B(7) 食の文化・歴史・民俗・事典その他(7) (単位:円)
番号 書名 編・著者 出版社 刊行年 価格 程度・定価 摘要
B−601 被差別の食卓 上原善広 新潮新書 2005 1,800 A・680 魂の料理
大阪のある被差別部落では、そこでしか食べられない料理がある。 あぶらかす、さいぼし・・・・・。 一般地区の人々が見向きもしない余り物を食べやすいように工夫した独自の食文化である。 その”むら”で生まれ育った著者は、やがて世界各地にある被差別の民が作り上げた食を味わうために旅に出た。 フライドチキン、フェジョアーダ、ハリネズミ料理ー。 単に「おいしい」だけではすまされない”魂の料理”がそこにあった。(本新書カバーコピー)      内容的には、「ソウルフードーアメリカ」、「奴隷たちの楽園ーブラジル」、「漂泊民の晩餐ーブルガリア、イラク」、「禁断の牛肉料理−ネパール」、「被差別の食卓ー日本」に分かれる。 4106101238
B−602 江戸のファーストフード(町人の食卓、将軍の食卓) 大久保洋子 講談社 1998 1,800 A・1500 講談社選書メチエ121
 すし、てんぷら、そば、鰻の蒲焼、しるこ、だんご、大福・・・・。 すべては江戸の屋台から始まった!  盛り場に、辻々に、縁日にー百万都市江戸を埋め尽くしたファーストフード屋台から、日本料理を代表するてんぷら、すし、そばが生まれた。 せっかち庶民の愛した江戸前の味、将軍の意外に質素な食卓、「初鰹狂想曲」、そして究極のグルメレストラン八百善まで、多彩で華麗な江戸の食空間を読む。(本選書カバーコピー)             4062581213
B−603 ワインの王様(バーガンディ・ワインのすべて) ハリー・W・ヨクスオール著、山本博訳 早川書房 1983 3,800 A・2300 タイムズも絶賛!
世界にあまたあるワインの中で、筆頭かつ代表的な銘酒になると、どうしても、ボルドーとバーガンディ(フランス語ではブルゴーニュ)になる。 それは東西にひかえる両横綱のようなもので、しかも、「バーガンディは王様、ボルドーは女王」とたたえられるようにはっきりと異なる対照的な個性をもっている。 いわば、この二つのワインは、銘酒の典型、象徴的存在なのである。 しかもその原型が、歴史の節の中で形成されて来たという事情があるため、この二つの銘酒は「クラシック・ワイン」と称され、今日の音楽におけるクラシック音楽のような位置をしめている。 ワインを飲む者、ないしはワインを学ぼうという者にとって、まず、ボルドーかバーガンディを知ることからその門に入り、最後はその粋を究めなければならないことになる。 こうした観点から、アンドレ・シモンによって創立された有名なイギリスの「ワイン・アンド・フード・ソサェティ」がワインについて二冊の本を刊行した。その一冊が、このヨクスオールの『バーガンディ』であり、もう一冊がペニング・ロウゼルの『ボルドー・ワイン』である。 いずれも、ペンギンブックスの叢書に組み入れられ、ワインについての基本的、本格的入門書になっている。(本書「序にかえて」より) *「バーガンディ・ワインの本を書くのに、ヨクスオール氏以上の適任者は考えられない。 ワインへの愛が行間ににじみ出ている。 周到に練られた味わい深い本。 ワインを愛する人にとって、最良の伴侶となろう。」−タイムズ 4152032324
B−604 ワインの女王(ボルドー・ワインのすべて) 山本博 早川書房 1990 3,800 A・4000 シャトー・ワイン
ボルドーの優れたワインは、一口に言えばシャトー・ワインにつきる。 優れたシャトーのワインの一瓶が食卓に現れたとき、そのシャトーにまつわるさまざまな歴史・人物とのかかわり合いを語ることくらい、そのワインの味わいを深くすることはない。 そうした観点から、ボルドーの最上シャトーについては、すでに『ヴィノテーク』誌上で書いてきたシャトー物語を、そのまま本書第3部にまとめることとし、第1部と第2部でボルドー全般についてふれるようにした。(本書「序にかえて」より)       内容的には、第1部「ボルドー・ワインとは」、第2部「ボルドー・ワインの地区別概説ーメドック、グラーヴ、サン・テミリオン、ポムロール、ソーテルヌとバルザック、ボルドーのその他の地区」、第3部「シャトー物語ームートン・ロートシルト、シャトー・ラフィット、シャトー・ラトゥール、シャトー・マルゴー、シャトー・オー・ブリオン、シャトー・ラグランジュ、オーゾンヌとシュヴァル・ブラン、シャトー・ペトリュス、イケム、麗しのブルジョワ・シャトー」に分かれる。              4152034297 *文中の鉛筆線引き抹消済み。 ただし、88ページ「ボルドー全図」の地名7箇所に赤インキ線引きあり。
B−605 日本料理史考 篠田統監修・中澤正著 柴田書店 1977 2,800 A・2300 函入り布装
食物史・料理史などと号する本はずい分たくさん出ているけれども、そのたいていは、食物を、料理を「食べる」側の学者や食通たちの筆になっており、「作る」立場から書かれた、しかも随筆的でなくまっとうな歴史として書かれた本はきわめて少ない。 今度出ることになったこの中澤正君の「日本料理史考」は、立場が非常に客観的で、将来論などは読者にあずけている。 中澤君は元東京大学史料編纂所教授だった進士慶幹博士の薫陶をうけ、史料・資料の扱い方は安心して見ていられる。 その料理にしても、東で修行し大阪で仕上げ現在名古屋で庖丁をとっているので、東西に偏したところがない。 日本料理史を綴るにはすこぶる適任だと思われる。 本書を多くの板前さんやその卵、否、一般の同好の方々に喜んですいせんする次第である。(篠田統 本書「序」より)         内容的には、「江戸時代以前」、「江戸時代」、「明治・大正時代」、「昭和時代」に分かれる。                        B000J8XBZE
B−606 週刊朝日百科「世界の食べもの」(全140冊) 朝日新聞社 朝日新聞社 1980〜83 98,000 A・460他 世界編80冊・日本編40冊・テーマ編20冊
●世界編80冊(<フランス20冊>1美食の都パリ、2パリの市場、3フランス食べ歩き案内、4イル・ド・フランスほか、5ラワール川中・下流域、6ブルターニュ、7ノルマンディー、8シャンパーニュと北部地方、9ロレーヌ・アルザス、10アルプス・ジュラ山地、11ブルゴーニュ・りヨン、12オーヴェルニュなど中央高地、13南西地方、14ラングドック・ルーション、15プロヴァンスとコルス、16ワイン、17チーズ、18フランス料理技術の知識、19食器・食卓・台所用品、20フランス食事文化史、<イタリア5冊>21イタリア北部、22イタリア中部、23イタリア南部、24パスタ、25イタリア食事文化史、26スペイン1、27スペイン2・ポルトガル、28いぎりす1、29イギリス2、30イギリス3・アイルランド、31ドイツ1、32ドイツ2、33オーストリア、34スイス・ベネルックス、35北ヨーロッパ、36ロシア1,37ロシア2、38東ヨーロッパ1、39東ヨーロッパ2、40ギリシャ、41モンゴル・中央アジア、42トルコ、43西アジア1、44西アジア2、45アフリカ1、46アフリカ2,47アフリカ3、48インド亜大陸1、49インド亜大陸2、50ヒマラヤ、51北アメリカ1、52北アメリカ2、53北アメリカ3、54中央アメリカ1、55中央アメリカ2、56南アメリカ1、57南アメリカ2、58オセアニア1、59オセアニア2、60北極圏・シベリア、<中国13冊>61食と中国人、62北京、63山東・山西・東北、64四川・雲南・貴州、65上海・湖南・湖北、66江浙・安徽・江西、67広東、68広東2・潮州・福建・台湾、69少数民族・宗教と料理、70食品・調味料・香辛料、71茶と酒、72中国料理の基本技術、73中国食事文化史、74香港・シンガポール、75東南アジア1、76東南アジア2、77東南アジア3、78東南アジア4、79朝鮮半島1、80朝鮮半島2)、●日本編40冊(81北海道、82青森・秋田・山形、83岩手・宮城・福島、84茨城・栃木・群馬・埼玉・千葉、85東京、86長野・山梨・岐阜、87神奈川・静岡・愛知、88新潟・富山・石川・福井、89京都、90大阪・神戸、91滋賀・三重・和歌山・奈良、92兵庫北部・鳥取・島根・山口北部、93兵庫南部・岡山・広島・山口南部、94徳島・香川・愛媛・高知、95福岡・佐賀・長崎・熊本、96大分・宮崎・鹿児島、97沖縄、98すし、99そば・うどん、100てんぷら・うなぎ・すき焼き、101米・芋・雑穀、102魚介、103肉・鳥・卵、104野菜・果物、105豆腐・納豆・こんにゃく、106漬物・保存食品、107調味料、108だし・海藻、109和菓子・洋菓子・パン、110茶、111酒、112献立の構造、113食器と食事様式、114台所と炊事用具、115弁当・外食、116行事と食事、117古代・中世の食事、118近世の食事、119近代の食事、120現代の食生活)、●テーマ編20冊(121米とイモの文化、122ムギの文化、123雑穀とマメの文化、124肉食の文化、125乳と乳製品の文化、126漁労の文化、127野菜の文化、128果物とナッツの文化、129香辛料の文化、130調味料の文化、131油脂の文化、132世界の酒、133飲酒の文化、134喫茶の文化、135菓子の文化、136食器と食卓の文化、137台所・調理器具の文化、138栄養と健康、139食の未来、140座談会/索引)
B−607 フランス料理史ノート 柴田せい子 東京書籍 1978 1,500 A・850 東書選書
フランスの家庭で生活しながら料理を学んだ著者が、その体験をもとに綴るフランス家庭料理の文化史的考察。 庖丁、まな板、鍋、ワイン、パン、肉料理、サラダ、お菓子、水さらし、だし、調理時間など、日本料理とのちがいを歴史的、地理的、民俗的に解明し、西と東の文化を比較する。 家庭の食卓にのぼる料理が、どのような生活から生まれ、どのような歴史を経て伝えられたかを興味深く描く。(本選書帯より)             * 家庭料理から比較文化論へ発展する興味深い本。 この本はフランスの家庭料理を主題としている。 そして話題はフランスの家庭生活の仕組み、それに対する日本女性の共感ととまどい、さらに両民族の比較文化論へと発展する。(推薦のことばー農学史家 筑波常治)         B000J8JM3O
