目録 C
C-6 グルメエッセー・飲食随筆・食の記録ルポルタージュ等(6) (庫:文庫) (単位:円)
番号 書名 編著者名 出版社 刊行年・初再版 価格 程度・定価 摘要
C−501 東欧・旅の雑学ノート 玉村豊男 中公文庫 00・初 900 A・705
東西ドイツを隔てるベルリンの壁がまだあった頃、リュックサック一つの気ままな単独旅行を試みた著者。 同じヨーロッパといっても社会体制の異なる国々への新鮮な興味と、毎日のように生ずるトラブルから惹起される興奮・・・・・を日々現場で書き次いだ東欧見聞記。(本文庫のカバーコピーより)
C−502 面白南極料理人 笑う食卓 西村淳 新潮文庫 06 900 A・400
息をするのも一苦労、最低気温ー80度の南極で、男たちの一番の楽しいはなんと言っても毎日の食事。 麺5玉、チャーシュー10枚、ねぎ2本いりラーメンを軽く平らげるツワモノどもを相手に、お湯は85度で沸騰し、食材の補給は絶対不可能の環境はなかなか厳しい。 しかし創意工夫と節約は料理の基本、料理人は今日も笑顔で皆の元気を支える。 抱腹絶倒南極日記第2弾。 日本一笑えるレシピ付き!(本文庫カバーコピーより)
C−503 スペインの食卓から おおつきちひろ 講談社文庫 97 900 A・581
果てしなくひろがるブルーの空のあるところー自分探しの旅に出たスペインにすっかり魅了され、とうとう子連れ留学してしまったちひろさん。 文化は食にありと料理ノートを片手に各地を廻りスペイン料理研究家になってしまった。 迫力満点の体験記に加え、かんたんおいしいスペイン料理フルコースレシピ付。
C−504 外交も食にあり 北村汎 中央公論新社 99初 1,800 A・2,000
古今東西を問わず、人と人との付き合いの中で、やはり最も打ち解けあう機会となるのは、食事を共にするときである。 外交においても食事の占める地位が高くなるのは当然である。 しかしながら、本書は決して外交における食事の効用を大げさに宣伝したり、それを個々の史実に基づいて実証しようというような大それた意図によるものではない。 むしろ、食道楽であった私の長い外交官生活を通じて得た経験から、食事一般、あるいは、特定の料理やワインについての私なりの観察や意見を書き綴ったものである。 (「はじめに」より) 内容的には、第一章 「食事と外交」、第二章「食道楽外交官の遍歴」、第三章 「食事と人生」に分かれる。 *著者は、1953年外務省に入省、以来多くの枢要なポストを歴任、91年駐英大使に就任、94年退官の生粋のBIG外交官である。
Cー505 ムツゴロウの純情詩集・雑食日記 畑正憲 文藝春秋 78初 1,900 A・880 畑正憲作品集13
未知の味に好奇心を燃やすひと味違った食物エッセイ。 菊池寛賞受賞  *書下ろし:ムツゴロウの放浪記・ムツゴロウ新聞を付す。 
C−506 冒険家の食卓 C・W・ニコル 角川書店 81初 1,800 A・1,900
* 大の親日家でもある著者が冒険に満ちた青春の日々を回想しつつ豪快な野性派料理を開陳する快エッセイ
