B(4) 食の文化・歴史・民俗・事典その他(4) (庫:文庫) (単位:円)
番号 書名 編・著者 出版社 刊行年・初再版 価格 程度・定価 摘要
B−301 食事の文明論 石毛直道 中公新書 97 800 A・660
個別的文明への見とおしを含みながらも、さらに巨視的にみたとき人類の食事の文明とはいったいどういう志向性をもつものであるのか。 そしてそのような流れの方向に対して私たち日本人の食事文化はどう位置づけられるのか、という視点から、食事パターンの変化と米食、食事の快楽化、食事の原点、食事と医学・薬学、食の「民主化」、食卓での分配法、食事文化の変容、家族の象徴としての食事など、縦横に説く異色の文明論。(本新書カバーコピーより)
B−302 食べもの超古代史(文庫版) 永山久夫 河出文庫 97初 700 A・560 線引き少
原始時代、群れの人口が増え、食べものが逼迫し、その分配をめぐって争いが起こる。 負けた方は、新天地を求めて群れを離脱しなければならない。 日本に難民がやってくるのは旧石器時代だ。 縄文時代になると生産力の高い山と海の産物を活用して、独自の食生活を確立する。 石器時代の難民から何十代にわたり、少しずつバトンタッチ史ながら伝えてきた食の情報が、発酵食品や魚、野菜で構成される和食文化として花開き、日本人を世界一の長寿民俗に押し上げた。 ここらで食生活の歴史を二百万年くらいさかのぼって”料理”の出発点に立つこともときに必要なのではあるまいか。
B−303 明治屋食品辞典(食料編・上) (株)明治屋本社企画室 同左 74第8版 800 A・800
本書は、普及版の明治屋食品辞典・食料編(上)として明治屋の従業員なら誰でも気安く買えるようにコンパクトに作られている。
B−304 果実酒入門 信定滝太郎 保育社 73初 500 A・280
カラーブックス
B−305 和菓子 守安正 毎日新聞社 73初 3,800 A・1,700 函入り
著者は、学生時代から和菓子の収集に情熱を燃やし、長年の和菓子収集旅行により日本各地の和菓子千四百余種を集め、それぞれをカード3枚一組(歴史故事来歴・菓名と材料製法・値段その他)に整理するとともにホルマリン処理や薬液注射により保存に努めた。 この和菓子気違いともいえる著者が精魂込めて和菓子を整理分類するとともに詳細な説明を加えたのが本書である。 内容的には、1古代のお菓子、2御菓子の変遷、3まんじゅう、4羊かん、5餅、6餅菓子、7干菓子(熬種)、8干菓子(焼種)、9生・半生菓子、10焼菓子、11飴菓子、12南蛮菓子、13果?加工菓子、14神饌供養菓子、15糖菓子に別れる。 店主の独自調査によれば日本の銘菓でもれたものはなかった。よく調べられたものと敬服しました。
B−306 料理文献解題 川上行蔵 柴田書店 78 2,900 A・2,300 函入り・シリーズ食文化の発見5
古くから日本に伝わる料理文献、およそ三〇〇余冊について、その解題を施す。 主要文献には表紙写真を掲載。 また書誌的事項についても網羅。 本書は始めて試みられたもので、料理研究のためのインディクスであるばかりではなく、日本人の食生活を知る上にも充分に役立つ。 執筆者は編者の他、篠田統、吉川誠次、松下幸子、平田萬里遠の各氏。
B−307 日本の名酒 稲垣真美 新潮社 84第8刷 1,800 A・800 新潮選書
いまや日本酒は量よりも質の時代に、すなわち名酒の時代に入ったといわれる。 しかし、名酒とは、ただ?き酒してうまいとか、口当たりがいいとかいうものではあるまい。 それは他の芸術でいう名品・名作と同じく、単に表面的な美味を越えた一つの文化の所産でなくてはならない。 私はこの一書で、真に名酒といわれるものの生まれる、この国の造り酒屋に典型的に現れ伝承された、風土と文化の根源を探りあてようとした。(本書カバーコピーより)
B−308 魚料理のサイエンス 成瀬宇平 新潮社 95初 800 A・980 新潮選書
旨味の謎と料理法のコツを科学するーお馴染の魚介類の秘密を探る役に立つ面白サイエンス。 鰯、秋刀魚などの大衆魚から、鮃、河豚といった高級魚まで、知れば知るほど面白い、意外な「味」の世界。 著者は、大学時代には鰤の脂の研究をし、後には海老の餌に取り組んだという「筋金入り」の魚食の専門家。 旬の季節や料理法に合わせて楽しんでいただきたい一冊です。(本書カバーコピーより)
B−309 カリフォルニアワイン 田辺由美 柴田書店 92第2版 2,700 A・2,800
フランス・イタリア・ドイツからワインに携わる人々が祖国を捨て、大志を抱いて新大陸に渡り、彼らの開拓精神が現在のカリフォルニアワインを築いたのです。 取材を通じ、多くのワインに携わる人々に会うことができました。 彼らの新しいことに挑戦するエネルギーを感じるとともに、、「我々は我々のワインを造るだけだ」と主張しながらも、彼らのワインは大陸的な味わいから年々エレガントさを増し、優雅なワインへと変化していることを感じました。 まだまだ大きく変化しようとしているカリフォルニアワインですが、そろそろ、日本においてもカリフォルニアワインの占める割合が高くなっている状況を判断し、カイリフォルニアワインについての基礎的知識を整理したいとこの本の執筆に取り掛かることにしました。(本書「あおとがき」より)  内容的には、1誕生、2栽培と醸造、3葡萄品種、4ワイン法とラベルの詠み方、5ワインの種類、6産地とワイナリーに分かれる。
B−310 台所の文化史 モリー・ハリスン 法政大学出版局 93初 2,800 A・2,987 りぶらりあ選書
人間社会の営みには常に台所があった。 台所は家事労働の中心であり、影響力が大きい最も重要な部屋といえる。 有史以前の遺跡の調理場から現代に至るまで、単に台所の歴史的変遷を辿るのではなく、むしろ台所という生活の場に映し出された各時代の人々の暮らしぶりに焦点を当てる。 主にイギリス、アメリカを中心に、台所を舞台に奮闘する主婦・召使たちの生活の様子を、それぞれの時代の条例、財産目録、遺言書、旧家の食糧在庫帳、家計簿、請求書、日記、書簡、あるいは各家の秘伝書、料理法、作法書など史史料をふんだんに引用しエピソードを交えながら生き生きと描き出す。(本書カバーコピーより)
B−311 世界の食材探検術 吉村作治 集英社 95初 1,400 A・1,500
古代文明の起源は「食」にあり!? 地球探検塾塾長インディ・吉村の世界の穀物・野菜徹底食べある記。 言い換えれば吉村教授の「比較食文化論ー食糧・野菜編」である。 発掘された土器の底に穀物の粒のあとが残っています。 なんの粒だろう。 麦のように見えるけれど・・・。 そこから、私の食材を求める旅も始まったのです。 さあ、我々の祖先が、数千年という長い年月をかけて育て上げてきた食の歴史を、その素材である食材をテーマに追いかけてみることにしましょう。 先ずは、食糧、野菜の食材の発生を追跡する旅です。 皆さんになじみの穀物や野菜、果物を取り上げてみました。 それぞれの食材を料理して味わいながら読み進めていただければ幸いです。(本書「はじめに」より) 内容的には、1食糧編、2野菜編、3スパイス編、4フルーツ編、5嗜好品編、付録:吉村式料理術12品に分かれる。   *著者は、早稲田大学人間科学部助教授(本書執筆時)
B−312 たべもの日本史 多田鉄之助 新人物往来社 72初 1,900 A・950
奈良朝から今日まで約1300年間の食べものの動きを、読み物スタイルで書いた異色の食物史。 特に江戸時代に入ると当時の料理書を通じて世相を見ているのと、料理店がオープンしてからは、その興亡史が出ているのが印象深い。 料理店・旅館・ホテルなどの経営関係者には、今後の料理を作る上においても、座右に置けば常に役立つ無言のアドバイザーである。 内容的には、「万葉時代のたべもの」、「平安朝のたべもの」、「中世のたべもの」、「江戸時代のたべもの」、「明治以後のたべもの」に分かれる。
B−313 中世のパン フランソワーズ・デポルト 白水Uブックス 06第2刷 1,200 A・1,000
中世末期に、小麦がパン麦としての地位を確立したことに始まり、麦を粉にする過程、パン作りの実際、様々なパンの形態を解説。 更には都市におけるパン屋の実態、そしてパンにかかわる人々の生活ぶりを多面的な角度から描くと同時に、「食」という面から中世をとらえている。(本書カバーコピーより)  *著者は、パリ第10大学(ナンテール校)で歴史学を教える女性中世史家。
B−314 日本・食の歴史地図 吉川誠次・大堀恭良 NHK出版 02第3刷 900 A・680 生活人新書016
地方の伝統料理や食べ物の成り立ち、過去の歴史をたぐっていくと、先祖が、貧しい食糧を、あるときは、いかにうまくして食べるか工夫を重ね、またあるときは一度手にしたものをいかに長持ちさせるかに腐心している様子が見えてきます。 そしてそれぞれの土地に伝わる料理や食べ物が、その土地なりの環境にみあった、必然性のもとに存在してきたのだということを改めて強く認識させてくれます。 本書は、NHKテキスト『男の食彩』に平成三年より平成十二年まで六五回にわたって連載された『食の歴史散歩』より厳選、追加取材の上、大幅に加筆修正し、再構成したものです。(本書「まえがき」より)  内容的には、1古代の味、2海を渡ってきたグルメ、3保存の知恵が生んだ味覚、4憧れの味『甘み』、5暮らしが生んだ味に分かれる。