B−608 紅茶キノコ健康法 中満須磨子 地産出版 1974 4,800 A・540 新書版
親から子へ、子から孫へと伝えられてきたソ連長寿村のシンボルが、いま(1974)日本の愛好者の手で大繁殖され、静かなブームを起こしています。 だれでも簡単に培養でき、しかも、しばしば奇跡的な治療効果を発揮し、病苦に悩む人に回生の驚異を与えているからでしょう。 日常の飲料としても安価で、自然のおいしさもあります。 まだまだナゾの部分は多いけれど、大きな可能性を秘めた健康飲料であり、この存在をひとりでも多くの人に知ってほしいと思わずにはおられません。(本書カバーコピー)
B−609 信州いいやま 食の風土記 飯山市「食の風土記」編纂委員会 農文協 2005 1,900 A・1600
台所につながるせんぜ畑や屋敷まわりに植えたさまざまな食べられる草木、鶏や山羊の飼育、長い冬を乗り切る野菜の保存や貯蔵、凍みや雪を活かした食品加工、ええっこ(結い)でつくった味噌・豆腐やおはづけ、もの日や祭りの日のおごっつおやおもてなしの多彩な料理・・・・。 冬の長い飯山のくらしの中で、豊かにはぐくまれてきた食の知恵と技、おもてなしの心を、昭和30年代を舞台に、四季折々、人生折々の情景の中に描く。(本書カバーコピー) 4540043617
B−610 たべもの日本史総覧<愛蔵保存版> 西山松之助ほか 新人物往来社 1994 4,800 A・3800 函入り486頁
・本書は、「歴史読本・事典シリーズ」第十七号<たべもの日本史総覧>を学校図書館に架蔵いただくため、造本を堅牢にして、愛蔵保存版としたものです。 ・本書は、生活とあまりにも密着しすぎているがゆえに、却って看過されがちな「たべもの」の文化的・歴史的役割を、専門家の先生方に解説していただき、私たちが何げなく口にしている「食べもの」を、いま一度、歴史的視野から眺めてみたいと企画いたしました。 ・メインとなる事典篇は、穀物類、野菜類、果物・菓子類、魚介類、肉類、飲料、調味料の七部に分けました。 各部では、主な食品を採りあげ、おおむね、1由来、2歴史、3文化的役割、4料理ほか、の四項目に分けて解説していただきました。(本書・解説より)  4404020945
B−611 韓国食生活文化の歴史 尹瑞石著・佐々木道雄訳 明石書店 2005 6,400 A・6800 773頁
本書は、著者の半世紀近くに及ぶ研究生活の集大成というべきものである。 1974年に著作・刊行された「韓国食品史研究」が大幅に書き換え増補され、新たに著された本書には、韓国料理を世界の中に位置づける章が書き加えられ、代表的な韓国料理の歴史をほとんど網羅するまでに拡充し、考古学や歴史学、科学技術や薬学の発達史、さらには家族制度の変遷や祭事風俗などまでを取り込みながら、韓国の食文化が総合的にまとめあげられた。(本書「訳者あとがき」より)     内容的には、「韓国食生活文化の歴史」、「韓国飲食文化の歴史過程ー狩猟採集経済時代〜朝鮮朝時代」、「食生活の規範と主要料理の歴史」に分かれる。 4750321087
B−612 レストランの誕生 レベッカ・L・スパング 青土社 2001 2,900 A・3400 パリと現代グルメ文化
来たれ 美味礼讃の現場へ!  革命直後のパリの都に出現したレストラン。 たちまち人気スポットとなったのは何故なのかー。 誰もが一度は行ってみたい憧れの場を、変革期の思想、都市論、自然観や健康観などが重層する空間と見て、鋭利に分析。 数々のエピソードで味つけされた垂涎の美食文化論。(本書帯より)  *レベッカ・L・スパング(1961〜):ユニヴァシティ・カレッジ・ロンドンで近代フランス史を講じる。   ・トマス・J・ウィルソン賞受賞(ハーバート大学出版局)、・ルイ・ゴットシャルク賞受賞(アメリカ18世紀研究学会) 479175929x
B−613 アメリカ食文化 ダナ・R・ガバッチア 青土社 2003 2,900 A・2800
アメリカ人は何を食べてきたのか。 世界中の移民や先住民が集結するマルチ・エスニック国家の四〇〇年の「食」の歴史を総覧し、民族交流によるクレオール料理から、エスニック・フードとアイデンティティをめぐる闘争、フード・ビジネスに夢を賭けた移民たちのサクセス・ストーリーまで、食文化の変遷を通じてアメリカ社会の真相に迫る。 味覚の境界線を越えて舌が作った合衆国! 著者紹介:マサチューセッツ生まれ。 ドイツ、スイス、イタリア系の血をひく家系に育つ。 ノースカロライナ大学シャーロット校教授。 専門は、アメリカ史(特にイタリア移民史)。 4791760190
B−614 古代ギリシャ・ローマの料理とレシピ アンドリュー・ドルビー&サリー・グレインジャー 丸善(株) 2002 3,900 A・1900
古代のギリシャやローマでは、どんな料理が食べられていたのでしょうか。 アテネやローマの饗宴から庶民の毎日の食事まで、古代の人びとの暮らしをいろどった味を再現してみましょう。 メインディッシュからデザートまで49品のレシピつき。(本書カバーコピー)      「ローマの料理書『アピキウスの料理書』についてはたくさんの本が書かれていますが、全体的な古代世界、つまりギリシャ時代とローマ時代の両方の書物の中からレシピを拾い集めてまとめ、現代の台所に再現したものはないようです。 そこで私たちは新しい試みをしてみました。 それは現在残っている古代ギリシャ・ローマの絵画や物語の中から飲食の様子や祭礼を描いたものを選び出し、”レシピ”と一緒に紹介することです。 これが二千年前の料理の味、香り、外観、歯ごたえなどを味わうための橋わたしとなればと願っています。」(本書「原著まえがき」より) 4621070681
B−615 食文化あきた考 あんばいこう 無明舎出版 2007 2,900 A・1890
偏見はくずれ、疑問が物語を呼ぶ。 定説のウソを揺さぶり、謎のルーツに遡る。 誰も書かなかった知的スリルに満ちた食の地域誌!!  朝日新聞秋田県版に120回の長期連載がついに単行本に!(本書「帯」より)     内容的には、「名物のルーツと舞台裏」、「謎には理由がある」、「現代伝説と食べもの」、「歴史が教えてくれる」、「異聞・珍説・かんちがい」、「農業の未来は・・・・・」、「食卓と食育の間」、「食から見える秋田」に分かれる。 9784895444620
B−616 食の歳時記ー江戸・明治の味を訪ねて 別冊歴史読本52 新人物往来社 2006 1,900 A・1600
a 江戸から現代まで生き続ける「むまそう」な食の薀蓄が天こ盛り! 全編カラフル&ビジュアル!  内容的には、「いまも味わえる江戸・明治の味ー名店20軒を紹介」、「日本の代表料理ーそば・寿司・天ぷら・うなぎ・すき焼き・とんかつ・カレー」、「日本の味わいー豆腐・納豆・醤油・味噌・鳥・ふぐ・鯛・すっぽん・鯨・松茸」等々に分かれる。 4404033524
B−617 世界を変えた6つの飲み物 トム・スタンデージ (株)インターシフト 2007 2,800 A・2300
文明の陽が昇る先史・古代から、グローバリゼーションの現代まで、人類の歩みと飲み物がいかに深くかかわり、時代を突き動かしてきたかー私たちは本書で身近な飲み物の"大いなる秘密"を知ることになるだろう。 飲み物をたんなるモノとしてではなく、歴史をたえず動かしてきたコトとして活写したところに本書のなによりの面白さがある。 著者は六つの飲み物が、先史・古代から現代に至る六つの時代を象徴し、その核心に触れる役割をはたしていたことを明らかにする。 もしこれらの飲み物がなかったら、エジプトのピラミッドも、ギリシャ哲学も、アメリカの独立も、フランスの市民革命、イギリスの産業・金融革命なども形を変えていたかもしれない。(本書「解説」より)    *著者は、英国の歴史家であり、また「エコノミスト」誌ノエディターとして活躍している。  9784772695077
B−618 料理をするとはどういうことかー愛と危機 ジャン=クロード・コフマン 新評論 2006 2,800 A・3200
食卓空間、それは家族と現代社会を映し出す鏡。 料理、台所、買い物、味覚、ダイエット、食卓の会話、TVディナー・・・・日常茶飯の事象の中に分け入り、「生の実感」の源泉を探る社会学の挑戦。   良きにつけ悪しきにつけ、食べるということに関して人は自由で不安定な現代に突入した。 何を食べたらよいか分からぬまま、食べ過ぎて健康を害するのではないかと案じながら、まるで鳥のように食べ物をついばむ。 同時に大量の健康情報で食べ過ぎを払いのけようとし、それぞれの主義を作り上げる。 ああしかし、主義なるものはこの分野では充分ではないのだ。 なぜなら、食べるということはまた文化の問題でもあり、愛情の問題でもあるからだ。 現代の「食べること」の世界で単純なことは何もない。 それは解決しがたい矛盾の上に成り立っている。(本書カバーコピー)  4794807031
B−619 お菓子の歴史 マグロンヌ・トゥーサン=サマ 河出書房新社 2005 3,900 A・3500
古代から現代まで世界中の知られざるお菓子が満載!  現代フランス随一の食文化史家が、古代エジプトから現代まで各国で生まれ愛されたお菓子の驚くべき歴史を、エピソード満載で初めて紹介する名著!  お菓子はその昔、神への捧げ物であり、祭りや儀式に欠かせないアイテムであった。 甘い味のするものはなかなか手に入らなかったので、「甘いもの」は非日常の食べ物だった。 だから甘いものを食べることで、人は現実の生活から解放された。 というより、現実の生活から解放されるために、甘いものを求めたのかもしれない。 お菓子の歴史を太古の昔から現代までたどってきて改めて感じるのは、昔もいまも、お菓子が祝祭的な性格を持ち、人間の想像力と深く結びついていることである。(本書「訳者あとがき」より) 4309224377