C−507 パリ 旅の雑学ノート2冊目 玉村豊男 新潮文庫 97初第13刷 1,800 A・438
パリのレストランー店の見分け方、注文から支払い迄のノウハウetc.・・・・、パリのホテルー星の数で決まる格式、構造、屋根裏部屋、入浴習慣etc.・・・・パリでのショッピングーデパート、ブティック、バーゲン利用法etc.・・・・役に立たなそうで役に立つ、詳細な情報ばかり集めたユニークなガイド。 「パリ 旅の雑学ノート」と同様、パリの街を楽しむためのアイディアがいっぱいです。 写真と図版多数収録。(本文庫カバーコピーより)
C−508 梅安料理ごよみ 佐藤隆介 講談社文庫 84初 900 B・1,000 小口しみ有
仕掛人・藤枝梅安シリーズ番外編。 人も知る”おいしいもの”通の池波正太郎が、腕に縒をかけて描き出した、梅安と仲間たちの食事の名場面を、おいしいもの好き、梅安通の専門家二人が解説、敷衍して供する、魅力の好読み物。 巻頭に「池波正太郎・梅安を語る」語り下ろし付き。(本書カバーコピーより)
C−509 夜明けのブランデー 池波正太郎 文藝春秋 85初 1,500 A・1,000
試みに開いてみる。「二年ぶりにパリへ着いて、旧・中央市場にあった酒場(B・O・F)の跡へ行くと、そこはすでに赤いハンバーガー屋になってしまっている」−「シモネ老人の指輪」の冒頭である。 古きパリを懐かしむ筆致に変貌著しい日本への愛惜が滲む。 淡々とした筆の運びと絵がかもしだす絶妙のハーモニー。 
C−510 池波正太郎の銀座日記 池波正太郎 朝日新聞社 86 1,800 A・1,200 Part1
著者の「映画堪能」・「美味礼賛」・有楽銀座」・「芝居見物」・「音楽鑑賞」・「読書三昧」・「日常茶飯」を綴る四季折々の随想日記。  エウスプリで綴る銀座アンソロジー!人生は楽しい!(本書カバーコピーより)
C−511 ベルギー風メグレ警視の料理 西尾忠久 東京書籍 92初 3,400 A・1,600
「シムノンはベルギー出身だから、メグレ警視の料理にはベルギー風も入っているはず。 だれかにそれを取材してもらったら?」とつい、口走ってしまったら、おもしろそうだといわれ、いいだしっぺが責任をとるかたちになった。(本書「あとがきにかえて」より) 内容的には、リエージュ(シムノンの故郷)、アルデンヌ(メグレがルイーズと始めて出会ったのは美味の宝庫)、リンブルグ州(ロマンチックなシムノン家の家系)、ナント(メグレ医学校に通う)、パレイ・ル・フレジル城館(メグレの生まれた小村)、パリ(メグレの住まいと勤務先)、マン・シュール・ロワール(メグレが引退後に暮らした町)、ブリュッセル(ワロン風・フラマン風・ブリュッセル風)、ゲント(フランドルの古都)、ビールの楽園に分けてメグレ警視とともに美味を味わう。 写真は一枚も無く内山正の暖かいカラー挿絵が豊富にちりばめられていて極めて楽しい。 アルデンヌ風というかフランドル風といおうかベルギーの臭気芬芬たる食談をメグレ警視とともにどうぞ!