B−315 世界の魚食文化考 三宅真 中公新書 93 900 A・680
本書は、回遊魚と根付き魚との差、といった魚自体の本質的な問題から、土地ごとの漁獲法、各国の漁業政策、国民の食習慣、環境保護と資源開発といった問題まで、多様な視点から魚食文化を再考し、併せて、魚介類をより美味しく楽しむ方法をも提案する。(本新書カバーコピーより)
B−316 食べる日本史 樋口清之 朝日文庫 96初 500 A・480
縄文の人々、紫式部、徳川家康たちは、何を食べていたのだろうか−「物を食べる、という日常的な行為こそ、生活の基本であり、文化の出発点である」と考える著者が、食べることを中心にすえてくりひろげる日本史ものがたり。 豊富な知識と大胆な推理に支えられた発想は自由に羽ばたく。(本文雄カバーコピーより) 
B−317 隋園食単(岩波文庫版) 袁枚著・青木正児訳注 岩波文庫 80初 2,800 A・400
西のサヴァラン、東の隋園、中国は清代のこの食通詩人がものした”垂涎の書”に碩学が加えた味わい深い学問的訳注。(本文庫カバーコピーより)
B−318 まちがい栄養学 川島四郎 新潮文庫 91 900 A・400
白い野菜より青野菜、チーズより豆腐、ミカンや卵は皮ごと殻ごと、味つけは最小限にー朝昼は昆布や煮干を執筆中や移動中につまみ、夕食はイワシ缶詰2/3と山のような青菜、そしてすぐ横になるー分かりやすい栄養学を実践し、90歳のときの健康診断では減点は白髪だけの98.7点、最後までアフリカ単独調査を続けた”怪青年”川島博士から、おいしいものを食べすぎている現代人への警告。(本文庫カバーコピーより)   著者は陸士・陸大卒の典型的なエリート職業軍人で陸軍糧食研究のトップであった。 昭和18年11月11日、著者は当時立川の第七航空研究所の所長として航空関係の衣食住、特に航空糧食の研究をしていたが、熱心な玄米食奨励者の東條首相に官邸へ呼び出され、著者の「玄米功罪論」執筆を責められたが、「閣下!それはまちがいです」と学問的に玄米の功と罪を説明して一歩も引かなかった。 このこと陸軍内部で話題となり、著者の南方左遷が噂されたが、そのこともなく、間もなく将官に進級した。(陸軍主計少将) このエピソードは、著者の信念が命がけのものであったということを我々に伝えている。
B−319 続まちがい栄養学 川島四郎 新潮文庫 92 900 A・360
食料不足、食品公害、成人病、肥満児と虫歯、女性の貧血など、現代人をとりまく食の環境には問題が多い。 文明が進歩しても、人間の内蔵は原始時代からほとんど変化していない。 身体に即した健康法と長寿法を追求し続け、自らそれを実践し、証明して多くの信奉者を持つ川島博士が、一見豊富な食物に囲まれながら実はまちがいばかりが横行する現状を憂えて著した、「食べ方の本」決定版。(本文庫カバーコピーより)
B−320 くだもの栄養学 川島四郎 新潮文庫 90 900 A・360
果物・乳・蜂蜜は、初めから食べられることを願って存在している。 寒冷地のリンゴと温暖地産のミカンが同じ季節に豊富に食べられ、果物標本室と言われるぐらい種類にも恵まれている日本人は幸せだ。 近年は輸送手段も発達して、外国の果物も容易に手に入る。 風邪予防にミカン、お腹を整えるすりリンゴばかりでなく、もっと効果的で賢い食べ方を、”90歳の万年青年”川島博士が説く。(本文庫カバーコピーより) 
B−321 たべもの心得帖 川島四郎 新潮文庫 91初第5刷 900 A・400
朝食抜きは体に悪い、ともかく食べなきゃ、というのはウソ。 睡眠不足はやはりいけません。 起きられない朝は少しでも眠り、さてお腹はどうするか? 厚手の昆布をガム位に切り,電車の中でゆっくり食べます。 ホームで水を飲めば、昆布は膨張し、空腹感は去り、優れた栄養分は吸収されます。 ”川島流チューインコンブ”他、簡単で安上がりな健康法を満載。 効果は博士自身の体が証明済みです。 (本文庫カバーコピーより)
B−322 日本食長寿健康法 川島四郎 新潮文庫 91初 900 A・320
白いご飯に納豆と味噌汁よりトーストとコーヒーを、ざるそばよりパスタを、サンマの塩焼きよりステーキを、選んでしまうあなた! コンビニのレトルト食品やファーストフードなしの食生活は考えられない諸君! ちょっと私の話を聞いてほしい。 人の食事と健康に生涯をかけ、自分の身体でそれを実証した「91歳の怪青年」川島博士が、現代人にむけて熱く語る日本人の「食」の原点。(本文庫カバーコピーより)
B−323 アルカリ食健康法 川島四郎 新潮文庫 92初 900 A・360
頻発する子供の暴力事件、女性の骨粗しょう症、ビジネスマンの腰痛ー現代病の多くは、間違った食生活に原因があります。 青野菜と小魚中心のアルカリ食を心掛けませんか。 老化とは即ち、体が酸性化すること。 88歳で病気知らず、入れ歯も眼鏡も用はなく、それどころか毎日講義をこなし、連載原稿を書き、毎年アフリカへ研究調査に行った”栄養学の生きた標本”川島博士の研究の成果。(本文庫カバーコピーより) 
B−324 もっとカルシウムもっと青野菜 川島四郎 新潮文庫 92 900 A・360
ライオンが、捕まえたシマウマをどこから食べ始めるかご存知ですか? 正解は未消化の草がいっぱい詰まった腸の上部。 肉食動物も草が大好物なのです。 青野菜は血をサラサラと流れ易くし、心臓の負担も軽減します。 逆に肉食が過ぎれば、血は粘り、血管の壁にカスもたまります。 丈夫な大人になるために、健康な大人でいるために、何を食べればよいか、「万年青年」川島博士がお教えします。(本文庫カバーコピーより)
B−325 食の社会学 加藤秀俊 文藝春秋 82初第9刷 1,500 A・980
われわれ人間は、なまじ味覚というものを発達させてしまったので、うまいの、まずいの、とゼイタクをいうようになった。 いいかえれば食べるという行為は、人間にとって生命の維持という生理の問題をはるかにこえて、文化の問題、さらには美学の問題にまでなってしまったのである。 ということになれば、食という行為はひとつの学問的研究の対象になりうるであろう。 どんなものを、どういうふうに食べているかーをかんがえながら、食物や食制について、例によって、ひたすら好奇心のおもむくままにあれこれと勉強してみた。 それをとりまとめて『食の社会学』と名づけるゆえんである。(本書「あとがき」より)   内容的には、1 砂糖・胡椒・にんにく・山葵・塩・トウガラシ・カレー・醤油・トマトケチャップ・ココナッツ・酢・化学調味料 2 旅と飲食の考現学・駅弁と食堂車の研究・駅前食堂と旅館の食事・三度の食事 3 台所の思想史・お茶とコーヒー・日本人の食事観・食具の問題に分かれる。
B−326 楽園・味覚・理性−嗜好品の歴史ー ヴォルフガング・シヴェルブシュ 法政大学出版局 88初第4刷 3,900 A・2472
本書の眼目は、嗜好品が近代の人間の歴史に及ぼした影響にある。 ヨーロッパの歴史のある特定の時代にまったく新しい種類の嗜好品が登場するのはなぜか。 コーヒーや茶やタバコの発見は、植民地主義のもたらした偶然のたまものに過ぎなかったのか。 それとも、やはりこうした品は新たに生じた嗜好品への欲求を満たすものだったのか。 とすれば、このような新たな嗜好品への欲求とはいったいどのようなものだったのか。 本書の第一の関心事は、こうした一般的な性格の問いである。 この問いを出発点として、さらにもっと具体的な問題をとりあげることになろう。 なぜ中世という時代はオリエントの香辛料に特別な嗜好を示したのか。 しかも、、この嗜好が十七世紀になるや否や忽然と姿を消したのはなぜか。 十八世紀の貴族階級がもっぱらチョコレートを飲んだのに、市民階級のほうはコーヒーを好んだのはなぜか。 十八世紀には嗅ぎタバコが主流だったが、それより前の時代はパイプで、あとになると葉巻やシガレットにかわるのはなぜか。 ごくふつうの嗜好品とかわらず数百年にわたって使用された阿片やハッシシが、十九世紀になって突然「麻薬」というレッテルを貼られて禁止されるのはなぜか。(本書「はじめに」より)   シヴェルブシュの著書のもうひとつの魅力が、ふんだんに採り入れられた図版・絵画・風刺画にあることは間違いないが、本書もその魅力をたっぷり味わうことができる。
B−327 西洋菓子彷徨始末(洋菓子の日本史) 吉田菊次郎 朝文社 94初第2刷 1,700 A・1800