B−620 名前が語るお菓子の歴史 ニナ・バルビエ&エマニュエル・ペレ 白水社 1999 1,900 A・2200
 街の洋菓子屋さんには、あなたの舌をとりこにするたくさんのお菓子が待ちかまえています。 けれどむずかしげなその名前を正確に発音して、注文することができますか? その名前の意味がはっきりとわかりますか? お菓子の「名前」の由来をときあかしたこの本さえ読めば、お菓子を食べる楽しみが倍増します!   内容的には、「お菓子の命名法」、「お菓子のジャンルで名を成す法」、「偉大なる古典」、「聖なるものとお菓子」、「愛とお菓子」、「お菓子の動物園」、「甘味のワルツ」、「成功の輝き」、「他者への視線」、「間違いは人間のなせる業」に分かれる。 4560039917
B−621 韓国食生活史〜原始から現代まで〜 姜 仁姫 藤原書店 2000 9,800 A・5800
”食”からみた初の朝鮮半島通史!   文化人類学的視点を生かし、朝鮮半島の「食と生活」を、韓国の斯界第一人者が通史として描く記念碑的業績。 考古学・民俗学・栄養学の成果を駆使し、キムチを初めとする膨大な品数の料理の変遷を紹介しつつ、食卓を囲む人々の生き生きとした風景を再現。 朝鮮半島の食を、中国・日本などとの交流の中にも位置付ける文化交流史。(本書「帯」より)    内容的には「先史時代の食生活」、「部族国家時代の食生活」、「三国時代の食生活」、「統一新羅時代の食生活」、「高麗時代の食生活」、「李朝前期時代の食生活」、「李朝後期時代の食生活」、「開化時代の食生活」、「日本の植民地下時代の食生活」、「現代の食生活」に分かれる。               4894342111
B−622 沖縄ぬちぐすい事典(保存版) 尚 弘子監修 プロジェクトシュリ 2002 1,900 A・2800
本書は、長寿県沖縄の古きよき時代の教訓に学び、食を「ぬちぐすい=命の薬」と意識すること、食への感謝の心の大切さを基調にしている。 また、食を通じて沖縄の歴史・風土・文化を理解してもらおう、と編集されたものである。 その道に精通した執筆者により「食物繊維たっぷりのアーサ」から「芋の代用食ンムクジ」まで一八四項目を収録した。 楽しく読める健康づくりの本として、身近に置いていただければ幸いである。(本書「監修のことば」より)             4990140702
B−623 京の旨味を解剖する 田中國介・松井裕 人文書院 2004 1,500 A・1600
本書は、多々ある京都の食べ物に関する紹介書とは一味違えて、単なる事物の紹介ではなく、平安の都の時代から今日に至るまで京都に暮らしてきた人々が、健康を維持し、生きてゆくために食べてきた食材・食品について栄養学的、生物学的、食品化学的、さらには植物学的に考察を加えて、京都の食事の特色について科学、とくに化学を通じて考察することを意図しました。(本書「はじめに」より)      内容的には、「禅寺が育てた京の味」、「七味とうがらし」、「京都の酒ー伏見の特色ー」、「日本茶の旨味の秘密」、「大豆食品ー豆腐・揚げもの・湯葉ー」、「京漬物ー漬物づくりの仕組みー」、「京都の米ーその加工と生産ー」に分かれる。                                4409540688
B−624 芋と近江のくらし 滋賀の食事文化研究会編 サンライズ出版 2006 1,900 A・1200 淡海文庫36
東アジアの農耕と食文化において、米よりも古い歴史をもつサトイモやヤマイモは、近江のくらしや伝統行事にも重要な位置を占めてきた。 精進料理として発達・普及したコンニャク、戦中・戦後の食糧難時代の生活を支えたサツマイモとジャガイモも含め、近江の「芋」の歴史と料理を紹介。(本書カバーコピー)      内容的には、「近江の芋」、「芋料理」、「祭り・行事と芋」、「これからの芋文化」に分かれる。                     4883251535
B−625 乾杯の文化史 神崎宣武編 ドメス出版 2007 2,900 A・2500
とにかく面白い。 武家社会の「お流れ頂戴」から現代の任侠社会における「固めの盃」まで、日本酒を切り口に日本文化を語った出色の一冊。 読後、「今日から乾杯は日本酒で」と思うだろう。(本書「帯」より推薦の言葉:脚本家 内館牧子)     内容的には、「なぜいま『乾杯の文化史』研究か」、「王朝時代の酒礼と酒宴」、「江戸武家社会の酒礼」、「庶民社会の盃事」、「文明開化と乾杯」、「杯を献ずるイギリスの乾杯模様」、「中国の盃事と乾杯」、「朝鮮半島の酒礼と乾杯」、「台湾における乾杯」、「アフリカ諸民族の酒の飲み方」に分かれる。                      9784810706925
B−626 肉食タブーの世界史 フレデリック・J・シムーンズ 法政大学出版局 2001 6,800 A・7200 叢書・ウニペルシタス709
イスラム社会の豚、ヒンドゥー社会の牛をはじめ、馬、犬、鶏、魚などが特定の民族や宗教によって食のタブーとされてきたのはなぜかー古今東西の文献と世界各地の調査をもとに人類史の謎に挑み、詳細な<世界肉食文化地図>を描き出す。(本書「帯」より)     本書は、カリフォルニア大学名誉教授<執筆時>フレデリック・J・シムーンズの「Eat Not This Fresh:Food Avoidances from Prehistory to the Present」の全訳である。 初版は一九六一年に出版されて世界的な反響をよんだ名著だが、このたび改訂増補版が出たのを機会に、肉食タブーの重要な基本文献である本書を紹介しておくことにした。(本書「監訳者後記」より) 4588007092
B−627 食べる人類誌 フィリペ・フェルナンデス=アルメスト 早川書房 2003 1,900 A・2300
8つの食の革命が創った世界の歴史とは?  歴史上どんなときも、人間の行動を支えてきたのは食の営みであった。 むしろ、食こそが歴史を動かしたと言っても過言ではない。 本書では、人類史に大きな影響を与えた「8つの食の革命」を明かすと同時に、古今東西に語り継がれる数々の謎を徹底的に分析する。 栄養学的にみるカニバリズムの意味とは? 人種差別はテーブル・マナーから生まれた。 電子レンジがもたらす社会・文化の崩壊とは?・・・・・・世界的に著名な歴史学者である著者が、数々の驚くべきエピソードも満載し、「食」を軸に、人類文化の歴史を読みとく。 さらに、その延長上にある、現代社会との接点をも明らかにし、われわれの生活のあり方に鋭くメスを入れる。(本書カバーコピーより)                   *本書の真のテーマは、歴史をつくる人類の凄まじいパワーだ。 著者は腕のいいシェフのように、素材を見事に料理し、素晴らしい物語に仕上げている。<ニューヨーク・タイムズ>                                       4152085061
B−628 茶の帝国 アラン・マクファーレン&アイリス・マクファーレン 知泉書館 2007 4,800 A・3000 アッサムと日本から歴史の謎を解く
 インド、アッサムの茶農園主の息子として生まれた著者が、当時の生活を描いた母親の手記を冒頭に据えて、茶という<人類が知った最も重要な植物の驚くべき歴史>について、文化人類学的視点から総合的に考察した他に類のない出色の作品である。 著者は茶を巡る多くの話題に接しながら、茶のもつ意義を捉えることができなかった。 しかし、初の来日を機に、日本人と茶の関係や茶道に触れ、深く広い茶の歴史への理解に導かれた。      18世紀イギリスの「産業革命」はなぜ可能であったか? 近世最大の都市であった「江戸」で大規模な疾病がなぜ発生しなかったのか? 以前から抱いていたこれらの疑問に対し、喫茶の習慣が人に与える精神的、身体的効果から宗教、思想、文化に至る広範な事例を分析して応えるとともに、日英両国を中心に喫茶文化が果たした役割とその隠された魅力を見事に解明する。 喫茶の文化面だけでなくそれがもたらす社会的、経済的現象にも感心をもつ読者に勧める待望の一書。(本書カバーコピー) 9784862850034
B−629 風流大名蕎麦 笠井俊彌 中央公論新社 2003 1,800 A・2000
徳川吉宗、井伊直弼、松平不味、賀茂真淵、エピソードと江戸川柳で綴る食の意外史(本書「帯」)   大岡越前が開墾した武蔵野新田で穫れた真蕎麦を賞味する将軍吉宗、夜蕎麦売を父に持つ芸者を贔屓にした茶人・松平不味公、伊吹蕎麦に舌鼓を打った大老・井伊直弼など蕎麦を愛したお大名のエピソードからなぜ赤穂義士は蕎麦屋に集合したのかという謎解きまで蕎麦を愛しつづけた日本人の「風流」を愉快に綴る。(本書カバーコピー)              4120033295
B−630 食と文明 山路健 御茶ノ水書房刊 1976 1,700 A・3000
本書の趣旨は、「食」と、それに直接・間接作用を及ぼす栄養ー人口ー所得ー雇用ーエネルギーー経済ー貿易ー生活水準ー科学技術ー自然快滴度ー公害との相互関係についての問題を提起することにある。(本書「はしがき」より)    内容的には、「価値の価値顛倒」、「栄養資源確保の戦略」、「食糧ー人口ー所得ー雇用の危機」、「食糧システムの投入エネルギー」、「技術革新の成果とその評価」、「食糧の需給構造」、「混迷する世界の食糧対策」、「食生活近代化の次元」、「食品汚染のメカニズム」に分かれる。 B000J8W7l6
B−631 食物食事史 大塚力 雄山閣 1960 7,800 A・450 函入り
食物史を食糧・調理・食事に大別して展開し、食物とは食糧を調理したものであるとし、そのまますぐ食べられる状態にあるものと規定する。 また、この食物を食べる段階が食事であるとし、食物と食事を別のものとして位置づけた。 「食物・食事史」と名づけた所以である。 内容的には、第一篇「自給経済の社会」:「中世までの生活と食物・食事」、「近世封建社会の生活」、「近世村落の諸相」、「封建都市の実相」、第二篇「資本主義経済の社会」:「生活の変化」、「食物・食事の変化の実相1」、「食物・食事の変化の実相2」、「大正以降の食物・食事の推移」に分かれる。           B000JAQ0GO