C−512 村上信夫帝国ホテルの料理法 村上信夫 読売新聞社 85 1,800 A・1,500
帝国ホテル総料理長として有名な著者が、小川津根子をききてとしてその幼年時代から修業時代、軍隊時代(普通洋食のコックは海軍にとられるものだが彼は志願して陸軍に入った)、フランス留学時代、戦後総料理長として大活躍した時代について興味深く語っている。 さらにヌーベル・キュイジーヌのこと、ソースと材料のこと、フランス式テーブルマナーのこと、最高のビーフ・ステーキのこと、家庭料理とレストランのこと等についても生き生きと話している。 料理人の世界では戦後に至るまで拳骨とビンタのしごきが横行していたことがわかる。 フランス家庭料理メニュー10品が美味しそうなカラー写真とともに付いているが、その中に有名な帝国ホテル名物のシャリアピン・ステーキのレシピが紹介されているのは貴重である。
C−513 食味の真髄を探る(犬養智子編) 波多野承五郎 新人物往来社 77 2,900 A・1,200
名著「食味の真髄を探る」を著者の孫の犬養智子(知らなかった!)が編集したのが本書である。 巻頭に薄井恭一が「波多野承五郎氏のこと」として著者に関する色々な事柄を詳細に紹介しているが、いずれも興味深いことばかりである。 著者のことが「福翁自伝」に有望な塾生徒として触れられていることは先日同書を久しぶりに読み直したときに偶然発見した。 しかし、それ以外にもたくさん面白いことが書いてある。 著者の出身藩の藩主太田資美子爵は上総松尾藩五万三十七石の小藩の主であるが、ナント江戸城を築いた太田道潅の子孫であるとのこと等々。 本書については、「文章は明快で一種の快い調子があり、快刀乱麻を断つ趣がある。」と述べているが、まさにそのとおりだと思う。 また、「関西料理は嫌いだ」の一文が戦後に食味雑誌「あまカラ」でちょっとした騒ぎを起こしたこともわかった。 これまで店主が気にしていた著者の履歴も詳しく判明した。 著者は安政五年に生まれ、明治七年慶応義塾を卒業、外交官・実業家・代議士として活躍、晩年には古渓の号で随筆を続けざまの刊行した。昭和四年没。 
C−514 うまいもの人生論 寺下辰夫 広済堂出版 68初 4,800 A・350
本書では、一貫して「バランス」のとれた美食」を心がけて食べること。 そして、”腹七、八分”に食べておくことが、<健康>と<長寿>への大切なポイントであるということを強調している。 いつまでも若く健康で楽しい人生を送り、長寿を全うするには一体どうすればよいかということを解明する必要がある。 この問題点とコツを、いろんな観点から取り上げて、気軽に読んでもらえるように書いてみた。(本書カバーコピーより)
C−515 舌の世界史 辻静雄 毎日新聞社 69初 2,300
A・380
フランス料理のベテランであり、その研究の第一人者である著者が、料理作りの実際から、舌の世界のドラマティックな歴史をもふくめて述べるユニークな料理入門書である。 味覚は相対的である。 だが、それに甘んじることができないのが料理人気質だ。 著者はヨーロッパの有名レストランを食べ歩き、味の創造に生きた人々の個性と味そのものの個性を紹介する。 本格的なフランス料理よりもラーメンをうまいとする人々に心から同感し、そして考えこんでしまう著者自身の、料理に対する新鮮な感受性が生きている。(本書カバーコピーより) 内容的には、「味の宝庫・フランス」、「味をつくる人々」、「料理とサービス」、「味の審判者たち」、「料理研究書のいろいろ」、「食べものの世界」、「ワインとチーズ」、「食事の楽しさ」に分かれる。
C−516 男のだいどこ 荻昌弘 文藝春秋 72初 1,800 A・580
