572001383、(下)4572001391
G−97 どろろ (1.2.3.4) 手塚治虫 秋田漫画文庫 1976 900 1(270円)、2.3.4(290円) 4冊揃
◆48ひきの妖怪によって、からだの48ヵ所を失った百鬼丸。   野盗の子として生まれ、戦火の中をたくましく生きぬくどろろ。   二人は、奇妙な友情に結ばれて旅をつづける・・・・・。 ◆妖怪を1ぴき退治するごとに、失われたからだが1ヵ所戻るという奇抜な設定。   それまでの手塚カラーを打ち破った意欲作!!(本文庫カバーコピー)                   ◆「どろろ」は、すぐれた伝奇文学である。   そして、伝記文学という点では、「どろろ」はもっとも早く発表されている(昭和四十二年、少年サンデー誌上)。   小説の方では、伝奇SFが、SFのひとつのジャンルとして定着してくるのは、半村良の「石の血脈」が発表されてからであり、「どろろ」からは数年おくれている。   「どろろ」が現れた時点では、日本の伝奇SFは、その芽生えもなかった。   「どろろ」は、国枝史郎など一時代前の作家がゴシック・ロマン風に書いた伝奇小説と、現在、半村良らの作家が、SFマインドで書いている伝奇SFとの間に位置づけられるものである。   奔放なイマジネーションに支えられた手塚マンガは、ここでひとつの転換期を迎えたのかも知れない。(本文庫巻末「アニメーション界に挑戦した『どろろ』:豊田有恒」より) 
G−98 さよなら フクちゃん 横山隆一 毎日新聞社 1971 4,800 A・3500 函入り大判横長豪華本544頁
「昭和十一年の一月二十五日から、新聞の東京版で、『江戸っ子健ちゃん』の連載がはじまった。   その連載は、二月一杯という約束だった。   ところがその二月に、二・二六事件がおこった。   世の中は騒然となった。   新聞は、そのまま私に、連載続行を命じた。   世の中は騒然となった。   当初、読者も、家庭的なテーマを求めた。   しかし、それも時と共にすこしずつ変わっていった。   どこへ行っても、国策と非国民という言葉で片づけられるようになっていった。   おとなしくて、弱々しく、引っ込み思案の健ちゃんが、気に入らない読者がふえた。   だから、健ちゃんの引立て役として出していたフクちゃんの無鉄砲が受けた。   私のところへくる投書はフクちゃんばかりで、健ちゃんには声がかからなかった。   根が庶民生活しか知らない私が、フクちゃんと今日まで一緒だったのは当然のことである。」(横山隆一)          「昭和四十六年五月三十一日限り、フクちゃんは毎日新聞紙上から去った。   最終回は、五千五百三十四回であった。   日本漫画史上、かってない記録であろう。   フクちゃんを送る万雷の拍手の、いまだに鳴りやまぬのを私は聞く。   この本のあとがきを書くために、私はフクちゃんとインタビューしなければならない役目があるのだが、この分ではなかなか、彼のそばへ寄ることは出来ないだろう。」(本書巻末「フクちゃん送別:永井龍男」より)    内容的には、「江戸っ子健ちゃん」、「養子のフクちゃん」、「フクちゃん部隊」、「戦時のフクちゃん」、「アラクマ道場」、「ススメフクちゃん」、「戦後のフクちゃん」および「さよならフクちゃん」に分かれる。  
G−99 日本プロ野球史 毎日シリーズ出版編集(株) 毎日新聞社 1980 1,800 A・1800 別冊一億人の昭和史
●期待される80年の群像:鋼鉄の腕=山根・遠藤・藤沢・江川・松沼・小松、黄金の足=福本・高橋、MVP二つの瞬間=江夏・マニエル   ●<79年日本シリーズ>広島・近鉄の激突アルバム   ●プロ野球前史=思い出の大毎球団   ●戦前・戦時下のプロ野球=大日本東京野球倶楽部、東京巨人、大阪タイガース、名古屋、東京セネターズ、阪急、大東京ライオン、名古屋金鯱、イーグルス   ●名選手の想い出アルバム=沢村栄治・スタルヒン・若林忠志・川上哲治・藤村富美男・千葉茂・小鶴誠・西沢道夫・鶴岡一人・別所毅彦・大下弘・別当薫等々   ●現代プロ野球の名場面    ●<特別企画>全球団・選手総覧(昭和11〜54年全勝敗表)   ●その他懐かしいプロ野球情報満載! 
G−100 米大リーグ輝ける1世紀ーその歴史とスター群像 週刊ベースボール6月25日増刊号 ベースボール・マガジン社 1978 1,800 B・950
●カラー 野球・栄誉の殿堂クーパースタウン=野球の故郷、ホール・オブ・フェイム、ホール・オブ・フェイム・ゲーム、野球博物館    ●米大リーグ100年史=米大リーグ前史(1839〜1875)、米大リーグの歴史(1876〜1977)、栄誉の殿堂入り球人(166名)プロフィール●殿堂入り候補者の横顔=レオ・ドローチャーからピート・ローズまで   ●続・99のリレー式米大リーグ雑学   ●(座談会)大リーグ100年の中から選んだベスト9は誰か=PART 1(1900〜1945年)タイ・カップ、ベーブ・ルイスそして  PART 2(1946年以降)ハンク・アーロン、ルー・ブルックまで    ●米大リーグ主要記録=年度別表彰選手、両リーグ年度別クラブ順位、年度別部門リーダース最高記録、年度別ワールド・シリーズ・オールスターゲーム成績  等々