B−632 菓子の事典(上巻・和菓子篇) 菓子研究会編 三元社 1953 4,800 A・950 函入り
本事典は、一貫した体系的な意図の下に編纂され、豊富な語彙の収録もさることながら、その解説には、精細な資料を駆使し、菓子をテーマにしながらそれに付随した文化史的な事項にまで及んでいる。 また、菓子の原材料とその配合率、その製法をも併せ載せているので、すぐに役立つ書としても評価される。 さらに、凡ゆる事典の陥り易い無味乾燥な解説でなくて、菓子に関する詩・歌・俳句・川柳に至るまで収録され、特に由来・歴史に関しては、興味深く叙述されている。 豊富な写真・図版の挿入は、正確な理解を助ける。(元厚生大臣・虎屋店主・全国和菓子協会会長<いずれも当時>黒川武雄「序にかえて」より)  内容的には、「原料の部」、「設備・用器具類の部」、「餅及び餅菓子の部」、「餡及び甘納豆類の部」、「練羊羹類の部」、「求肥・生菓子・蒸物類」、「焼物菓子類の部」、「飴菓子類の部」、「落雁・打物・押物・おこし類の部」、「干菓子類の部」、「煎餅類の部」、「掛物類の部」、「雑菓子類の部」、「湯菓子類の部」、「砂糖漬・塩漬・果汁・ジャム類の部」、「「雑の部」に分かれる。         
B−633 果物の王様 ドリアンの植物誌ー天国の味と地獄のにおいー 渡辺弘之 長崎出版 2006 1,800 A・1900 ドリアンの全て
数ある熱帯の果物のなかで、ドリアンだけはその評価が「大好き」と「大嫌い」のどちらかに分かれる。 「果物の王様」といわれるのに、おかしなことだ。 日本にないにおい・香りなのだから、たとえようがないのはわかるが、「天国の味・地獄のにおい」「果樹園のスカンク」などはいいほうで、「白いウンコ」、「どこかに吐いたゲロがある」など、ドリアン好きには耐えられない評言がでてくる。 本書は、ドリアンの産地と民話、ドリアンとこうもりの関係、ドリアンの品種、ドリアンのお菓子と加工品などドリアンの雑学を集めたものである。 ドリアンに関するこれだけの雑学を集めた本は他にはない。(本書「まえがき」より)      4860951409
B−634 切手にみる世界のたべもの 田中徳重 日本食糧新聞社 1987 4,800 A・3500 大判美本
「この本はまさしく著者の生涯をかけられた食品の仕事と、ご趣味の切手収集がうまく融合して、田中徳重氏でなければ出来ない作品がここに結実したものだと思います。 その意味で今後もこのような本がまとまるとも思えませんし、実に貴重なものだと信じます。」(本書「この本が誕生するまで・・・・」より)  内容的には、日本を代表する総合食品企業「明治屋」に永く勤めた著者がその豊富な食品に関する知識と、生涯の趣味とした切手収集の知識を総動員して本書としたものである。 果物・野菜・穀物・茶・ワイン・甘味類・魚貝・肉・香辛料等々98種の食べものについて世界各国の貴重な美しい切手と楽しい解説でまとめている。    
B−635 旧唐書食貨志 旧五代史食貨史 加藤繁訳注 岩波文庫 1977(初刊発行1948) 900 A・200 創刊50周年記念復刊31
本書は旧唐書及び旧五代史の食貨志を和訳して注解を施したものである。 訳文は原文をそのまま日本文に読み換えたもので、意訳ではない。 但し日本文として意味が通るように注意した積りである。 とくに旧唐書食貨志の訳文には総序・田制・両税・銭法・塩法・漕運・雑税等の標題を施した。 これは原文には無く、訳注者が読者の便を図って付加えたものである。(本文庫「凡例」より)   産業が栄え機構も分化した唐代と、古代から中世への変革期五代、二代に渡る通貨・税制・食料についての記述をそれぞれ正史から収録。(本文庫帯コピー)          4003340221                        
B−636 木の実とハンバーガー[日本食生活史の試み] 原田信男 NHKブックス 1995 1,900 A・1100
あくまでも旧来の料理法の上に、新しい工夫が積み重ねられて、今日の我々の食生活がある。 また長い食生活の歴史のなかで、新旧が同居することもめずらしくない。 新たな食物が一斉に古いものを駆逐することはありえず、時代の感覚やシステムに適合的でないものが、徐々に姿を消していったにすぎない。 歴史はたんなる変化ではなく、前代からの積み重ねによって形成されるものなのであろう。 長い歴史に支えられているがゆえに、現在に生きる私たちは、クルミやピーナッツなどの木の実、さらにはライスで作ったハンバーガーでさえも、同時に口にすることが可能なのである。 「木の実とハンバーガー」は、それぞれが植物性・動物性の食料を代表することに加えて、木の実が原始・古代の最もプリミティブな採取による食生活、複雑な過程を経て製造・販売されるハンバーガーが「個食」もしくは「孤食」という現代社会の食生活を、最も端的に象徴する食べ物であることにある。(本書「はじめに」より)          内容的には、[農耕社会の始まりー原始・古代の食生活」、「料理法の確立ー中世」、「料理文化の展開ー近世」、「多様な食生活ー近代・現代」に分かれる。     4140017546
B−637 飯田深雪の「食卓の昭和史」 飯田深雪 講談社 1985 4,000 A・1500
思えば父の嗜好で、明治時代から西欧式料理のなかで育ち、そして料理好きでもあった私が、昭和二年から海外生活を各所で経験するチャンスに恵まれたことで、戦後、日本の女性たちに請われて、家庭での洋風料理を教えるうち、料理研究家などという呼称までいただくことになりました。 このたび、私が辿った料理の昭和史を書いてみないかというお話があり、思い浮かぶままに、いきあたりばったり書かせていただきました。    内容的には、[実り多き海外生活時代ー昭和以前から終戦まで」、[料理研究家として生きるー敗戦から復興、高度成長期まで」、「素晴らしき大自然の摂理ー経済安定時代」に分かれる。      4062011204
B−638 グリコのおまけ 構成・装幀・さし絵:金田理恵 筑摩書房 1992 1,800 A・1300
1921(大正10)年、江崎利一がカキに含まれる栄養素グリコーゲンを活用して広く国民の栄養に寄与したいとの考えから栄養菓子「グリコ」を創製し、翌年大坂でグリコを発売(5銭・10銭)。 試験的に絵カ−ドを入れ、これがおまけへと発展していき、1927(昭和2)年に豆玩具のおまけが初めて入って以来今日まで100年近く続くグリコのおまけについて1冊の本にまとめ上げたのが本書である。 全ページが戦前・戦中・戦後&現在の可愛いグリコのおまけに埋め尽くされている!   *グリコと云えばオマケである。 どんなオマケのオモチャが入っているのかは買って開けて見なければわからない。 気に入ったオモチャが入っておれば得をした気分になれるが、しょうもないのが入っていると一日気分が悪い。 そしてもう一つ明くる日買うと同じモノが入っていたら、もうグリコは卒業したいと考える。 最悪なのが女の子向けの人形さんが入っていた時だ。 何もグリコは男の子だけが買うとは限らないので女の子向けのオモチャが入っていても不思議ではないけれど、何かそのへんのブサイクな気分がグリコであり気恥ずかしい。(川崎ゆきおー「大坂呑気大事典」より)                4480872108
B−639 つくる・呑む・まわる「諸国ドブロク宝典」 貝原浩・新屋楽山・笹野好太郎 農文協 1989 900 A・1000
三日でつくる法から、二冬寝かす法まで秘伝公開イラスト集! 北海道、秋田、岩手、山口、熊本・・・・・そしてペルー、ドブロク訪ねて三千里!  ほんものの酒を自分の手で!!  全国各地の農家・林家の秘伝をイラストで「聞き描き」公開。 ドブロクづくり実践編。    「全国のお百姓さんに圧倒的な支持を受けている月刊誌「現代農業」に「ドブロク宝典」の題目で全国各地のドブロクのつくり手を訪ね、そのつくり方の秘密を聞き、描き留めるという連載を始めたのが本書の元なのです。 秋田7人・岩手3人・山形5人&宮城・福島・長野・千葉・神奈川・北海道・山口・熊本・鹿児島と訪ね歩いた場所を地図に印してみると、何やら渡来民による日本統一以前の縄文文化に重なって見えます。」(本書「あとがき」より)          4540881396
B−640 信州の郷土食 長野県商工会連合会婦人部編 銀河書房 1985 2,900 A・1600 ”ふるさとの味”と食文化
本書は、長野県下各地の郷土料理や特産物などについて、それを育んできた風土・歴史をはじめ、味と料理、それにまつわる風俗・文化などを中心にとりまとめたものです。 信州に伝わる郷土料理・特産物は、長い歴史や風土との深いかかわりの中で育まれてきたふるさとの味であり、信州が生んだ"味の文化”といえます。(本書「発刊にあたって」より)  内容的には、「地域編」と「料理編」に分かれ、料理編では[信州そば」、「五平餅」、「栃餅」、「寒天とエゴ」、「山菜キノコ」、[おやき」等々信州臭に満ちた品々が目白押しで詳しい料理法を添えて紹介されている。  B000J6QTDC
B−641 宮崎の食文化誌 小川喜八郎・永山久春・守谷健吉 鉱脈社 2000 1,900 A・1500 みやざき文庫第1巻
照葉樹林と黒潮の恵み。 南国宮崎の食文化の源流を、さまざまな食物ごとにときあかしながら、宮崎の食文化の特質を浮き彫りにし、21世紀へ向けての日本型食文化の再発見を提起する。(本書帯コピー)  4906008569
B−642 日本グルメ帝国の崩壊 黒井尚志 家の光協会 1994 900 A・1800