勇躍”だいどこ”に突入、うまいものの作り方・味わい方に四苦八苦した一部始終をユーモラスに告白、日ごろ日本人が見すごしがちな”食べる”ことの本質にずばり斬りこんで芳醇明解な食味文明論をくりひろげる名エッセイ集。 全国うまいもの店・優秀食品製造元の所在が一目でわかる食いもの情報的索引が加わり実用性も満点。(本書の文庫版カバーコピーより)
C−517 東京・銀座私の資生堂パーラー物語 菊川武幸 講談社 02初 2,000 A・1,600
愛されて100年。 「パーラーの生き字引」である元総支配人が、伝統メニューの秘話から忘れえぬ常連客の人間模様までを語りつくす。 内容的には、第1章 銀座に「懐かしくてて新しい名所」が誕生、第2章 修業時代と忘れえぬ人々、第3章 パーラーは、今も昔もすてきな出会いの場、第4章 「美食同源」をめざして、第5章 最高のおもてなしにこだわってに分かれる。
C−518 食べて美味けりゃすべてよし 杉森久英 日本経済新聞社 90初 1,500 A・1,300
私は北陸の一隅に生まれて、成長ののち、東京に移った。 東京の生活は六十年になる。 その間、私はそれまで知らなかったいろいろの珍しいものを食べ、また、時には諸国を旅行して、その土地独特の料理を味わうこともできた。 それらのあるものは私の口に合い、あるものは合わなかった。 その時どきの感想を集めたのが、本書である。 本書は、平成元年の一年間に、、週一回ずつ、日本経済新聞に「一癖斎食話」という通題で連載した短文をまとめたものに若干加筆したものである。
C−519 福島敦子の美味の国からの誘惑 福島敦子 世界文化社 96初 1,400 A・1,300
旅先でのユニークな人々との出会いや、奇想天外なハプニングを通じて、世界各国に根付いている食文化を自らの舌で検証しながら独断と偏見の評価をもって、エッセイとイラストで紹介する”世界の美味”食紀行。 著者は、NHKスポーツキャスター・TBSメインキャスターを経て現在も積極的な執筆活動を行っている。
C−520 高橋忠之[料理長自己流] 辻和成 柴田書店 98 1,500 A・1,200
本書は、志摩観光ホテルの総料理長、そして総支配人である高橋忠之についての評伝で、「月刊食堂」1996年7月号から97年6月号まで連載されたものに加筆したものである。 内容的には、第1章 総料理長を総支配人に登用した異例の人事、第2章 自立を志し、外国に憧れた少年時代、第3章 十五歳の見習いが抱いた大志と学ぶ姿勢、第4章 二十代に意図して料理長の道を志す、第5章 弱冠二十九歳の料理長が断行した革命、第6章 初めての渡仏で直面した自己崩壊の危機、第7章 料理長像をつくりかえる料理長たらん、第8章 時代が求めた”料理長自己流”、第9章 誰が時代の寵児をつくったのか、第10章 「妙不伝」の三字が迫った新たな覚悟、第11章 料理人は何処から来るのか? 何であるのか? 何処へ行くのか?に分かれる。 
C−521 舌の散歩十二ヶ月 久米不二雄 表現社 62初 1,300 A・350
ごく小さいころから大変な食いしん坊であったという著者が、第一に自分は食通ではないとし、ただ美味しい物を美味しく食べるーそういう気持ちでこの本を書いたとし、第二に自分は調理師でも料理の専門家でもないので、ただ素人の書いた食べもののガイドブックとして気楽に読んでほしいと打ち明け、第三に自分は貧乏人だから豪勢なことはできない、せいぜいシュンの材料を生かすのみであると謙遜しつつ書き上げたのが本書である。 
C−522 洋食や 茂出木心護 中央公論社 76第7版 2,800 A・850 函入り
著者は、明治44年東京に生まれ、昭和6年洋食屋”たいめいけん”を独立開業。 昭和23年日本橋の現在地に移転し、現在に至る。 その著者が昔の思い出、日ごろ想うことなどを楽しく書き綴ったエッセイ集。 江戸っ子の軽い語り口が楽しい。 歳が歳だから、懐かしい名前が出てきますよ! 武田麟太郎とかリーガル万吉とか・・・・・。