日本の歴史の古きに合わせ、菓子の世界もまた遠く神代に始まり、唐菓子、和菓子の下地に重ねて、南蛮菓子、和蘭菓子、そして洋菓子へと、その道のりも相当の長きにわたっております。このたびはそうしたうちの、洋菓子の部分を捉えて、その伝播から今日に至るまでを、多少の曲折を経ながらも通史の形で時を追い、ここにまとめさせていただきました。(本書「あとがき」より)    カステーラ・ポーロ・カルメイラ・アルヘイトウ・コンペイトウ・タルタ・チチラアト等南蛮菓子の由来、幕末遣米使節が味わったアイスクリン、進化を続けた兵糧パン、銀座木村屋アンパンの誕生、村上開新堂の開業、風月堂の始まり、森永製菓の誕生、シュークリーム・ショートケーキ、新宿中村屋の創設経緯、文明堂の始まり、不二家の始まり、明治製菓の誕生、ユーハイムの歴史等々わが国の洋菓子の生い立ちから今日までの全てがわかる貴重な労作である。
B−328 餅と日本人 安室知 雄山閣出版 99 4,800 A・2500
なぜ正月にもちを食べるのか。 元旦に雑煮を食べない地方もある。  「餅正月」と「餅なし正月」の民俗文化論。 餅にまつわる風習に日本人のこころと文化を探る。(本書の帯より)
B−329 そばの本 植原路郎・薩摩卯一 柴田書店 75第10版 1,900 A・1500 布装函入り
古来蕎麦に関する歴史、随筆などの書は数多く、また篤志家による「蕎麦雅記」「さらしな」など定期刊行物もありますが、この書は「そば業」にたずさわる者は当然熟知すべきことに重点を置き、科学的知識、多年にわたる営業者からの教示をいただいたわけです。(本書「あとがき」より)   内容的には、「蕎麦の調理と知識」=蕎麦打ち・そばつゆ・蕎麦の脇役(具・四季の薬味)・蕎麦の料理・蕎麦道具、「蕎麦の歴史」=江戸時代前・江戸時代初期・元禄前後・幕末・明治大正昭和所見・蕎麦と貨幣関係、「蕎麦の世界」-そばの花、雪の如し、大阪のそば・うどん、蕎麦職人尽くし、ダッタンソバと私、大陸の蕎麦、蕎麦の科学、蕎麦の資料に分かれる。
B−330 食卓のフォークロア 春山行夫 柴田書店 75 2,900 A・1500 函入り
2春山図書館”ともいうべき東西古今にわたる膨大な史料群を従え、食卓の周辺に登場する「もの」について百科事典的解明を試みる。 ここにひとつの文化史が誕生した。  内容的には、スプーン、フォーク、ナイフ、カキ(牡蠣)、ジャガイモ、コーヒー、ラム、ウイスキーに関するフォークロア(民間伝承、民俗、民俗学)である。 
B−331 金のジョッキに、銀の泡 原田恒雄 たる出版 90初第5刷 1,800 A・1200
奇麗に洗い上げたコップに、冷やしたビールをビール八分泡二分に注ぐ。 パンの乾いた皮をパリパリいわせてちぎりながらコップを眺めると、ビールの透明な琥珀色とゆたかな新雪のような泡の輝きが、もうビールのうまさを象徴している。 パンの一切れを口に入れる。 パンの焼きたての香りと温もりを愉しみながら、おもむろにコップを上げると、もうすがすがしいホップの香りと芳醇なビールの香りが漂っている。 コップを唇につける。 この香りと唇に伝わる心地よい冷たさに期待をふくらませながら、泡の下からビールを一口、おお口に、口の中に流し込む。(本文より)        「ビールの文化史」と堅苦しくいえば、それはビールの「社会史」「科学史」「技術史」「産業史」などの複合の上にあるのだが、この「みんなのビール物語」といった本は、この複合の中のビール文化の流れを、思いつくままに題材に取り上げ、ビールのジョッキを片手に読む読物に書き綴ったものである。 これがビールを理解するうえにお役に立てば幸これに過ぎるものはない。(本書「あとがき」より)
B−332 リキュールブック 福西英三 柴田書店 01第6版 2,900 A・3000 ALL ABOUT LIQUERS
  最近、わが国でも、西欧諸国なみに、リキュールに対する関心が高まっています。 バーで、レストランで、そしてケーキづくりの場で、リキュールはとても身近なお酒になってきています。  リキュールは、色、香り、味のどの面でも多彩です。 多彩だからこそ、それを知ることが面白く、それを飲むことが楽しいといえるかもしれません。 お酒の中で、このように面白さ、楽しさを感じさせてくれるのは、ほかにワインがあるくらいでしょう。 しかも、多様な味の広がりという点では、リキュールはワインをしのぐといえます。   この本は、そうしたリキュールの実像をいろいろな角度から解き明かそうと試みたものです。 内容は、サントリースクールのリキュールに関する講義や、酒販店向きのリキュールに関する講義の内容が基礎になっています。(本書「まえがき」より)  内容的には、「薬草・香草系」カンパリ初め17種、「果実系」コアントロー初め34種、「種子系」カハナ・ロイヤル初め11種、「特殊系」ベイリーズ・オリジナル・アイリッシュ・クリーム初め9種、「リキュールの基礎知識」リキュールの定義・語源・歴史・原料・製法・リキュールとケーキ・リキュールと文学等々   紹介リキュールの全てに大判カラー壜姿が付くので参考になる。 
B−333 世界ビール大百科 フレッド・エクハード/クリスティン・P・ローズ他 大修館書店 97 5,800 A・4800 564頁
ようこそビール探求の旅へ。 ビールには八千年の歴史と文化がある。 世界各地で作られている多種多彩な地ビール、興味深いエピソードに彩られた歴史・神話・様々な原料や醸造法の詳細・・・・・・。 ビールについてのすべてに応える初の事典! 掲載ビールは、全世界640品!
B−334 食の文化誌 河村和男 食文化研究会 93 2,000 A・2500
本書に収録したものは、照葉樹林の食文化の発掘を試みた記録であり、第一編食の探訪の中心をなすものである。 この照葉樹林文化の基礎の上に、わが国の食文化は形成されてきた。 古老たちとの話の中から、大正より昭和初期にかけての、それぞれの地方での食生活と、それを取りまく文化を記録したものであり、そのいくつかを第二編食文化さまざまにまとめた。 内容的には、第一編「食の探訪」:クズ・ヒガンバナ・トチ・ゴボウ・寒茶・ドジョウとナマズの馴れ鮨・凍豆腐・浜名納豆・味噌・清酒・みりん・ういろう、第二編「食文化さまざま」:吉野熊野ー水晒し文化とすしの道・京都府加茂町小谷ークズの水晒し・三重県志摩町ー麦飯とイモ飯・長野県平谷村ー中馬街道・長野県開田村−ソバの味・大津市葛川-鯖の道・三重県上野市蓮池ーキョウ飯と小豆玉・愛知県佐久島海の幸・岐阜県神岡町ーヒエ飯とナラ餅に分かれる。
B−335 中国の酒 大谷彰 柴田書店 76初 3,800 A・ 堅牢函入り・布装
数千年の伝統をもつ中国の酒造は、果てしなけ深い歴史を背景に、いま全土的な規模で、展開されつつあり、数多くの酒はその類まれな酒質に李白や白楽天の詩にうたわれた情感をたたえ、広大な中国大地の香りを放っているような気がする。 この小著が、中国酒に親しむための初歩的な入門書として読者の皆さんに役立つなら望外の幸せである。(本書「まえがき」より)    内容的には、1中国酒造小史、2現代中国の酒:黄酒・白酒・?酒・果酒・配製酒、3日本人と中国の酒に分かれる。
B−336 茶聖陸羽ー茶経を著した偉人の生涯ー 成田重行 淡交社 98初 2,800 A・2200
自然と親しみ、友と語らい、茶を楽しむ。是、すなわち人生最良の法なり。 権力のもとに帰属することなく中庸の立場を貫き、激動の時代を生きた陸羽。 「茶経」、そして中国国際茶文化研究会の協力を得て収集した新史料を考証、ここに新たな陸羽の姿が現れる。(本書の帯より)   内容的には、1茶聖陸羽-陸羽という人、2茶聖陸羽-「茶経」の概要、3生誕と生い立ち、4活動期、5晩年に分かれる。
B−337 パンと塩ーロシア食生活の社会経済史ー R.E.Fスミス+D.クリスチャン 平凡社 1999 19,000 A・8600
本書は、スミス氏が十八世紀までを、クリスチャン氏が十九世紀を担当し、二人のあいだに分析手法の違いはあるものの、「パンと塩」に象徴されるロシアの食生活を、経済的・社会的に検討した研究である。 本格的なロシアの食生活史としては先駆的位置を占める。 本書は、単に人々がどのような物を食べ、どのような物を飲んでどのような生活をしてきたのかということを問題にしているだけではない。 本書では、食物・飲料の消費の世界と同時に、その採集・生産・流通の世界の解明に目が注がれ、それら全ての経済的・社会的・文化的歴史性が問われている。 キノコ・穀物・魚・肉・塩・砂糖・アルコール飲料・茶・ジャガイモ等々、本書には実にさまざまな食物・飲料が登場するが、それらの採集・生産・貯蔵の具体相が問題とされ、それがどのようなルートで、どのような時と場所でどのように消費され、又そうしたことがどのような意味を持っていたのかが検討されているのであり、そこには歴史的事実として、国家の財政的・社会的介入や農民社会の生活文化意識などが浮き彫りにされてくるのである。(本書「訳者あとがき」より)    内容的には、第一部「初期の食生活」:1農耕と採集(穀物と猟の獲物)、2塩(主要な採取産業)、3飲み物(エールと錬金術)、第二部「国家の食欲、農民の食生活」:4統制と法典ー17世紀、5ステップ地方と対策ー18世紀、6茶と節酒、第三部「変化する前の農村の食生活」:7確立したパターン、8居酒屋と国庫、9良い時期と悪い時期、「結論」に分かれる。