「余剰幻想への警告。 いま、世界は食糧不足に向かい始めた。 一人当たりの穀物生産量も漁獲量も、まちがいなく減っている。 先進国は自らの責任で食糧生産基盤を守るべきである。」(ワールドウォッチ研究所長レスター・R・ブラウン)  「一九七〇年ころから本格的に始まった日本の繁栄は三十年ほどで終わりを遂げるだろう。 それでもなお、日本人が今日の飽食を貪っていられる保証はない。 おそらくそのころから人口の増加による飢餓の時代が訪れるからである。 そのときわれわれ日本人がどのように食糧問題・農業問題に対峙していかなければならないか、本書がその参考になれば幸いである。」(本書「おわりに」より)   *「ドル危機の到来」、「アメリカを蝕む財政赤字構造」、「日本の産業空洞化」、「世界一の借金大国日本」、「高齢化社会の進展と日本経済の縮小」、「史上最強のライバル中国」、「目前に迫る低成長時代」、「規模拡大=裕福の幻想」等々二十年前に描かれた本書のシナリオは不気味なほど現在の状況を正確に言い当てている。 4259544527
B−643 本朝食鑑(全5巻) 人見必大著・島田勇雄訳注 平凡社 1976〜1981 16,000 A・900〜1900 東洋文庫・函入り
 日本食物史古典を完訳! 昔の人は、どんなものを、どのようにして食べていたのだろうか。 本書は、江戸初期の本草学者人見必大が、その深い学識と、医師としての体験と各地に直接取材した見聞とにもとづいて、食べ物に関する知識を集大成した古典。 難解な原漢文を始めて完訳。  水のこと、火のこと、穀物のこと、畑で穫れるもの、木から採るもの、鳥の類、魚の類と進んだ筆は、貝の類・獣の類・蛇虫類にまで及ぶ。 食物に関する知識を集大成。 詳細な品名索引を付す。  本書は、李時珍の「本草綱目」の強い影響のもとに成立している。 原文はやや日本臭を帯びた漢文であるが、今これを書き下し文にした。 書き下しにあたって、初めの序文三種のみは旧を存して和漢混用文体の書き下し文にし、それ以外は口語体にした。(本文庫「校注者凡例」)      内容的には、本朝食鑑1<東洋文庫296>(水火土部、穀部一・二、菜部)、本朝食鑑2<東洋文庫312>(菓部、禽部一・二)、本朝食鑑3<東洋文庫340>(禽部三、四、鱗介部一)、本朝食鑑4<東洋文庫378>(鱗介部二・三)、本朝食鑑5<東洋文庫395>(鱗介部四・獣畜部・蛇虫部)に分かれる。
B−644 中国の食譜 中村喬編訳 平凡社 1995 4,800 A・2987 東洋文庫594・函入り
山海の珍味を駆使して料理の世界に君臨する中華料理。 その食材(熊掌、駱駝、鵞鳥、鼈等)、調理法(餃子、麺類、燻製等)を詳述。 食文化の原点、中華料理の究極のレシピ、ここに登場!(本文庫帯コピー)      *本書は、宋元時代の料理書として、南宋時代の林洪の『山家饋録』と、元の欠名氏の『居家必用事類全集』の飲食類とを取り上げ、これに南宋時代の書とされる呉氏の『中饋録』を付録に加えて、訳注を施したものである。  従来、中国において料理を記した書には二通りある。 一つは本草的効能にもとづき、諸病の食療法や養生法を目的とした書で、唐の『食医心鑑』や元の『飲膳正要』がこれに属する。 一つは本草的効能から離れ、加工調理を主に述べたもので、北魏の『斉民要術』がこれである。 本訳書に収めたのは、後者に属するものである。(本文庫「はしがき」より) 4582805949
B−645 朝鮮の料理書 鄭大聲編訳 平凡社 1982 4,800 A・1700 東洋文庫416 函入り
李朝時代の上流階級の主婦が、娘や嫁のためにハングル(かな文字)で書き遺した朝鮮伝統料理の造り方の本2冊と、文学者許?<ホギュン>による朝鮮八道の特産美味の記録を収める。 麺や餅、魚肉料理に酒の造り方まで。 巻末には、料理用語解説と食生活史年表も付す。(本文庫帯コピー) 4582804160
B−646 養生訓 貝原益軒著・伊藤友信訳 講談社学術文庫 1982 1,900 A・880 全現代語訳、付・原文
江戸時代の儒学者貝原益軒の養生訓は、益軒先生が死の前々年八十三歳の時に書き、その翌年(1713年)には上梓され世上に流布したものであって、世人後生のためを思って著した先生の遺言といふべき書である。 それは世人が真の楽み、真の幸福を得ることを願ふところの温情の上に成っている。 先生が人生の真の楽みとしているその楽みには三つの面がある。その一は道を行ひ善を楽むことであり、その二は病なく快く楽むことであり、その三は長寿の楽みである。 益軒先生はこの三楽を如何なる金銀財宝の冨や権勢名誉の貴さよりも優ったものとしている。 この様な楽みを得るにはどうしたらよいのか、といふのがこの書の訓へるところの養生の道である。 そこで説かれてゐるのは永遠のいのちを生きる人間の智恵である。 理性的な観念や原理をふりかざした様な乾燥したものではなく、たとへそれが臆説であっても、実際に試みて効ありと認めたものはこれを記したと先生自身言ってゐる様に、日常的な自己の経験を踏まえた人間味のある訓である。 この養生訓が今を距る二百七十年前のものでありながら、時代の相違と変遷を越えて今日に至るまで新たな生命を保ち続けてゐる秘密はそこにあるのである。(本文庫「学術文庫版『養生訓』に寄せて」より) 4061585770
B−647 米食・肉食の文明 筑波常治 NHKブックス 1969 900 A・320
稲作文明と肉食文明の思想の決定的な差異は何か。 比較文明の視点に立って日本の文明の歴史とその位置をさぐる。(本書帯コピー)    幕末以来、日本は欧米文化を大幅に吸収、消化して発展してきたが、心理や発想には今なお大きな断層がある。 本書は、その根本原因を、米食人種と肉食人種であることに求め、両者の自然観、人間観等々の違いをあざやかに描きだす。 これからの日本人がどうすべきべきかについても、頭脳流出のすすめをはじめ、ユニークな提言が見られる。(京都府立医大助教授<当時>鯖田豊之「本書をすいせんします」)              B000J9GXNU                            
B−648 韓国料理文化史(ハングル表記) 李盛雨 教文社 1985 3,600 B・4300ウォン ハングル表記
1.料理 調理、2.韓国 古料理書、3、韓・中料理略史、4.加熱料理 起源、5.東洋版 栄養学 料理原理、6文化等々〜49.朝鮮時代の料理科学まで          *序文及び目次の一部が糊剥がれして、挟み込んでいる。
B−649 食べ物 著者代表:東京大学総長 森亘 東京大学出版会 1985 900 A・2266 東京大学公開講座
「食べ物」は、われわれの生活とは切っても切り離せない密接な関係があるだけに、本学の各部局でも多くの研究者が食べ物に関連した研究を多方面から行っており、東大のような総合大学の公開講座のテーマとしてふさわしいものがあると考えた。 できるだけ広い学問分野の講義を取り上げたいと思い、目次にあるような一〇の題目を選んで、それぞれ専門の教授・助教授に講義を願うこととした。(本書「開講にあたって」:企画委員長 鴻巣 章二<農学部長>)        内容的には、1.「国際政治と食糧」(高橋 進<国際政治史>)、2.「食べ物と文化」(伊藤亜人<文化人類学>)、3.「日本人の食生活の変遷」(大林 太良<文化人類学>)、4.「日本型食生活を考える」(佐伯尚美<農業経済>)、5.「新しい食品加工の動向」(加藤博通<食糧化学>)、6.「健康と食べ物」(細谷憲政<保健学>)、7.「食べ物と病気」(和田 攻<衛生学>)、8.「食べ物と免疫」(山内邦男<畜産物利用学>)、9.「食べ物と薬」(花野 学<製剤学>)、10.「食べ物の味ー水産物を中心に」(山口勝己<水産化学>)に分かれる。                           413003071x
B−650 食べる西洋美術史 宮下規久朗 光文社新書 2007 900 A・880 「最後の晩餐」から読む
食べ物や食事は西洋美術においては常に中心的なテーマであった。 中世にキリスト教によって食事に神聖な意味が与えられると、食事の情景が美術の中心を占めるにいたる。 この伝統が近代にも継承され、現代もなお重要な主題であり続けている。 このことは西洋特有の事象であり、西洋の美術と文化を考える上できわめて重要な手がかりとなる。 本書は、食事あるいは食物の美術表現を振り返り、その意味を考えることによって、西洋美術史を別の角度から照らし出そうとするものである。(本新書カバーコピー)                       9784334033873
B−651 江戸の食文化 江戸遺跡研究会編 吉川弘文館 1992 4,800 A・5356
今日まで、江戸ー江戸時代の食文化研究は、家政学や風俗史学的立場から推し進められ、その主要な操作は、文献を中心に行われてきた。 もちろん現在でもその潮流は変わらず、この方面の研究はますます進展が著しい。 これに対し、今回私たちが企画した、考古学的資料に基づく江戸の食文化研究へのアプローチは、学史的な蓄積をほとんどもっていない。 本書は、近世考古学が蓄積されつつある資料を駆使して、考古学の独自性を発揮しつつ、江戸の食文化の一端に迫ることができるかどうかの試行の記録であり、私たちとしては目的の一端を果しえたものと考えている。(本書「あとがき」より)    内容的には、「江戸の食生活と料理文化」、「出土陶磁器に探る食文化」、「近世<徳利>の諸様相」、「焙烙の変遷」、「江戸時代初期の宴会の食器類」、「江戸の動物質食料」、「加賀藩上屋敷<御貸小屋>における食生活の一端」、「遺跡出土の動物遺体からみた大名屋敷の食生活」等々である。                            464203305x
B−652 江戸あじわい図譜 高橋幹夫 青蛙房 1995 1,800 A・3800
あの江戸の食材をみる! 旬を愉しむ! その江戸をまるごとあじわう!  時期にとれるものを江戸期の庶民は待ちかねて食し、季節を体にとりこむ。 飯・酒・菓子・外食の項に、四季の行事と食物の彩り。 図版豊富な<江戸図譜シリーズ>第二作。 内容的には、1.「江戸のかて」、2.「酒と酒器」、3.「江戸の菓子」、4.「外で食べる」、5.「春のあじわい」、6.「夏のあじわい」、7.「秋のあじわい」、8.「冬のあじわい」に分かれる。                 4790508617
B−653 自家製味噌のすすめ 石村真一編著 雄山閣 2009 1,800 A・2940 日本の食文化再生に向けて