C−523 わが輩は料理長である 嶋村光夫 日本ヴォーグ社 94初 1,500 A・1,500
江戸っ子シェフの味のある話。 人心をつかむ名人、当代一の人気料理長が語る誰にも役立つ人間学。世界各国から授与された勲章を胸に、料理長が今日も行く! 著者は、帝国ホテル、日活ホテル、ホテルオークラを経て、昭和62年ロイヤルパークホテルに入社、取締役総料理長に就任。気品ある料理と江戸っ子気質にあふれる人柄で有名無名を問わず大勢のファンを持つ。(本書カバーコピー及び巻末著者紹介欄より)
C−524 グラスに映るアメリカ 本間千枝子 新潮社 86 2,800 A・1,000
飲みものにも、人と同じように生まれ故郷があることに妙にこだわり始めたのはだいぶ昔でした。(中略)私は飲みものについて、単なる故事来歴ではなく、味わいに終始するのでもなく、もちろん作り方ではなく、自慢話の体験談でもない、つまり、はなはだ漠々としたものを書いてみたいと思うようになりました。 ある年月を経て、私は種類のちがうひとつひとつ、ワインやバーボン、ビールやオレンジ・ジュース、あるいはコーヒーやコカ・コーラなどを、それぞれがいちばん似合う風景の中に置いてみることを思いつきました。 するとボトルやフラスコ、カートンやグラス類は意外にすんなりと、居心地のよさそうな場所を自ら選んで早々と私の心の映像の中に納まって行きました。 しかし映像がしだいにはっきりしてくると、それらはみな、私が過去のある日、どこかしらで実際に目のあたりにした風景であったのです。(後略)(「あとがき」より) 「アメリカの食卓」で第4回サントリー学芸賞を受賞した著者が今度はアメリカの飲みものについて書いたのが本書である。
C−525 美味真髄 平野正章 新人物往来社 77初 1,600 A・1,300
本書は、師魯山人の影響の下に長年食文化史の研究に従事して来た著者があちこちの雑誌社に頼まれて書いた食に関するエッセイを一冊に集めたものである。 内容的には、「音を食べる」、「料理と酒」、「渋味とえぐ味」、「食い道楽・七つの条件」、「魯山人の美味論語」、「村井弦斎作<料理心得の歌」、「なべもの再発見」、「京のうす味考」等々三十一編の楽しく味わい深い食エッセイが並んでいる。
C−526 食べものはじめて物語 永山久夫 河出文庫 89初 1,500 A・480
”どんぶり物”は”突っけんどん”がルーツ、”とまと”はかって媚薬だった、”めざし”は”おざし”、二000年前のゆでタマゴ、”花見”は古代人の花粉健康法などなど、あっと驚く、日本の食の始まりを、隠し味の面白話をまじえて、料理法から語源まで徹底的に探求しました。 食べる知恵の原点を捉えなおし、健康においしく食べる一助としていただければ幸いです。(本文庫カバーコピーより)
C−527 食卓のつぶやき 池波正太郎 朝日文庫 93 1,250 A・480
幼年期から今日まで、食べものにまつわる思い出を語る。 生地・東京はもとより、仙台、伊豆、高松、湯布院など日本各地、さらにはフランス、ベルギー、インドネシアにまで筆を延ばし、各地の香りと味、人との出会いを、歴史余話も混えつつ巧みに描く。 ますます冴える池波節。(本文庫カバーコピーより)
C−528 百魚歳時記 岩満重孝 中公文庫 80初 1,300 A・320
魚屋の店先や釣り天狗たちの話などで見聞する魚族の種類はまことに多い。 それら愛すべき魚どものさまざまな個性と味覚を百三十点の絵とともに綴った贈り物。(本文庫カバーコピーより)
C−529 ロンドン旅の雑学ノート 玉村豊男 新潮文庫 95第15刷 1,300 A・480
ロンドンの紳士・淑女の定義、パブで常連になる法、犬の話etc.・・・・ロンドンの、暖炉と裏庭の役割、英国の料理は本当にまずいかetc.・・・・ロンドンの街並み、郵便ポストの歴史、黒いタクシーと赤い二階建てバスetc.・・・・日本人がイメージする外国の一典型である英国の街を、玉村流に歩いてみるとこうなります。 新鮮で詳細なロンドン情報がいっぱいです。 写真と図版多数集録。(本文庫カバーコピーより)