B−338 「塩」の世界史 マーク・カーランスキー 扶桑社 2005 4,800 A・2200
人間に不可欠な「塩」から見ると、世界史はこんなにおもしろい! ベストセラー作家が贈る、驚きに満ちた科学歴史ノンフィクション。 塩が、人間の文化・社会・政治・宗教・経済・戦争・食生活をいかに変えたかを、エピソード満載で描く傑作ノンフィクション。(本書カバーコピーより)  マーク・カーランスキーは、人間が食す唯一の岩、つまり「塩」を主題に、壮大カツ詳細なノンフィクションを書き上げた。 時代は中国王朝、エジプト王朝、ローマ帝国をはじめとする古代文明から現代まで数千年におよび、関連分野は、世界各地の埋葬、鉱工業、
B−339 パンの歴史 スティーヴン・L・カプラン 河出書房新社 04初 3,200 A・3500
世界最高のパンを求めて「至福のおいしさ」にたどりつくまで。 パンを愛するすべての人に!  小麦粉、酵母、、発酵、焼き加減・・・・その極意。 18世紀から現代までの知られざる試行錯誤と長い闘い。 『歴史上、世界でいちばんおいしいパンは、18世紀のフランスで作られていた。 しかし、パンの質は、その後、目に見えて落ちてしまう。 ハランスパンは、世界で「最もまずいパン」に成り下がってしまった。 1960年に入っていよいよパン職人が立ち上がる。 「フランスパンは、我々の文化だ!」  本書は、「おいしいパン」とは何か
B−340 たべもの嗜好学入門 河野友美 毎日新聞社 78初 1,500 A・880
野菜嫌いな人は情緒不安定といわれるほど、たべものの嗜好は人間の性格とかかわりあっている。 本社は食べものの嗜好とは何か、嗜好と味覚、嗜好と栄養、嗜好と健康など、食生活の新分野を開拓した"注目の書"である。(本書カバーコピーより)
B−341 たべもの心得帖 川島四郎 毎日新聞社 82初第9刷 1,500 A・1100
朝食抜きは体に悪い、ともかく食べなきゃ、というのはウソ。 睡眠不足はやはりいけません。 起きられない朝は少しでも眠り、さてお腹はどうするか? 厚手の昆布をガム位に切り,電車の中でゆっくり食べます。 ホームで水を飲めば、昆布は膨張し、空腹感は去り、優れた栄養分は吸収されます。 ”川島流チューインコンブ”他、簡単で安上がりな健康法を満載。 効果は博士自身の体が証明済みです。 (本書の新潮文庫版カバーコピーより)
B−342 海老(えび) 酒向昇 法政大学出版局 85初 2,200 A・2400 ものと人間の文化史54
人類とエビとの出会いからエビの科学、漁法、民俗、料理に至るエビの小百科。 とりわけ世界最大のエビ消費民族日本人とエビとの関わりを地名や人名、詩歌・文学、絵画や芸能にさぐる。
B−343 ベジタリアンの文化誌 鶴田静 晶文社 88初・第6刷 1,700 A・1760
ジョン・レノン、宮沢賢治、ガンジー、バーナード・ショウ、トルストイ、オルコット、ソロー、シェリー・・・・・レオナルド・ダ・ヴィンチ、ピタゴラス、ヘシオドス、そしてヒトラーも・・・・。 歴史を超えて現代に影響を与えつづける人びとのなかには、思いのほか多くのベジタリアンがいる。 本書では、これらの人々の生きかたを追いながら、わたしたちの文化と歴史を、かってない「肉食・非肉食」という視点から捉えなおしていく。 新しいライフスタイルとしての「ベジタリアニズム」を提唱。 著者は、ベジタリアン料理研究家。東京生まれ。
B−344 諸国名物菓子 鈴木宗康 河原書店 41初・50改定 4,800 A・200
東海道筋の名物菓子より始めて奈良県から沖縄県まで42府県と朝鮮・台湾の名物菓子にまで及ぶ。 よく調べてある。 著者の住む東海地方の菓子では、名古屋の上り羊羹・納屋橋饅頭・日永の永餅、津島のくつわ、岡崎のきさらぎ・五万石・あわ雪、店主大好物の清水の追分羊羹もちゃんと載っている。 著者によれば、諸国名物菓子には高級名物と土産物名物との二種あり、高級名物は変質を恐れて遠方の地に送って販売しないから、品質本位の野趣あるものを求めるにはやはりその土地まで足を延ばさなければならない。
B−345 精進 朝日新聞京都支局編 朝日ソノラマ 81初 1,900 A・1000
京の四季の味わいと禅の心。 ●禅の修行では炊事・調理法・食事の作法がきわめて尊い仕事とされ、数百年も伝えられた高僧の教えがそのまま実践されている。 ●「食の修行道」を中心としたこのルポルタージュは、作法を忘れた現代への警鐘でもあり、人間として大切な"原点"を教えてくれる。 ●巻末に、京都の精進料理店・宿坊・道場・仏教書店のガイドと詳細な案内地図を付す。 ●内容的には、「自然を生かす精進食」、「精進料理と禅」、「高僧たちの修行道」、「開山忌」、「精進する人々」、「<精進>こそ現代社会の救いの道(座談会)」に
B−346 基本イタリアワイン 林茂 TBSブリタニカ 97初第3刷 1,900 A・2136
著者は、78年サントリー(株)入社、82年からイタリア駐在、本書執筆時サントリー(株)ミラノ事業所長。 日伊の食文化交流に貢献した功績でCaterina di Medici賞、Maria Luigia賞、Premio OSPITALITA章を受賞。 95年、イタリアにおいて、日本人としてはじめてソムリエの資格を取得。 在伊13年のこの著者が、イタリアワインの全てを語る。 内容的には、「イタリアワインを楽しむ」、「イタリアワインについて」、「ワイナリーめぐり」、「イタリアワインと料理の相性」、「イタリアの主
B−347 隋園食単 袁枚著・青木正児訳注 六月社 58 9,800 A・550 函入り
料理の聖書といわれる隋園食単が本邦随一の適訳者青木正児先生の手によって完訳されました。 料理の本ではブリア・サヴァランの「美味求真」と清袁枚の「隋園食単」は東西をわかつ世界の名著です。  *これはわが国ではじめての完訳である。 原文は術語がたくさんあって、とうてい手につかぬ難解なものであったが、青木先生はかねてより名物学をも歴史的かつ文学的に研究していられるので、全く完璧で流麗な訳本ができたわけである。 北京料理がフランス料理とともに世界の高名な料理とされているのは周知のとおり、その料理の秘密を、この書が明らかにしている。(本書カバーコピーより)
B−348 典座教訓 赴粥飯法 道元禅師著・平野正章訳 徳間書店 73 8,000 A・1700 函入り
叢林での料理人ー典座ーを通して、料理人の心構えを説いた「典座教訓」と、厳しい食事作法を示した「赴粥飯法」は、日本ではじめての料理の古典である。 鎌倉時代、道元禅師によって著わされたこの二書を、原文・書き下し文・現代語訳及び詳しい解説・語注で説明するとともに、その現代的意味を探る。(本書のカバーコピーより) 
B−349 蕎麦入門 新島繁 保育社 75初 500 A・380
保育社カラーブックス
B−350 つけもの 小川敏男 保育社 78初 500 A・430
保育社カラーブックス
B−351 酒の肴 神田川俊郎 保育社 81初 500 A・500
保育社カラーブックス
B−352 娯楽の江戸 江戸の食生活 三田村鳶魚著・朝倉治彦編 中公文庫 97初 1,600 A・602 鳶魚江戸文庫5
祭礼の茶番から大道芸・小屋芸へと発展する江戸芸能の変遷を語る「江戸の民衆娯楽」、「蕎麦と鮨」、「天麩羅と鰻の話」、また江戸期に定着した一日三食を論考する「食事の話」など、江戸庶民の生活文化をさぐる。 江戸文化の枠を伝える一巻。(本文庫カバーコピーより)
B−353 和食のいただき方 塩月弥栄子 新潮文庫 83初 900 A・480
毎日使っている箸の正しい扱い方をご存知ですか? <洋食のマナーは心得ていても、和食のいただき方を知らない。 ナイフやフォークはたくみに扱えるけれども、箸は正しく持てない>そんな人のために著者・塩月弥栄子が和食のマナーをわかり易く綴ります。 箸づかいをはじめ、和食の作法を身につけ、おいしく、美しくいただくためのカラー版マナーブック。
B−354 たべもの江戸史 永山久夫 旺文社文庫 86初 1,300 A・400
江戸の美味珍味総覧。 鮨、そば、納豆、天ぷら・・・・・・和食のルーツを探る。  納豆、そば、豆腐、鮨・・・・・。 日本を代表するたべものは、ほとんど江戸時代の文化文政期に出揃っている。 どのような土壌から、江戸文化の創造性が出現したのか。(本文庫「あとがき」より)  "江戸の料理ブーム・百珍時代"、"上方と江戸の食生活の違い"、"江戸で人気の食べもの"、"江戸一というコマーシャル”など、たべものの起源、変遷、エピソードでつづる、江戸食生活史。(本文庫カバーコピーより)     *本文庫は、新人物往来社「た
B−355 たべもの江戸史 永山久夫 河出文庫 96初 1,200 A・600