国産大豆を使用した安全な自家製の手前味噌をつくってみませんか。 自分がつくった味噌を使う「お母さんの味噌汁」が、日本の食文化を再生します!      内容的には、1.「自家製味噌は何故衰退するのか」、2.「日本人の食生活と味噌づくり」、3.「自家製味噌と味噌桶の変遷」、4.「現代における自家製味噌のつくり方」、5.「味噌の栄養と調理」、6.「自家製味噌の継承」&資料1.「全国のこうじ店一覧」、資料2.「全国の桶・樽店一覧」に分かれる。
B−654 食べ物三国志 大川吉崇 新人物往来社 1986 1,800 A・1500 伊勢・志摩・伊賀の食民俗散歩
天照と食物神豊受のいます伊勢、海幸に恵まれた御饌の志摩、万葉の道・忍者の里もある伊賀、日本の根の国・権現信仰の熊野、山海の恵まれたこれらの国々は伝統料理の宝庫である。 大日信仰の肉牛、黒潮のすし文化、伊勢路の名物餅・老舗の和菓子、大正期のこどものおやつ、神々の食事・まぼろしの志摩紅茶、伊勢茶は山茶、神と民の酒等々著者の足と舌で確かめた郷土食オンパレード!(本書カバーコピー)          内容的には、「生きている腐れずし」、「地域の特産物」、「生活の中の郷土食」、「史料の中の飲物」、「神々への供えもの」、「伝統の香る餅と名菓」に分かれる。     4404013582
B−655 東大講座 すしネタの自然史 大場秀章・他 NHK出版 2003 1,800 A・1500
本書は、いわゆるスシネタを中心に自然史の立場からその多様性と現状について概説したものである。 その骨子となったのは東京大学総合研究博物館で平成十三年度に開催された公開講座「すしネタの自然史」での講義である。            内容的には、第一章「鮨は原始食ー鮨の文化と自然の多様性」−熟鮨から江戸前鮨へ、植物が生産する炭水化物に支えられた生態系、鮨に欠かせない植物ワサビ・ショウガ・カンピョウ等々、第二章「魚類<1>」ースシネタの魚たち、淡水魚のスシネタ、赤身のスシネタ、第三章「魚類<2>」−代表的な海のスシネタ五種類タイ・ヒラメ・アナゴ・コハダ・シラウオ等々、第四章「甲殻類」ーエビ・カニ・シャコ&棘皮動物ウニ・原索動物ホヤ、第五章「貝類」−アワビ・トリガイ・ハマグリ・イカ・タコ等々に分かれる。                              4140808276
B−656 和食のすすめ 永山久夫 春秋社 1999 9,800 A・1900 米と豆はOK
米と大豆こそ、和食の基本であり、日本列島の二千年来の”主食”になってきた。 米によってカロリーを、大豆によってタンパク質を、という構図である。 味噌や豆腐、納豆など、大豆の加工食品の種類は世界一多い。 驚くほど多彩な大豆製品を開発することによって、肉料理を必要としない食事体系を形成したのである。 大豆には、良質のタンパク質はもちろん、創造力に欠かせないレシチンやビタミン類が多く、これらの成分の二千年来の遺伝的蓄積が、現在の先端技術国家、そして世界一の長寿国に結びついている。 先進技術国の中で、穀物中心の食生活を有史以来続けてきたのは、日本だけである。 この「和食」は、これからの地球号の食生活に大きな影響を与えることになるだろう。(本書「あとがき」より)      内容的には、「"和食"の時代」、「”大豆文化圏”−日本」、「"行事食"の知恵」、「"米食"の知恵」、「頭で食べる時代」、「"食のことわざ"の知恵」、「料理ことば・小百科」に分かれる。       *本書は、「和食革命」(1983年)の新装版である。     4393751175
B−657 卑弥呼の食卓 大阪府立弥生文化博物館編・金関 恕監修 吉川弘文館 1999 2,900 A・2400
ふだんなにげなく口にしているコメが、食卓の主役になった弥生時代。 御飯とおかずの食事スタイルや豊作を祈る祭りが始まった。 発掘された食材や食器、イネの遺伝子、トイレ遺構の最新研究から、弥生の食文化を再現。(本書カバーコピー)  「弥生時代に先立つ縄文時代の人々の食料資源は多方面にわたっていた。 森に木の実を拾い、獣を狩り、河海に魚や海獣や貝を求めた。 食材を求める労働は激しく、その量は決して多くはなかったはずである。 彼らの平均寿命は短く、飢餓や体の衰えが骨に刻んだ痕跡もしばしば認められる。 一方、弥生人の食生活の中心となったものは、何と言ってもコメであり、コメの供給が安定するとともに、労働は軽減し栄養も行き渡る。 弥生人の暮らしのなかでも、憶測できることは、食文化の向上である。 社会の権力者たちを満足させるために、食卓の贅を凝らす工夫が試みられた。 弥生人の食文化こそは、現在の私たちの食生活につながっている。 本書はその原点を探る試みを披露したものである。」(本書「はしがき」より)   本書は、平成七年開催された大阪府立弥生文化博物館春季特別展『弥生人の食卓ー米食事始めー』の特別展図録を編集し直したものである。  4642077588
B−658 歴史公論 6月号(昭和59年) 芳賀章内編集 雄山閣出版 1984 900 A・980 増大号
特集:原始日本の食生活と環境 <座談会>環境史における人間と動植物(筑波大学教授 加藤晋平、奈良国立文化財研究所 佐原新、埼玉大学助教授 小池裕子)、ド ングリと雪と縄文人ー植物食をめぐって(安田喜憲)、縄文時代のクリー炭化木材の樹種を中心に(千野裕道)、擦文農耕の起源ー植物食をめぐって(山田悟郎)、雑穀類の系譜ー植物食をめぐって(阪本寧男)、野菜の系譜ー植物食をめぐって(青葉高)、縄文貝塚の貝類の生態ー縄文海進にともなう浅海域の貝類群集を中心にしてー動物食をめぐって(松島義章)、動物質食料と環境ー動物食をめぐって(西本豊弘)、環境変化と道具ーとくに縄文時代の生活をめぐってー食生活と道具(山田昌久)、縄文時代における毒矢使用の可能性ー食生活と道具(辻秀子)、プラント・オパールとその応用をめぐってー方法論の現状から(近藤錬三)、残存脂肪分析の現状ー遺跡・遺物に残存する脂肪は原始古代を語ってくれるかー方法論の現状から(中の益男)、縄文土器の胎土分析ー方法論の現状から(上條朝宏)等々
B−659 拙者は食えん! サムライ洋食事始 熊田忠雄 新潮社 2011 1,400 A・1500
「パンは気味悪く牛はさらなり。 二日三日食事は一切いたさず、空腹堪えがたし」 幕末〜明治初期、初めて「洋食」に出会ったサムライたちの苦闘と感動の日々! 読み出したら止まらない面白歴史エッセイ!(本書帯より)                 978-4-10-305773-4
B−660 食べるー「地球人の地理講座」1 山本茂・松村智明・宮田省一 大月書店 1999 900 A・2000
ある地域や民族に固有の食べものとして生まれたものでも、その後の人びとや地域同士の結びつきや交流が深まる過程で相互に影響しあい、伝播・普及・相互依存をとおして新しい食文化に変わっていくのである。 このように、ますます結びつきを深める現代世界の食文化を、地理的な見方や考え方を生かしながら、さまざまな角度から考えてみようとしたのが本書である。(本書「はじめに」より)     内容的には、1「所変われば[たべる]も変わる」、2「食べものには文化と歴史の味がする」、3「食べものは人びとや地域をつなぐ」、4「食の不平等を生み出す世界」、5「日本人の食生活を考える」に分かれる。       4272501917
B−661 小麦粉博物誌 日本製粉株式会社編 文化出版局 1985 1,800 A・870 監修:中尾佐助
「小麦粉」をキーワードにした異色のたべもの文化誌。  ブリューゲルから、チャップリンまで。 この本は、魚眼レンズで捉えた小麦粉文化のパノラマです。 この本は、メソポタミアからパリの街角までの小麦粉の食の文化の地図です。 この本は、121枚のスケッチでつづる小麦粉ちょっといい話です。 この本は、どのページを開いても全部小麦粉です。 インタビュー1=中尾佐助「人はなぜ小麦を選んだか?」、インタビュー2=田口重明「日本人と小麦:遊びの食文化」 (本書帯より)
B−662 食物百話 天野慶之 評論社叢書 1970 1,900 A・580
食物の短い解説のかたちで、雑誌「食品界](現在は「食品衛生」と改題)のコラムを受け持ち、十年たち、100篇をこえたので、それらを分類して一冊とした。 内容は、したがって、いわゆる食味随筆ではない。 できるだけ、うまいまずいの個人的判断を押しつけなかったつもりだが、読みかえしてみると、遺憾ながらその残滓がある。 記述に客観性を与えることのむずかしさというほかはない。         内容的には、「野のもの・山のもの」草の花だんご・ピラフ・スパゲッティ等々20品、「さかな・甲殻・軟体の仲間」うなぎ・どじょう・あゆ等々44品、「海の草」こんぶ・あさくさのり・わかめ等々9品、「手を加えたもの」かんてんところてん・しきん漬・びん詰のり佃煮等々32品、「そのほか」バルット・クジラ肉・七面鳥等々14品に分かれる。
B−663 食生活論[第2版]−食の機能と食事観 福田靖子編著 朝倉書店 2000 900 A・2600
 食物学は、栄養学、食品学、調理学を軸に発展してきたが、最近の生活の急速な変化の中で、これらの学問分野では網羅しえなかった食文化や食行動など、「人間と食物とのかかわり」の分野を含めた食生活全体をとらえることの重要性が指摘され、食生活論が導入された。 本書では、とくに食生活の各機能を現代の食の抱える問題と関連させて提起し、現在の食生活においてどこに問題があり、何が重要かを考えるように構成し、最後の章で各々の提起した問題の解決のヒントを示した。 本書は1994年に初版を刊行してから6年になる。 食物・栄養系や教育系大学・短期大学の教科書として、また教養系の食物学入門書として多くの学校で使用いただいているが、このたび食環境の変化を視野に入れ、統計資料などを刷新し、第2版を出版することとなった。(本書「はじめに」より)      内容的には、「食生活とは」、「現代の食生活」、「食の文化」、「食料と21世紀の食生活」、「これからの食生活」に分かれる。                            425461036X
B−664 食でひらく健康のとびら2 (社)日本衛生検査所協会本書編纂委員会 (社)日本衛生検査所協会 2010 900 A・1714