C−530 辻留・料理のコツ 辻嘉一 中公文庫 80初 1,100 A・280
材料の選び方、火加減から手加減、味加減ー辻留主人が、料理のコツのコツをやさしく手ほどきしてくれる。 日本の家庭のなかあの日本の料理の指南書。 いわしの辛煮・牛肉の玉子とじ、茶碗むし、胡麻豆腐・・・・・。(本文庫カバーコピーより)
C−531 味のいろは歌留多 辻嘉一 中公文庫 83初 1,200 A・380
料理は、調味料の分量計算だけで美味が生まれると盲信していられるような世の中となり、本当に情けなく、腹だたしい限りであります。 ご自分の味覚に自信をもち、材料の良し悪しを見分ける眼を育て、四季折々の寒暖にふさわしいお加減を考えるのでなければ、真の美味は得られません。 明日のご一家の生命づくりであり、知恵作りである料理の基本となる心得が一杯つまっております。(「著者あとがき」より)
C−532 寿司屋のかみさんとっておき話 佐川芳枝 講談社文庫 2003 900 A・533
「これは絶品!」春を告げる桜色のカスゴの酢じめ、初夏のとろけるようなハモの握り・・・旬の魚を味わい尽くすレシピ、カウンターの内からみたとっておき話、全てうちあけます!! 秘伝のツメ、巻き寿司のコツ、おまけにマナーやタブーのQ&Aを盛り込み、寿司の謎に迫る。 またまた面白いお得な一冊!<「江戸前寿司への招待」改題>(本文庫カバーコピーより)
C−533 檀流クッキング(文庫版) 檀一雄 中公文庫 77第5版 1,800 A・280
「この地上で、私は買出しほど、好きな仕事はない」という著者は、人も知る文壇随一の名コックである。 日本中はおろか、世界中の市場を買いあさって、材料の味を生かした豪快な料理92種を紹介する”美味求真”の快著。
C−534 お菓子とわたし(文庫版) 森村桂 角川文庫 83 1,200 A・260
楽しいときも、悲しいときも、焼きつづけたケーキ。 ケーキがふくらむように、わたしの夢はふくらんでいった。 お菓子こそわたしの人生だ!(本文庫かばーコピーより)
C−535 京にのこる味 国分綾子 駸々堂 71初 1,800 A・750
よかったから今にのこっている。 よかったけれど、かなしいことにもう消えそうだ。 これこそのこしたい。 せめても書きのこして置こう。 いや、これは京都がなくならぬ限り、京都の人の心にしみこみ、暮らしとともに生きて、のこって行くだろう。 そんないくつもの、「京にのこる味」をなんの整理もしないで、とりとめもなく記して行ったのが、雑誌ミセスに一年連載された。 こんどはそれに少し加えて一冊になることになった。(本書「あとがき」より)  内容的には、「家元の初釜」、「妙心寺一月の味」、「西本願寺の報恩講」、「湯葉半の生湯葉」、「人形の寺の雛料理」等々24章にわたり京にのこる味を満載!
C−536 包丁文化論 江原恵 講談社 74初 1,900 A・890
フランス料理は香り、シナ料理は味、日本料理は目でくわせるー。 何よりも美観を尊重する割主烹従の日本料理を、通人ごっこのペダンティズムから開放し、真の味覚文化を料亭料理から家庭料理へととりもどさなければならない。 本書は板前としての実体験をもとに、俗物的権威主義に毒された日本料理の伝統に痛烈な批判を投じ、、<うまいものをくう>という料理の原点から、真の包丁文化の復権を訴える異色の書である。(本書カバーコピーより)  故に著者の見地からすれば、例の料理造り直しエピソードにおける信長の見解は正しく、料理人坪内某(一説には坪内石斎)の対応は誤りとなる。 一方、魯山人は賞讃されているが、どんなもんだろうか?