文化・文政、江戸前のかば焼き、天ぷら、鮨、そば屋はいよいよ繁盛し、五軒に一軒は喰いもの屋だった。 八百善などの高級料亭が評判をよび、料理屋を品定めしては自慢しあった。 生活すべてが派手になり、野菜なども洗って煮るばかりにしたものでないと、客はよろこんでくれない。 魚屋もきれいに作ってから配達した。 あらゆる点で、現在とよく似ている。(本文庫「あとがき」より)   *本文庫は、新人物往来社「たべもの江戸史」の加筆・訂正版。
B−356 まちがい食品学 河野友美 中公文庫 87初 900 A・460
食品が変わった。 もはや常識が通用しなくなった。 バイオ技術の発達、コピイ食品の氾濫、輸入される見たこともない魚や農産物・・・・。いま役立つ食べ物新知識集。(本文庫カバーコピーより)
B−357 水の美味帖 企画・制作:ハウス食品工業(株)マーケティング室 ハウス食品工業(株) 89初 900 A・600 ハウスポケットライブラリー6
内容的には、「水と日本人と日本語と」、「東京の水を訪ねてー検証:多摩川源流から河口まで」、「関西の水事情」、「水のおいしさの科学」、「名水を訪ねて世界周遊行」、「水とおいしくつき合う暮らし」、「おいしい水が生きる料理たち」、「水の生活誌」に分かれる。
B−358 食べものの四季 平野雅章 講談社現代新書 81初 900 A・420
歴史、風俗、調理法などを織り交ぜた食の歳時記。 <新年>鏡餅、注連飾りに添えて伊勢海老を飾り、それぞれに趣向をこらした雑煮で祝う。 <春>桜の花の塩漬けを櫻湯にして風雅の味を楽しみ、潮干狩りの収穫は、炭火の上の焼きハマグリ。 <夏>獲りたてのアユを塩焼きにしてタデ酢を添え、青ジソと晒しネギ、酒を落としたつけ醤油と冷奴。 <秋>釣ったばかりのハゼを舟べりで天ぷらにし、備長炭で焼いたマツタケをポン酢で食べる。 <冬>雪降る日のフグ刺、テッチリ、フグ雑炊や、赤トウガラシの輪切りを添えた白菜漬け。(本新書カバーコ
B−359 たべものと日本人 河野友美 講談社現代新書 77第6刷 900 A・350
食は人をつくる、という。 では、自然の幸に恵まれた日本人は、どんなたべものを好んで食べ、それによってどのような性格を育ててきたのか。 食料資源の欠乏も懸念される今後、日本人は、日本人のたべもの文化は、どう変わるのだろうか。 本書は、料理文化と味覚構造の日本的特性を、諸外国とも比較しながら考察し、日本人の性格・国民性の解明に新視点を提供した。 興趣あふれる異色の文化論。(本新書カバーコピーより)
B−360 モチの文化誌 坂本寧男 中公新書 89 900 A・520 日本人のハレの食生活
餅、強飯、粽(ちまき)などへの嗜好の起源と伝播を、植物学的に探求。 餅や強飯がハレの食事に重要な位置を占め、伝統儀礼に伴う藁製品にモチイネを使うように、わが国には伝統的「モチ文化」がみられる。 東アジアに目を向ければ粽、すしから酒づくりまで、モチ性穀類は日常的にも利用されている。 この”ねばねば嗜好”はどう獲得され、定着したのか。 著者(京都大学教授)は穀類のモチ性品種の栽培と利用の起源を探究し、ついに「モチ文化起源センター」を見出す。 民族植物学の方法と成果をヴィヴィットに示す。(本新書帯コピーより)
B−361 和菓子の京都 川端道喜 岩波新書 90 1,500 A・550
端午の節句を彩る粽(ちまき)の緑の奥深さー。 四季折々に私たちの目を楽しませてくれる和菓子は、その繊細な味覚とともに日本人の生活に深く結びついている。 四五〇年前より御所や茶人に餅と菓子をおさめてきた川端家。 その現当主が、和菓子文化の源流である御所の食と茶の湯、菓子作りの秘話、そして京の歳時記と京都人気質を語る。(本新書カバーコピーより)
B−362 すしの歴史を訪ねる 日比野光敏 岩波新書 99初 1,000 A・740 カラー口絵4ページ
すしは豊かな食文化の象徴である。 <ナレ>から<握り>へ。 千数百年の歴史のなかで生み出されてきたさまざまな形態は、いまも各地に残っている。 祭礼や季節の魚菜と結びついた古いすし、手軽さを工夫した新しいすし。 日本には北から南まで、材料・つくりかたともユニークなものが何と多いことかと、改めて驚かされる。 それらを通して、変化に富んだすしの歴史をつづる。(本新書カバーコピーより)
B−363 ミツバチの文化史 渡辺孝 筑摩書房 1994 3,900 A・2200
花咲く牧場と森の王よ。 ゼウスは山羊の乳とハチミツで育てられ、アレキサンダー大王の遺体はハチミツ漬けにして運ばれ、プラトンはミツバチの雄蜂に託して民主主義を批判した。 人類の文化史はハチミツ抜きでは語れない。(本書カバーコピーより)  *人類がハチミツを採取しはじめたのは、洞窟絵画によれば紀元前一万年よりも古い。 以来、文明は変わっても人間とハチとの関係は変わらない。 宗教的用途にハチミツを用いた古典悲劇の時代、国家をミツバチの社会と比較して論じたプラトン、ハチの生態を詳しく観察したアリストテレスなど、ギリシャ時代の話題を中心に、中東、ローマ地域の歴史にミツバチの文化史をたどる。(書評より)
B=364 味噌・醤油・酒の来た道 森浩一編 小学館 87初 1,700 A・1800 日本海シンポジウム
日本海沿岸諸民族の食文化と日本!  日本人の食文化は、古来、日本海をとり囲む地域との交流の中でさまざまに変化し、独自の発展をしていた。 今日の日本人の食生活のひとつの原点を古代日本海地域にさぐる。 寿司は鮨か鮓か? この答えを探ると、中国をはじめ、北東アジアも含めた日本海をめぐる地域の食文化が、日本人の食生活に微妙に影響していることに気づく。(本書カバーコピーより)
B−365 中国茶の事典 成美堂出版編集部 成美堂出版 00初 2,400 A・1200
1000種をこえる中国茶の魅力と楽しみ方!  ふしぎなふしぎな中国茶を始めてみませんか? 1000種を超えると言われる中国茶。 人気のウーロン茶はそのひとつにすぎず、一体どれくらいの香りとおいしさがあるのか奥の深さは計りしれません。 さらにヘルシー高価やリラクゼーション効果などもあり、4000年の歴史がもつふしぎな魅力とパワーが漂っています。 おしゃれな中国茶器でその魅力を味わってみませんか?(本書カバーコピーより)     全編カラー写真満載でビジュアルに中国茶の魅力の全てを満喫できる!
B−366 「食」の歴史人類学 山内昶 人文書院 95初第3刷 2,800 A・2987 比較文化論の地平
食を通して文化を考える。 異国料理を最初に食べたときの情景から始め、日本料理と西洋料理の違いと歴史、人間という雑食動物の特質、肉食タブーと文化理論など豪華なメニュー。(本書カバーコピーより) *第7回和辻哲郎文化賞受賞。 内容的には、1日本人と異国料理ー(1)国外で、(2)国内で 2南欧人と日本料理ー(1)青い目に映った日本の食事情、(2)文化衝突とマナー摩擦 3雑食動物ホモ・サピエンスー(1)雑食・肉食・菜食、(2)西洋の肉食、(3)日本の肉食 4食物タブーと文化理論ー(1)タブーの展開と構造、(2)食
B−367 日本食物文化の起源 安達巌 自由国民社 82初 2,800 A・2000
日本列島が一万数千年前に大陸につながっていたころは農耕文化をもたなかった。 したがって、日本の食文化は挙げて渡来文化なのであって、それが時間の経過につれて歪曲され多角化されただけなのである。 そこで本書ではこれら渡来食文化のルーツとのつながりをできる限り明らかにしたいと思った。 それはこうすることによって食文化の全体を正確に把握することができると信じたからである。 伝来食を原材料である動植物とその食法に二分し、さらにそれぞれを原産地と渡来年代別に分かったのも、こうすることが全体としての把握に最も便利だと思
B−368 私はチョウザメが食べたかった。 末広陽子 河出書房新社 03初 2,900 A・2400
魚類学者の父親(末広恭雄)から、アメリカ旅行の土産話として若いころに聞いた「チョウザメがおいしかった」という言葉。 サメがおいしいなんてヘンだー。 戦時下の配給のサメ肉を食べた経験から、父親の言葉に疑問を覚えた著者は、やがてチョウザメに関心を抱くようになる。 そして、はじめて催された帝国ホテルのチョウザメ・ディナーで、その疑問は一層深まっていく。 おいしいチョウザメを求めてウクライナを、カムチャッカを、日本各地のチョウザメ養殖場を訪ね歩く内に、著者の興味は「古代魚としてのチョウザメの自然科学」に傾き始め、
B−369 しょうゆ風土記 河野友美 毎日新聞社 74初 1,800 A・850 函入り
しょうゆが、今や世界的調味料になりつつあるとき、もう一度、日本人がつくりあげた、この不思議な調味料を”味覚と風土”と言う角度から見直してみたい。 それが私の願いである。 (著者の言葉から)  本書では、しょうゆの育った日本の風土・土地を詳しく取り上げるとともに、外国、とくにアメリカ醤油についても紹介している。 著者によれば、「醤油はイメージからすると純日本的であるが、香りの成分から分析していくと、純洋風といった方がよいそうである。 バラやヒヤシンスの花の香りを初めとして、ウイスキー、ブランデー、アーモンド