我が国の食生活のゆがみは年々深刻になっている。 このままに放置していては日本人の身体の健康ばかりでなく、心の健康や、文化の伝承、環境問題の悪化にもつながってくる。 この事態を改善していくためには、日本人本来の生き方に帰って「食により健康の扉を開いていく」しかない。 本書では、そのような観点から地元の旬の食材を春夏秋冬に分けて毎日の食生活に取り入れていくよう各種の食材を紹介している。    *本書は、(社)日本衛生検査所協会の協会紙「ラボ」に連載の<四季折々の旬の食材の由来と栄養価と健康効果をテーマにした>『医食同源』の連載記事をまとめたものである。        9784990074555
B−665 おいしいお茶がのみたい 波多野公介 PHP研究所 1996 900 A・1450 お茶の入手先リスト付
著者は本物の日本茶を求めて全国の産地を歩く。 最高の一服、「純地域茶」「純品種茶」をご存知ですか? 「伊久美の荒茶」「和束<わづか>の宇治茶」「ふじかおり」「五家荘<ごかのしょう>釜炒り茶」「嬉野玉緑茶」・・・・・・・。 香味に優れた「地域別、品種別ストレート茶」の魅力を、豊富なエピソードとともに紹介する。(本書帯より)       *ブルマンだ、モカマタリだとコーヒーで通をひけらかすには役立つ類書数多あれど、日本茶で薀蓄を傾けるには本書が一番!(店主敬白)                   456955315X
B−666 壮健長寿のための薬草/健康食の本 三宅啓史 ミヤケ出版(株) 1984 2,900 A・2000 大判298頁
本書は、今の日本の医療や食生活に関する問題を踏まえ、成人病を予防して、健康な体づくりのための薬草健康法や食べもの健康法をふんだんに盛り込んでいます。 壮健長寿のための入門書としてお役立てください。(本書「はじめに」より)     内容的には、「薬草健康法」では、野原・道ばたで探せる薬草、山地で見つけられる薬草、沼・河原・湿地にはえる薬草・薬用になる庭木や野菜、採集時に気を付けたい毒草、薬草の調整、薬草茶、薬用酒、薬草の採取・栽培及び目的別薬草の用い方(体力強化・強精に、便秘に、下痢に、糖尿病に、痔に等々23種の目的別に分類)   「健康食品」では、青汁健康法、アロエ健康法、モヤシ健康法、朝鮮人参健康法、シイタケ健康法、ゴマ健康法、アボガド健康法ハチミツ健康法、海藻サラダ健康法、寒天健康法、カルシウム健康法、酢健康法等々54種類の健康食品とその用法を紹介。       *本書は、一般書店では販売されなかった商品である。
B−667 よくわかるきのこ大図鑑(場所・かさ・柄・胞子) 小宮山勝司 永岡書店 2006 2,900 A・1500 オールカラー大判美麗本367頁
本書は、キノコが発生する場所ごとに「身近な場所」「雑木林・混生林」「マツ林」「カラマツ林」「カンバ林」「モミ・ツガ林」に分けて約300種のキノコを紹介している。 そして各種ごとに美麗なカラー写真を付し【発生場所】・【発生時期】・【見分け方】・【食べ方】をキチンと詳細に説明しているので安心である。 巻頭の「キノコの特徴と見分け方」では、傘の形と表面の形状・ヒダ(傘の裏面)の形状と色・ツボ(根の部分)の形状・ヒダと柄の接する部分やヒダの縁やツバ及び柄の部分の表面の状態・形を詳細に図面を付して説明しているのでわかりやすい。  また、特に巻末の毒キノコの図示説明は命に係わる大切なことである。なお又、「キノコ狩りの注意<服装・持ち物・収穫の方法・収穫したキノコの扱い方等>」や「おすすめキノコ料理」も大いに役に立つ。   キノコ狩りファンには、必見の基本書である。              4522423985                           
B−668 中国の名菜 中国人民美術出版社 (株)美乃美 1983 1,800 A・1500 中国カラー文庫
中国の割烹術は、歴史が長く、遠い昔に遡る。 三千年前、商朝の開国の元勲伊尹その人はりっぱな割烹師でもあった。 二千余年前の春秋時代、斉の桓公の近臣易牙はさらに割烹・調味に長けていたといわれている。 社会の進歩、生産の発展、人民の生活の向上につれて、中国の割烹術もたえず進歩・向上の道をたどり、独特の風味を有し、味覚を刺激せずにはいない色・香・器ともにそなわった五千余種もの料理をつくるまでになって遠く世界にその名を馳せている。 もっとも有名なものに、山東料理、四川料理、江浙料理と広東料理の四つと宮廷料理(現在では彷膳料理としてその栄華を偲ばせている)とがある。 南は甘く北は塩味、東は辛く西は酸味、それぞれ色・香・味・形を異にし、あたかも美を争い合うかのようである。 本書はこれらの特長をありのままに反映し、美しい写真と簡潔な文字で読者の賞味に供したい。(本書「はじめに」より)            内容的には、四大名菜及び宮廷料理の代表的な料理の全貌とそれを製作する名シェフの奮闘の有様をカラー写真で紹介するとともに、そのレシピを詳細に解説している。 有名な「?膳飯荘」、「北京飯店」、「北京四川飯店」、広州の「?渓酒家」などの内部の様子なども興味深い。
B−669 吉備郷土食 桂又三郎 合同新聞社出版部 1944 4,800 A・壱圓四五銭
「昭和五年八月『岡山文化資料』第三巻第一号で、『民間食物号』と云う特輯号を出したが、之が恐らく民俗雑誌で民間食習を特輯号として取り扱った最初ではないかと思う。 本書編著の動機は、決戦下郷土食の再認識を叫ばれる折柄、嘗つて蒐集の資料が少しでも世間のお役に立てばと考え、之を整理し且つ新たに資料を蒐輯して、兎も角一冊に纏めた。 或る意味では返り新参のお目見でもある。」(本書「序」より)    内容的には岡山市付近農家の食習、邑久郡東部民間食習、上道郡金岡村民間食習、児島郡郷内村の食習、苫田郡香々美南村の食習、小田郡笠岡町の食習、岡山市食物年中行事、岡山県食物年中行事、共同食習、間食、代用食、特殊郷土食、産に忌む食習、安産の食物俗信、出産後の食習、産後の禁忌、母乳の代用、食習と俗信、民謡に現れた食習、郷土珍味及び『備前産物帳』に記録された郷土食品に分かれる。
B−670 すし通 永瀬牙之輔 四六書院 1930 4,800 A・七十銭 通叢書
私は鮨について他人に語ろうなんて努力した事は今迄少しもなかった。 まして通人たらんとも、鮨通たらんとも思った事は少しもなかった。 ただ美味を美味をと追求したのである。 そして天ぷらも、鰻も、蕎麦も、鮨もその追求の的であった。 然し味覚の矢はいつも握りの鮨に向う事が多かった。 それは多種多様の味を持つ寿司の魅力の為である。 何處其処の穴子が旨いと聞けば、一里も二里も遠しとはしなかった。 又彼処の赤貝は素敵だと云えば、今飯を食ったばかりであってもすぐ飛んで行ってしまった。 こんな間に見たり、聞いたり、読んだりした事を書きあつめたのが、この一書である。(本書「序」より)                                       本叢書は、微小篇とはいえ、いずれも当代におけるその道の先達によって、手頃の消化力の下に、それぞれ極めて簡易正確に、秩序整然と研究が進められてあるので、それ等無駄な道草を食うことなく本叢書を一読することによって、人々は直ちに、百般の研究部門に一00パーセントの資格の備わった、一個非凡な「通」人となり得るのである。 趣味の欠乏ー難儀な登山をするようにして生活を背中に負ってゐる現代人に、一番欠乏してゐるのは実にこの趣味の問題だ。 楽しみの少ない、現代人の退屈な心臓をまぎらわせようとして、先ずこの趣味の通の要諦を約束しようとするのが、本叢書発行の第一の目的である。(「通叢書発刊の言葉ー四六書院」より           内容的には、鮨礼讃、鮨の由来、古来有名なりし鮨、鮨と酒、「鮨は玉子焼から」の論、酢、飯、「きり」と「つめ」、海苔と海苔巻、鮪、鰹、穴子、「鮨は小鰭に止め刺す」説、鯵、赤貝、海老、わさび等々。                               *麻布飯倉の「鳴門鮓」、京橋の[幸寿司」、四谷の「蛇の目鮨」等戦前の有名寿司店の店舗写真が珍しい。 なかでも客を叱りつけて商売するので名を売った新橋の「新富鮨」の店内とそこの親爺さんの姿が貴重だと思う。          
B−671 名古屋コーチン作出物語 入谷哲夫 ブックショップ マイタウン 2000 1,800 A・1900
この物語はメンデルの遺伝学も現代のハイテクももたなかった明治の失禄サムライが御家流砲術の秘伝を生かして日本実用鶏種第一号名古屋コーチンを作出するまでのまれに見る経緯を述べたものである(本書巻頭文)                  内容的には、「海部鶏、今の世にも伝説」、「御本丸番の子供時代」、「時代の荒波にもまれて」、「サムライ商法の時代」、「末裔たちが語る養鶏武士道」、「養鶏も武士道なり」、「苦闘、名古屋コーチンの作出」、「尾張名古屋はひきずりで持つ」に分かれる。                                                4938341972 
B−672 江戸名物浅草海苔私考 北村正治 眺風会 1982 4,800 A・2800
万物の興るや動機がある。 大森堀の内の雑林に麦畑を拓いた野口六郎左衛門、浅草川に筏の海苔を見て思い付き、地先海面に粗朶を建て培養を始めた。 海苔を浅草の紙漉き業者に漉かせて、漉き方乾し方を苦心研究しついに乾海苔製造に成功す。 漉き方は細かにきざんで薄く定形に漉くことにより嗜好と商品価値を高めた芸術品である。 口中上にとけるやわらかな風味がよい。 海苔の養殖は、農閑期の稼ぎであるから、村人みなこれを共にした。 やがて、大森は御用海苔の本場となり、野口氏は代々村役をつとめ海苔業に尽力す。 独占資本の介入から、後に隣村と境界を争い、越訴事件となって後代の六郎左衛門は中追放となり、野口六郎左衛門の名は沈滞したが、これは次の新時代へ発展のあけぼのとなる。(本書「あとがき」より)             内容的には、「野口六郎左衛門家文書 年次順読み下し」、「大森村・海苔養殖の過程」、「江戸期の貢税と書上げ」、「近世の江戸前海苔の風土」「『海苔栽培法』−高木正年氏の業績」、「対岸(君津)海苔業の起源」に分かれる。                                           