C−537 私のワイン畑 玉村豊男 扶桑社 94初 2,500 A・1,500 函入り
この本は、1991年から94年の早春にいたるまでの「私のワイン畑」のありさまを書いたものである。 最初の年は調査と準備、二年目がブドウの苗木の定植、三年目にほんの少し実がなって、とにかくそれを試みに醸造して十四本のワインをつくった、というところまで。 季刊誌「乾杯」に連載した原稿をまとめたものだが、進行形の状況がよくわかるように、必要以上の加筆や訂正は控えた。(本書「あとがき」より) 
C−538 あの町この味 室生朝子 徳間書店 81初 1,600 A・1,300
故里の旅と味へのいざないの一冊。 北鎌倉の古寺を巡って精進料理を味わい、尾道のしゃこに出会って林芙美子を想う・・・・・。 全国名所を訪れる珠玉の紀行エッセイ。(本書カバーコピーより) 本書の紀行地は、北鎌倉、妙高、答志島、下田、奈良、信州、尾道、日光、京都、吉備路、飛騨古川、松島、能登である。
C−539 父のいる食卓 本間千枝子 文藝春秋 87第3刷 1,500 A・1,100
1982年の終りに、私の最初の本『アメリカの食卓』ガサントリー学芸賞をいただくという、いわば思ってもみなかった祝福を受けてから、私はこの次には我が内なる世界として、「日本の食卓」を描いてみたいとひたすらに思うようになりました。やがて自分自身に対しての分析が更に進むと、私は書きつつあった本の題名を「東京の食卓」に変えました。 しかし、本の題名は三転して「父のいる食卓」となりました。 かって日本の食卓には父がいたことを、私のささやかな文章によって読者の方々が懐かしんでくだされば、報われる者は私一人ではないと思ったからです。(本書「あとがき」より)  いわば本書は、「戦前の昭和・束の間の充実」の物語といえる。 
C−540 風土のワイン読本 風土のワイン研究会 マンズワイン(株) 82初 2,000 A・− 函入り美本
ワインは、永い間、日本人の、舶来信仰の典型的対象物でした。 しかし、ここ十数年の間に国産ワインは、国産の電子製品や自動車にも負けないくらいの、素晴らしい進歩を遂げてきたことも事実です。 しかし、そういうことを、人は案外、知らないのではないか? もしかしたら、ワインについての舶来崇拝的固定観念が、それを知ることを邪魔しているのではないか? そんな疑問を、我々一同、かねがね抱いてきました。 そして、そういうワインというもの、この日本の、風土のワインというものについて、きちんとまとめた本があったら、どんなにいいかと思っていました。 ところが、このたび、風土のワインづくりの先頭を走り続けているマンズワインの全面的協力を得て、なんと自分たちでその念願を実現する機会に恵まれたのです。 そしてできたのが、この「風土のワイン読本」です。(本書「あとがき」より)  内容的には、序章・第一章「ワインを語る」・第二章「ワインを知る」・第三章「ワインを飲む」に分かれる。
C−541 核と女を愛した将軍様 藤本健二 小学館 06初 1,900 A・1,680
金正日の料理人「最後の極秘メモ」 最愛の妻とスタイル抜群の新「愛人」の素顔から「本番セックスショー」まで、ここまで書いたら、殺られるかも知れない。 「執務室」、「核シェルター」を暴く北朝鮮国家機密MAP付き。 本書は、前著「金正日の料理人」の続編にあたり、本書の第二章「将軍様の食卓」ではたっぷりと彼の贅沢な食事風景を描き出す。 
C−542 魚味求真 岩満重孝 東京書房社 78初 2,800 A・− 函入り布装