B−370 みそ汁風土記 川村渉 毎日新聞社 73初 1,800 A・850 函入り
●みそ汁は日本人の心のふるさと。  みそとみそ汁にまつわる故事来歴、全国各地のみそ汁とみそ料理の生い立ち、郷土色など、古希をすぎた”みそ先生”が書き下ろした楽しい食べもの随筆集。(本書帯コピーより) 内容の一部:「みそ汁風土記」−みそのふるさと、鑑真のみそ伝来説、豆みその風土、みそ汁の歌、さつま汁の系譜、みそ田楽の元祖、仙台みそ、信州みそ、みちのくの味、みそ汁の店、シュンのもの 「みそ汁 みそ料理」−郷土味自慢、ほたて貝汁、ねぎ汁、けの汁、いくら汁、五平もち、やきまんじゅう、鮎の石焼、合わせみそ、山ふぐ、
B−371 中国の茶書 布目潮?・中村喬編訳 平凡社 79 3,600 A・1500 東洋文庫289函入り
巻頭に布目潮?博士の「中国の茶書」を置き、中国における喫茶の起こりを論じ、次いで唐代から宋代・明代に至る中国の茶書の概要を説明し、我が国における中国茶書研究の状況を述べる。 本論として、「茶経」(唐・陸羽)、「煎茶水記」(唐・張又新)、「湯品」(唐・蘇●)、「茶録」(宋・蔡襄)、「大観茶論」(宋・徽宗)、「宣和北苑貢茶録」(宋・熊蕃)、「北苑別録」(宋・趙汝礪)、「製茶新譜」(明・銭椿年)、「煮泉小品」(明・田芸衛)、「茶疏」(明・許次?)を列載し、いずれにも詳細な訳注を付す。 374頁にわたり、茶道の源流をさぐる基本文献を網羅列挙している。
B−372 西洋菓子彷徨始末(洋菓子の日本史) 吉田菊次郎 朝文社 06初 2,900 A・2733 増補改訂版
鉄砲とともに伝来したカステラ、コンペオトウ。 明治開化期、鹿鳴館の夜会を飾った西洋菓子。 さらに日本人向きに進化をとげた大正昭和の洋菓子。 元祖カリスマパティシェである著者が、専門家の独自な視点で研究し、おもしろおかしく軽快にまとめた洋菓子の日本史。(本書帯コピーより)  本書内容の一部を紹介すれば、「西洋菓子事始め」ー南蛮紅毛異文化紀聞、「西洋料理・旅籠屋事情」−西洋菓子商売往来、「甘き世界のパイオニア」−独逸菓子奮闘記、「日仏二大巨星譚」−チョコラベル昭和伝等々。
B−373 お菓子な歳時記 吉田菊次郎 時事通信社 04初 2,400 A・1600
和洋、四季のお菓子が織りなす甘美な世界。 一年十二ヶ月のさまざまな節目において、ときに主役を演じ、はたまた脇役に徹するお菓子。 その知られざる由来、エピソード、文化を季節ごとに綴った至福のエッセイ。 本書内容の一部を紹介すれば、1月ー「お年賀のお菓子」、「花びら餅」、「王様のガレットーフランスのお正月」、2月ー「椿餅ー如月の逸品」、「聖燭祭とクレープ」、「節分の豆もお菓子の一種?」、「バレンタインデーとチョコレート」、「カーニバルとお祭りお菓子」、3月ー「ひなまつりとひな菓子」、「ホワイトデーとお返しのお菓子」、「ぼた餅とお萩−お彼岸に付き物」、「復活祭とイースターエッグ」等々。
B−374 西洋諸国お菓子語り 吉田菊次郎 時事通信社 05初 2,400 A・1600
「本書は、味覚の多様性や限りない創造性といったものが、国を超え地域をつなぐべく広く伝播し、他の文化圏へと深く影響を及ぼしていくことを私たちに教えてくれています。 読者の皆様方は、この作品の中に、ルネサンス時代あるいはルイ十四世の時代から現代に至るまでを旅しながら、お菓子の来し方が本来の歴史といかに不可分なものがあったかを、改めて発見されることと思います。 なお、吉田氏の意図するところは、単に<お菓子の歩み>の教示のみならず、数多くのレシピを含めた食卓の饗宴の手引きにも筆を及ぼしてくれているところにあります。 すなわち、本書は、フランス菓子に魅了されたすべての方々にとって、知的にして哲学的な、そして多彩な味覚巡歴の遥けくも壮大なる旅路への誘いともなるわけです。」(駐日フランス大使 ベルナール・ドゥ・モンフェラン氏による「まえがき」より)  内容的には、フランス・ドイツ・イタリア・オーストリア・スイス・スペイン・ポルトガル・イギリス・アメリカ・オランダ・ベルギー&ルクセンブルグ・北欧・東欧のお菓子に分かれる。
B−375 たべもの語源辞典 清水桂一編 東京堂出版 82第5版 2,600 A・2800 函入り
本書は「食べ物」の名称について、語源・由来を明らかにし、加えて調理法、旬の時季、逸話などにふれ、総合的な知識を得られるようにした。 項目としては、鳥・獣・魚貝類・穀物・野菜・果実・藻・茸類・加工食品・菓子・酒・調味料、調理法、料理名、用語・用具などを収めた。(本辞典の凡例より)
B−376 ケンタッキー・バーボン紀行 東理夫 東京書籍 1997 2,800 A・1900 オール・カラー
このアメリカン・ウイスキーは、どことなく男の、それも荒々しく野生的なところを持った男の酒のように思われているふしがある。 ことに西部のカウボーイたちが、スゥイング・ドアを両手で開けてカウンターに歩み寄り、ラベルも何もついていない瓶から注いでもらったショット・グラスを、一挙動で逆立てて喉仏に叩きつけるようにして飲む姿に代表される酒のように考えられることが多く、そのことがとても残念でたまらない。 あの時代、一八五〇年代はまだバーボン類の質も悪く、フーゼル油などの不純物が混じっていてとてもゆっくり味わって飲むような代物ではなく、ああでもしなければ喉を通らなかったのだ。 そうでなくともバーボンは、スコッチなどにくらべて低い位置にあるように思われている。 その悔しさが、この本を書かせる理由のひとつになっているといってもいい。(本書「後記」より)  内容的には、「野生の七面鳥に逢いたい」−オールド・テイラー/ワイルド・ターキー、「リトル・シカゴ・タヴァーンにて」−メーカーズ・マーク、「ブッカー・ノウの家」−ジム・ビーム/ブッカーズ、「運の良い樽」−エンシェント・エイジ/ブラントンズ、「ヒーロウたちの酒」−ジョニー・ドラム/イライジャ・クレイグ/ヘヴン・ヒル、「雨のチャーチルダウン」−I.W.ハーパー、「密造酒たちの夜」−バートン/ジョージア・ムーン、「テネシー・プライド」−ジャック・ダニエル/ジョージ・ディッケルに分かれる。 
B−377 韓国料理文化史 李盛雨著、鄭大聲・佐々木直子訳 平凡社 99 9,800 A・4600 629頁
遂に翻訳・出版成った韓国食文化研究の泰斗の名著。 韓国料理ーその文化と歴史の全てが今ここに、初めて明かされる。 これは、日本初の韓国料理歴史と文化の完全版である。(本書の帯コピーより)   内容的には、「韓国の古料理書」、「韓・中料理略史」、「東洋版の栄養学と料理原理」、「飯の文化」、「麦飯と雑穀の文化」、「ピビムパプの文化」、「ヤッパプの文化」、「粥の文化」、「スープの文化」、「チャンクツの文化」、「ヘジャンクツの文化」、「コムタンとソルロンタンの文化」、「クッパプの文化」、「片肉・熊掌・足片・スンデの文化」、「チゲ・チヂミ・チョリム・炒・チムの文化」、「チョンゴルの文化」、「神仙炉の文化」、「勝佳妓湯の文化」、「麺と冷麺の文化」、「高麗という料理」、「犬料理の文化」、「羊料理の文化」、「豚肉料理の文化」、「鶏・雉・卵料理の文化」、「魚介料理の文化」、「ナムル料理の文化」、「海草と寒天の文化」、「ムツの文化」、「豆腐料理の文化」、「伝統的な郷土料理」−ソウル料理・京幾道料理・忠清道料理・慶尚道料理・全羅道料理・江原道料理・済州道料理・黄海道料理・平安道料理・咸鏡道料理、「李朝時代の料理衛生」、「李朝時代の料理化学」等に分かれる。
B−378 ハチミツの話 原淳 六興出版 88初 1,900 A・1200
生れ落ちたら母親が蜂屋の娘だったという著者は、大学も農学部に入って蜜蜂研究のため大学院までいく。 そして就職は「全国転地養蜂農業協同組合」となってその人生を蜜蜂とともに進むこととなる。 そんな著者がハチミツに全く無知な女性と結婚して、それまで自分の常識だと思っていたことが悉く粉砕された。 それに触発されて、ハチミツのことをあまり知らないという人に、ハチミツをもっと知ってもらいたいと思って書いたのが本書である。(本書「はじめに」より)   内容的には、「ハチミツ入門」、「働き蜂の公開講座」、「花のジプシー体験記」、「ハチミツの文化」、「ハチミツ処方箋」、「ハチミツの現状と未来」、「ハチミツ・アラカルト」に分かれる。 本書「おわりに」では、著者はホビーとしておとなしいニホンミツバチを飼う事を勧めている。 餌もやらなくともいいし、庭に置いておけば勝手に飛び回って自給自足するし、散歩に連れて行かなくともいいし、水遣りの心配もなく旅行にもいけるというのだが・・・・・。
B−379 東海道たべもの五十三次 鈴木晋一 平凡社 91初 2,900 A・2200
興津鯛、宇津谷峠の十団子、芋川のうどん、桑名の焼蛤・・・・・・と各宿の名物が目白押し。 江戸期の道中記をもとに旅と食べ物への執念を浮き彫りにする会心の書き下ろし!!  なにしろ草鞋がけで歩くのが基本であるから、疲れもひどかったし、おなかもすいた。 読み書きのできない連中に旅の感想を聞いてみると、たべたものだけは順序も間違えずに正確に記憶していることが多かったのだろう。 「名物をくふが無筆の道中記」(「誹風柳多留」第三八篇<一八〇七>)という句の生まれたゆえんである。(本書「はじめに」より)