B−673 武井仁・的場研二 (株)的場製餡所 1979 9,800 A・非売品
昔からアンは和菓子にとって、一番重要なものであって、その良し悪しは、直接その菓子の品質・評価につながるものであると言われている。 しかし、アンの製造は職人さんの仕事とされ、代々経験者に受け継がれて今日にいたっている。 アンに関する知識と経験を深めるために書かれた成書は従来あまり世に出ていない。  的場製餡所55周年記念の時期にあたり、あらためてアンに関する書物をまとめることにしたのは、今迄数字にならなかった「アン」の知識を出来るだけ数字化し、又古来「カン」にたよって受け継がれてきたノウ・ハウを出来るだけ新しい若い人たちにも分かりやすい、説得力あるように、その経過と手順を数字のあるものは数字を、数字に出しにくいものでは、その手順の明確化をあらわすように努力して、「餡」という本にまとめてみた。(本書「編集のことば」より)                                                        内容的には、「餡の始まり」、「原材料」、「生アン」、「煉りアン」、「排液処理」、「アン並びに豆澱粉の顕微鏡写真について」に分かれる。
B−674 パスタでたどるイタリア史 池上俊一 岩波ジュニア新書 2011 900 A・980 岩波
●「パスタを食べることでイタリア人であることを自覚する」−。  地域色の強いイタリアで、人々の心を結ぶ力をもつパスタ。 この国民食は、いつ、どのように成立したのでしょう。  古代ローマのパスタの原型から、アラブ人が伝えた乾燥パスタ、大航海時代の舶来種トマト、国家統一に一役買った料理書まで、パスタをたどると、イタリアの歴史が見えてきます。(本新書カバーコピーより)      ●内容的には、1.「麺が水と出会うまで」、 2.「文明交流とパスタのソース」、 3.「貧者の夢とエリートの洗練」、 4.「地方の名物パスタと国家形成」、 5.「母と子の思い」、 6.「パスタの敵対者たち」に分かれる。    9784005006991
B−675 グルメの真実 友里征耶 宝島社新書 2011 900 A・648
●辛口料理評論家のマル秘取材ノート:外食産業の表裏を知り尽くした著者が舌鋒鋭く暴露するグルメ業界のウソと真実。  ”素材そのままの味”→料理しないってこと?   ”有名人がお忍びで通う店”→味オンチの有名人かも?    ”天然うなぎ”→やせたウナギも天然です!    グルメの舌ほど騙されやすい!    ●安易に天然神話を信じるな!   ●禁漁期になぜか出てくるズワイガニ   ●生け簀料理に旨いものなし    ●松竹梅の三コースに明確な違いがあるか    ●「本日のオススメ」は、店にとってのオススメ     ●人気店、予約困難店の作られ方  などなど(本新書帯より) 9784796678179
B−676 ラーメンと愛国 速水健朗 講談社現代新書 2011 900 A・760
●本書はラーメンについて書いた本であるが、ラーメンの歴史そのものに何か新しい項目を付け加えたりする性格のものではない。  ましてや美味しいラーメン屋の情報などについても書いていない。  日本の戦後のラーメンの普及、発展、変化を軸とした日本文化論であり、経済史、社会史である。  とはいえ、大上段から刀を振り下ろそうと思っているわけではない。  ラーメンという最も大衆的なところから、日本人について考えてみたいというのが筆者のスタート地点である。(本新書「まえがき」より)                             ●「確かに謎だったのだ。  なぜ最近のラーメン店主は、藍染めのTシャツや作務衣を着てタオルを頭に巻くのか。  なぜ相田みつを系の人生訓やら「ラーメンポエム」を壁に張り出すのか。   こうした疑問にピンと来た方は手に取るべし。  巻措くあたわざる知的興奮で満腹になることうけあいである。    もともとは中国発祥のラーメンが、なにゆえ国民食とまで呼ばれうる存在となったのか。  著者はその背景に敗戦後に展開されたアメリカの小麦戦略と大量生産、大量消費の時代をみる。   登場人物はチキンラーメンの発明者・安藤百福から列島改造の田中角栄まで多士済々。   一杯のラーメンには戦後日本の消費文化史が凝縮されているのだ。   作務衣に象徴される「捏造された伝統」という物語に依拠するナショナリズム、それがラーメン道だ。   著者の得意とするヤンキー文化への接続がなされないのは心残りだが、後味の爽やかな日本人論としても読める。」?23/11/27朝日新聞〈朝刊〉「読書」所載「ラーメンと愛国」(齋藤環,<精神科医>)より 9784062800419
B−677 チョコレートの世界史 武田尚子 中公新書 2010 900 A・780
●カカオは原産地の中米では飲み物であると同時に薬品であり、貨幣にもなった。  ヨーロッパに到着したときも、この珍貴な実の食用について激論が交わされたが、一九世紀にはココアパウダーや固形チョコレートが発明・改良され、爆発的に普及する。   イギリスの小さな食料品店だったロウントリー家もまた、近代的なチョコレート工場を作り、キットカットを開発、世界に販路を拡大するが・・・・・。   ヨーロッパ近代を支えたお菓子の通史。(本新書カバーコピー) 9784121020888
B−678 修道院の食卓 ペーター・ゼーヴァルト編・ガブリエラ・ヘルペル著 創元社 2010 1,800 A・1400 修道院ライブラリー
●ヨーロッパの食文化はすべて修道院から生まれた!?   芳醇なワインやシャンパン、香り高きハーブ料理、風味豊かなチーズ、甘くとろけるチョコレート・・・・・・。   ヨーロッパ文明の向上に大きく貢献した修道士たちの功績は、食文化全体にも及ぶ。    女子修道院にとびこんだ本書の著者ガブリエラ・ヘルペルは、修道院における聖なる食生活の秘密について学んでいく。(本書帯より)          ●心と体にやさしい52のレシピも収録した。         ●内容的には、1.「修道院へようこそ」、 2.「修道院の食卓・小史」、 3.「健康について」、 4.「ハーブと香辛料について」、 5.「スープと前菜について」、 6.「パンと穀物について」、 7.「果物と野菜について」、 8.「魚と肉について」、 9.「ミルクと卵、チーズにrついて」、 10.「飲み物について」に分かれる。                         9784422143880                  
B−679 修道院の断食 ペーター・ゼーヴァルト編・ベルンハルト・ミュラー著 創元社 2011 1,800 A・1400 修道院ライブラリー
●あなたの人生を豊かにする神秘の7日間      ●イエスの教えの根幹には断食という秘儀が存在する。(本書帯より) ●なぜ、世界のあらゆる文化や宗教のなかに、断食という行為が存在し、脈々と受けつがれてきたのか。   なぜ、世界三大宗教の祖であるキリスト、ブッダ、マホメットが、いずれも伝道を開始する前、長期の断食を行なったと伝えられているのか。  修道院にとびこんだ42歳の雑誌編集長ベルンハルト・ミュラーは、魅力的な修道士の指導のもと、ドイツの修道院で7日間の断食修行に挑戦する。    そして心身両面で浄化されることにより、健康で価値ある人生を送るための秘訣を学んでいく。(本書カバーコピー)               ●内容的には、1.「修道院へようこそ」、 2.「修道院の断食・小史」、 3.「断食前の正しい準備」、 4.「断食一日目―毒素を洗い流し、健康な体を作る」、 5「断食二日目―あたえ、断念する。 そのことで翼が生えたように軽くなる」、 6「断食三日目―さまざまな誘惑と、断食がうまくいかない原因」、 7「断食四日目ー自己発見:罪を自覚し、罪から清められる」、 8.「断食五日目ーついにオアシスにたどりつく」、 9「断食六日目ー目や耳、口、手を使ったさまざまな断食」、 10.「断食七日目―最後に望みどおりの自分になれることを悟る」に分かれる。           9784422143897
B−680 美味しい革命 トーマス・マクナミー 早川書房 2013 3,600 A・2400 アリス・ウォータースと<シェ・パニース>の人々
●著者は、1944年ニュージャーシー州に生まれ、1967年カリフォルニア大学を卒業。   在学中、短期留学で滞在したパリで触れたフランスの食生活に衝撃を受け、アメリカでも、その味とサービスを再現するレストランをオープンしたいと考えるようになった。   その後、彼女の料理を称賛する人びとや友人の支援を得て、1971年にレストラン<シェ・パニース>をオープン。   母校の教員・学生や映画関係者などの熱い支持を得て評判が高まり続け、2001年には米雑誌「グルメ」でアメリカNo.1レストランに選ばれるまでになった。   彼女の料理は「その時間のいちばん旬の、オーガニックな食材を、なるべくシンプルな調理で提供する」という信念にもとづくもので、オープンから40年の間にファーマーや畜産農家、漁師などとのネットワークを広げてきた。    この考え方は「カリフォルニア・キュイジーヌ」の基本となり、アメリカだけでなくヨーロッパ、アジアでも広範に実践されている。   本書は、素人だけで始めた小さな店が、全米ナンバーワンに輝く「奇跡のレストラン」となるまでのストーリーを通じて、アリス・ウォータースの哲学と料理のヒント、そしてその類いまれな人格の秘密をさぐる半生記である。(本書帯より)       ●この本には、アリスが残したレシピのディテールが満載されていることで、[美味しい革命]のあとの日常でも、読まれ続けるだろう。(25/8/25朝日新聞〈朝刊〉「読書」所載「美味しい革命」−評・建築家・東京大学教授 隅 研吾)                              9784152093806