B−380 『典座教訓』講話 青山俊董 柏樹社 95 3,300 A・2200
料理は自己の修行。 「食事づくりは仏道修行そのもの」と説かれた道元禅師の名著を尼僧院長が一句ごとに懇切にその要諦を語る。(付:「典座教訓」全原文・読み下し文)   「私が今日まで繰り返し拝読してまいりましたものの一つに「典座教訓」があります。 御存知のようにこれは道元さまが著わされた「永平清規」全六巻の中の一巻です。 「正法眼蔵」や「永平広録」というものが、宗教哲学と表現したらいいのでしょうか、そういう理論的背景について書かれたものであるのに対し、今ここでそれをどう実行するか、どう行ずるか、その具体的な行じ方がかかれているのが「永平清規」だといってよいのではないかと思います。 今ここで具体的に行ずる、具体例の一つとして、台所にあって料理を作る配役にまわったときの心得を説かれたものが「典座教訓」であります。(本書1「道元禅師の仏法観と『典座教訓』より)   内容的には、1「道元禅師の仏法観と『典座教訓』」、「典座職の心構え」、「食事の仕度」、「典座の心の運び」、「僧堂の作法」、「中国での典座の教え」、「食事供養の心」、「典座の道心」、「三つの心構え」に分かれる。
B−381 典座教訓ー禅心の生活ー 篠原寿雄 大蔵出版 82 3,800 A・1800 大蔵選書3、函入り
「道元禅師は、叢林(多くの仏法修行者の集まる修行の道場のこと)の生活に是非守らなければならない清規(規則)を制定された。 「典座教訓」も、その中の一種である。 本書の教えは、典座すなわち叢林の知事職ー幹部役僚で専ら衆くの修行者の食事関係をつかさどる僧に対する教えである。 食事をいかに作り、いかなる心づかいをもって日々ふるまうか、細かい心得を微に入って親切に説かれ、特に炊事は尊い仕事であるということを強調した書物であるが、この教えは単に叢林の典座、あるいは修行者のみを対象にしたものではない。 世の一般の人ひとにも、毎日の調理の上に、また、その料理をいただく上に、そのまま立派な教えとなる。」(本書「はしがき」より)   本書の構成は、「典座教訓」全文を細かく分けて、その各々の読み下し文、現代語訳文および詳細な語釈・脚注からなっている。 また、巻末に奥書・補注および「典座教訓」原文を付している。    
B−382 日本の食とこころ 國學院大學日本文化研究所編 慶友社 03初 3,000 A・3200
國學院大學日本文化研究所では、年に春秋二回、公開学術講演会を開催している。 二年間の春秋、あわせて四回にわたる講演にあらかじめ通しテーマを設定し、講師に演題を決めて講演願い、四回済んだ段階で先の講師方を中心に総括的にシンポジウムを行いその成果を一冊の刊行物に纏めている。 今回のシリーズは、通しテーマ「食とこころー食文化にともなう精神性を探るー」として平成12年度から次のように開始されたものである。  「神饌から見た日本の食文化」(岩井宏實)、「東南アジアの食文化ー日本文化との比較ー」(大崎正治)、「琉球諸島の食文化ー日本本土との比較を軸にー」(小島嚶禮)、「アイヌ民族の神々と饗宴」(萱野茂)およびシンポジウム「食とこころー食文化にともなう精神性を探るー」から構成される。     *生命維持のための食物の摂取は、動物の等しく行う営みであるが、ヒトが他の動物と一線を画するところは、食をめぐる行為に精神性がともなう点であり、そこが食文化の根源をなすところである。 平素のいたって日常的な場面でも、食物の摂取過程で、超自然的なるものの存在を意識してきたらしいことは、ものを食べるさいのマナーや禁忌の中に探ることができる。 それは日々の暮らしの習俗として伝承され、庭訓の学習の一つとして醸成されてきたのである。 そうした場の中心であった食卓の周辺では、かっては団欒の雰囲気の一方で、なにがしかの緊張感も漂っていたように思う。 まして年間の諸行事や人生の節目節目などの非日常的な、いわば神々を核に展開する場面では、精神性はより濃厚になり、あるときは象徴的に、あるときは具象的に表出する。 このような領域の食習俗を検討することによって、食文化における精神性を探る手だてとしようというのが、今回の一連の企画の意図である。(本書「はじめに」<斉藤ミチ子>より)
B−383 歴史読本 臨時増刊’74−10 「日本たべもの百科」 新人物往来社 新人物往来社 1974/10/1 2,900 A・580 412頁
巻頭対談「たべもの文化史」(多田鉄之助・樋口清之)、必携資料/新編集歴史年表「日本食物年誌」(井門寛)、エッセー「野獣の味」(戸川幸夫)、「真宗の味は漬物の味」(新田次郎)、「食べものと時代小説」(桶波正太郎)、「菊寿餅」(杉本苑子)、「会津の餅とさかな」(早乙女貢)等々、由来たべもの事典「日本たべもの総覧」、大漢和辞典にもない魚字九一五を総覧する「魚名魚辞」(笹崎晃雄)、特別企画/食生活の知恵「たべものの知識一〇〇」、うまいものガイド「全国郷土料理七〇〇」、「食物に関する参考文献一〇〇」等々食に関する知識・エッセー満載!
B−384 漢方薬入門 難波恒雄 保育社 82重版 500 B・500 朱線書き込みあり
保育社カラーブックス
B−385 和菓子の辞典(新装普及版) 奥山益朗編 東京堂出版 89初 2,900 A・1800
本辞典は、わが国で市販されている和菓子について、その西方、歴史を開設し、販売している店名、店の来歴を説明している。 見出し項目は、五十音順に、菓子名、店名を太字で示し、< >内に菓子の作られている都道府県名を載せた。 内容的には、北海道27銘菓、東北114銘菓、関東181銘菓、中部264銘菓、近畿276銘菓、中国80銘菓、四国41銘菓、九州114銘菓に分けて解説している。 この種の辞典についての良否は、爾武運の住んでいる地域の店舗の取捨選択がどうされているかで判断するほかないが、その点から言えば店主としては美濃忠の上り羊羹・初鰹、万年堂のおちょぼ、静岡の追分羊羹、四日市のなが餅と選択に不満はない。
B−386 復刻版雑誌「食道楽」(第2期)全6巻全32冊・別冊1 神奈川県立栄養短期大学伝承食研究会監修 五月書房 92初 98,000 A・296640 A5判上製・堅牢函入り・布装・各巻平均690頁
このたび復刻された「食道楽」は、明治から昭和初期にかけて人気を博した、今日風に言うグルメ雑誌の先駆けである。 明治期に刊行された全三十一冊(明治38年5月から同40年8月まで)は、既に第1期分(全5巻別冊1)として、昭和59年に復刻刊行されている。 今回はこれに引き続き、第2期として昭和3年4月創刊号より同5年12月号までの全三十二冊を全6巻別冊1として復刻刊行することになった次第である。 この第2期「食道楽」は、元東京朝日新聞記者で、食通としても名高い松崎天民が長年にわたって培った広い人脈から選んだ文化人、食通、料理家、その他の食の専門家らと、彼の秀でた文才を駆使して作られた幅広い食文化に関する雑誌である。 目次をめくっていくと、徳富蘇峰、直木三十五、倉田百三、長谷川伸などの懐かしい名前にも出会うことができる。 こうした当時活躍した文化人たちの本業とはちがった思わざる横顔に接することが出来るのも「食道楽」ならではの楽しみであろう。 また、表紙絵や挿し絵、広告のイラスト、宣伝文句などの一つ一つが当時の世相・風俗を知るうえでの貴重な宝庫であり、情報源でもある。 第2期分として今回復刻される昭和初期は、大正デモクラシーの時代を経て、なおかつ、第2次世界大戦にもまだ遠い、まさしく庶民文化の成熟期のなかにあった。 したがって、この時期の「食道楽」の内容は明治期のものに比べると、新しい料理や新しい食素材の紹介などの教科書的記事は少なく、、之に変わって、全国各地の郷土料理や有名料理店の紹介記事(他との比較や批判もしている)などが多くなっている。 また、もう一つの傾向として、小説家、脚本家、詩人、画家、漫画家、役者など当時の文化人を執筆陣とした食に関する随筆、紀行文などが目立つ。 「食を楽しむ雑誌」といったところである。(「復刻版『食道楽』第2期刊行にあたって」より)
B−387 喫茶養生記 栄西 講談社学術文庫 00初 1,600 A・620 (全訳注)古田紹欽
鎌倉時代、広い知識と行動力で、先進的知識人として活躍した栄西は、二度にわたり、宋に入り、中国文化の摂取に努めた。 中国の禅院で行なわれていた飲茶の習慣を日本でも行なうべく、当地で得た茶の実を建仁寺境内に植栽し、日本の茶の始祖となる。 本書は、「養生の法」として喫茶を説いた茶書の古典。(本文庫カバーコピーより)  内容的には、「読み下し文&注釈」、「現代語訳」、「原文」および「栄西と<喫茶養生記>」に分かれる。
B−388 食物の生態誌 西丸震哉 中公文庫 79初第2刷 800 A・240
"食糧危機"が叫ばれて数年、そのわりに食物があり余るグルメの国ニッポンー油断めさるな各々がた! 食物と人間との切っても切れない間柄を、ユーモアたっぷりに説きあかしてくれる、食物学者の野性味溢れる警告書(本文庫カバーコピーより)
B−389 食生態学入門 西丸震哉 角川選書 81 1,800 A・880
食生態学とは「食べる」という基本行為が行動範囲、精神状態といかに関わっているかを科学的に追究する新しいジャンルである。 著者は、人類十億年の「食」の歴史を遡り、自然界では一生物にすぎない「人」の位置を認識させ、現代人の食生活に新しい方向を与えようと試みる。 やがて来る飢餓時代に、如何に「食」を維持すべきか。 綿密なデータを駆使し、縦横無尽な発想を展開させた「生き残りの方法」を明示する必読の一冊である。(本選書カバーコピーより)  内容的には、一 生物発生時の自然、 二 人類の起源、 三 原始社会の食生活、 四 本能の進化、 五 味覚の歴史、 六 科学文明化と寿命、 七 これからの食糧事情、 八 地球の異変 に分かれる。 
B−390 食の原理 農の原理 原田 津 社団法人農山漁村文化協会 97初 1,200 A・1442 人間選書199
食と農は同じ原理で・・・・  むらと都市は異なる原理で・・・・  四十年にわたる農村巡礼のなかに、都会育ちの著者が感受した異と同のハーモニー。(本書カバーコピーより)   内容的には、序章:「農と食は同じ原理を持つ」  一章:「広がる<食べごと>ちじこまる<食生活>」  二章:「つくることと食べること」  三章:「農から食へ発信する」 に分かれる。
B−391 日本食生活史年表 西東秋男 楽游書房 83 2,800 B・2000
本書は、栄養・安全性・食糧需給・嗜好・文化・社会心理等々幅広い面より、著者が折に触れて読んだ食生活・食糧経済に関する著書・論文・雑誌等の中から、食生活に関する事項を整理して種々の角度から検討を加え収録したものである。 編纂に当たっては、日本人の食生活の歴史を概観できるように西暦1年から1981年までを年表化した。 前所有者の線引きが数箇所存するが、いずれも修正液にて抹消済である。
B−392 新版 日本食物史−食生活の歴史ー 樋口清之 柴田書店 92 2,900 A・2260
日本人のこの国土における十万年以上にのぼる長い食生活は、常に有機的に他の歴史事象とも必然的な結びつきをもっていた。 政権の交替にも、文化様式にも、時代の性格にも、国民の体位にも、食生活の持つ意味は決して少なくはなかった。 すなわち、食生活は他の歴史的事象の結果としてあるのではなく、他の事象と相関的にあるのだという意味である。(本書の結語より)  本書は、著者が日本女子大はじめ各校で講義していたものをもととし、教員免状や栄養士資格に必要と考えていた食文化史をまとめたものが中心になっているが、昭和三十五年の初版発行から数十年たち、三十版を重ねたことにより、その後の新見解を入れて新版として世に問うものである。(本書「新版にあたって」より)
B−393 京野菜 高嶋四郎 淡交社 82初 1,500 A・1200
貴族文化の頂点を経験し、仏教信仰の中心地でもあった京都は、肉食を主としない文化体質を背景として、野菜栽培に関して常に主導的な地位にあった。 質の高い需要者の集るところに品質のすぐれたものが提供されるのは当然である。 このようにして京都には優れた品種が全国から集り、多くの篤農家による技術改良が行なわれ、独自の栽培技術が生まれて、多くの優れた野菜品種が生まれた。 極めて集約的、園芸的といわれる従来の日本農業の縮図ともいえる。 しかし、戦後の日本農業は地すべり的な変革に見舞われ、伝統的に受け継がれてきた京都の野菜の品種の中には姿を消してゆくものが多くなっている。 著者は、このような京野菜に関する調査を進め、種子の保存に専念し、その来歴・形態を調査研究してきた。 本書は、その集大成と言える。 内容的には、一 日本野菜と京野菜、 二 京野菜−来歴と特性ー<ダイコン、カブ、タケノコ、サトイモ、ゴボウ、セリ、ネギ、カボチャ、ナス、キュウリ、シロウリ、ササゲ>に分かれる。 
B−394 果物と日本人 小林章 日本放送出版協会 86初 1,600 A・750 NHKブックス
古代より日本社会の中で果物観がどのように変転してきたかを歴史的に跡づけ、さらに生活様式の変化による大量流通、外国産果の輸入自由化の脅威、減少する自給率・農業人口など、生産現場の視点を踏まえ、混迷の中にある日本果物農業のゆくえを展望する。 加えて馴染み深い果物と私達とのかかわりを誌した「果物故事来歴」を併載し、果物を総合的に捉え直す。 斯界の第一人者による積年の労作。(本書ブックカバーコピーより) *表紙見開きに著者の謹呈墨跡あり。
B−395 熱帯の果物誌 岩佐俊吉 古今書院 84 4,800 A・2000 作物食物文化選書
本書は、主要な熱帯果物につき、古今東西にわたる人類の営みを、果物の視野で振り返った内容となっている。 本書の対象はなじみの薄い熱帯果物であるから、記述した果物については、すべてに図を挿入した。 この図は実物の写生と著者自身が描いたものである。 内容的には、1「熱帯果物のふるさと」、2「熱帯果物の特性」、3「さまざまな熱帯果物」<バナナ、パイナップル、ヤシ類、パンノキ、パラミツ、バンレイシ類、アボカド、タマリンド、ゴレンシ、ライム、ベルノキ、ズク、マンゴ、カシュー、レイシ、リュウガンおよび近縁果物、ドリアン、マンゴスチン、クダモノトケイ、パパイヤ、グアバ、ブラジルナット、ケガキ、サポジラ、トマトノキ>
B−396 食べ物の科学 小島道也・伊東正 日本放送出版協会 91第14刷 1,300 A・750 NHKブックス
市場価格が安いため、トラクターでキャベツを収穫せずにすきこんでいる姿が時々テレビで流される。 このように生産者価格が暴落しているときでも、小売価格はそれほど下がらないという現実がある。 何故だろう。 一方、余剰食糧の処理に困り果てている国があると思えば、世界のどこかで毎日のように、食糧飢饉のためにたくさんの人が死んでいる。 何とかならないのか。 本書は、食べ物についての今日的な話題を集め、その現実と問題点を平易に解説したものである。 
B−397 アイスクリームの本 森永乳業編 東洋経済新報社 86初 4,800 A・980
本書は、人間とアイスクリームの出会い、いいかえれば食文化としてのアイスクリームに関わるエピソード集ともいえるものである。 内容的には、1「アイスクリームのルーツがとけた!<アイスクリームの先祖西東・アラビアンナイトの氷菓・中世ヨーロッパとアイスクリーム・アイスクリームの大衆化等々>」、2「アイスクリームで文明開化の風が吹く<日本のルーツ・清少納言とかき氷・咸臨丸とアイスクリーム・あいすくりんからアイスクリームへ等々>」、3「アイスクリームとは、そも何者?<アイスクリームの原材料・製造過程・味と香り・栄養等々>」、4「アイスクリーム、気になるうまさの秘密」、5「アイスクリームがはこぶロマンの香り<外国小説とアイスクリーム・童話とアイスクリーム・アイスクリーム党としての夏目漱石・日本文学の中のアイスクリーム・スクリーンとアイスクリーム等々>」、6「いろいろアイスのパフォーマンス」、7「世界各国アイスクリームお国ぶり」に分かれる。
B−398 戦後に見る食の文化史 山口貴久男 三嶺書房 83初 1,900 A・2300
本書は、飽食時代への問いかけの書である。 量・質・食意識の面と、他のさまざまな生活領域とのかかわり合いを意識しながら、豊富な資料を掲げて、戦後の食生活の変遷をわかりやすく論じた。 「食」に興味のある方、食品産業やその関連産業に携わる方々に必読の書。(本書カバーコピーより)
B−399 キッチンーレストランの文化誌ー ゲイリー・アラン・ファイン 法政大学出版局 00初 4,700 A・4900
本書の著者は、シカゴのノースウェスタン大学社会学科教授。 彼は、いままで社会学的に調査研究されることがほとんどなかったレストランの厨房に注目し、とくに裏方として働くコックを調査対象とし、交渉によってもたらされる組織内部の秩序を研究しようとした。 彼は、本書においてレストランの厨房をフィールドに、<客XコックX経営者のドラマ>を社会学的・民族誌学的に分析してグルメブームの舞台裏に迫っている。 彼は言っている。「完成した料理は、焦げたときや生焼けのときとは違った匂いがする。 これらの匂いが民族誌学者の手がかりなのだ。」
B−400 すし風土記 近藤弘 毎日新聞社 74初 1,800 A・950 函入り
本書は、日本人とは何かという問題をすしを通して考えようと試みたものである。 内容的には、「すし風土記(すしと日本人・すしの分類・すし飯・握りの食べ方・コハダは江戸っ子の味・アナゴ・ニツメとニキリ・タネのニックネーム・酒ずし等々)」と「全国すしの味(そばずし・マス寿司・サケ寿司・東京の握りずし・だいこんずし・柿の葉ずし・蟹寿司・アユずし・吉野寿司・大阪のすずめずし・手こねずし・サバずし等々)」に分かれる。