味道探求選集第三巻。 内容的には、「深大寺甘鯛之蕎麦蒸」、「岡山の魚味」、「干物の話」、「くさや」、「?(はす)ばなし」、「虹鱒ばやり」、「飛騨高山の味」、「京の鱧」、「魚と鮨」、「鰻小史」、「菜種河豚」、「魚味徒然」、「旅での魚」、「京の祭りと魚」、「東京の食べ物」、「酒肴夏肴」、「もみじ鮒」、「岩魚、鮠、鰡」、「鰻喰い」、「魚の文字」、「鯉」、「蠑螺、鮑、てこね」に、<旅と味>として「京の味」、「高山旅情」、「信濃追分」、「鹿の湯新緑」、「秩父という山の町」、「戸隠高原」、「斑鳩の里・法隆寺」、「播州姫路」、「東京の秘境」、「伊豆、天城話」、「木曽路」である。
C−543 「太陽」<特集:アジアを食べる> 1987年1月号 平凡社 87初 800 A・930
<特集:アジアを食べる>味の十字路タイ・シンガポール・香港=「タイ料理の誘惑」、「美味珍味交差点:グルメの都シンガポールを歩く」、「中国まるかじり」、「食卓はエスニック気分:自分で作る東南アジアの味」、「食文化地図:アジアは味覚のモザイクだ」、「解體辛書=タアベルカラトミア」、「厳選エスニックレストラン:舌で感じるアジア」
C−544 京人とお豆腐(季刊「銀花」特集1) 文化出版局 文化出版局 86初 800 A・1,100
特集1=京人とお豆腐。 ・京の暮らしとお豆腐、 ・鞍馬のお豆腐屋はんー手作りの味を伝え継ぐ二十八歳の若大将。(季刊「銀河」1986第六十六号夏)
C−545 沖縄人の食卓(季刊「銀河」特集1) 文化出版局 文化出版局 90初 800 A・1,300
特集1=沖縄人の食卓、水と土と光を食す。 ・沖縄、食の知恵ー過去、現在、そして・・・。 ・沖縄野菜讃歌  季刊「銀河」1990第八十二号)
C−546 野の食卓 甘糟幸子 中公文庫 83初 800 A・300
春の摘み草、野草のパーティ。 夏はきらめく太陽のもとにキャンプ生活。 アケビやムカゴの収穫の秋。 そして冬のお餅つきー鎌倉の四季を背景に失われてゆく自然との共存生活を楽しむ著者が、みずみずしい感性で綴るエッセー。(本文庫カバーコピーより)
C−547 味覚万葉の旅 井上鶴子 大法輪閣 68初 2,900 A・600
「大法輪」に連載いたしました”味覚万葉の旅”を一冊にまとめて出すことになりましたので、皆様の机辺にこのささやかな歌と味覚の漫歩の随筆をお届けすることが出来ますことは、私の心からなる喜悦と光栄でございます。 情熱の嵐のような、愛と善心の湖水のような万葉人の歌の中に、ちらちらと顔をのぞかす当時の生活、それは華麗であり素朴でもありますが、又飾りなき自然の姿でもあります。 果実草木、山菜魚介、(料理を業とする)私がその一つ一つに料理を感じたのは仕方がありません。 万葉人にも当然味覚があったのですから、歌の中の生活にそれを探り求めることはむしろ料理研究をいたす者にとっての課題であり義務だと存じます。(本書「はじめに」より)     内容的には、若菜、松竹梅、雪ノ下、春の七草、わらび、すみれ、梅の実、野焼き、菖蒲、玉藻、昼顔、夏草、茅花、椎の実、ひぐらし、松茸、萩、秋の七草、尾花、初霜、歌心、万葉の味に分かれる。
C−548 宮崎はるあき<杉の子味ごよみ> 森松平 鉱脈社 85初 1,900 A・2000
本書は、ふるさと料理の店「杉の子」を経営する著者が毎月顧客に送るミニコミ誌「味だより」の中から選り抜きの傑作メニューを抜粋した集大成である。 南国宮崎の郷土色豊かな料理が、一年を十二月に分け、各月ごとに五品、約六十品を収録してある。 もちろん、杉の子風冷や汁の作りかたも載っている。又、味に関する著者の所見が随処に展開されていて興味深い。 国画会画家石井秀隣氏の雅致溢れる挿絵が全ページにちりばめられているのも愉しい。
C−549 美食進化論 辻芳樹・木村結子 晶文社 02初 1,500 A・1600
「おいしさ」はどこまでどこまで追究されるのか? 答えを求めて二人(本書の著者:辻調理師専門学校校長辻芳樹&気鋭のライター木村結子)は旅に出た。 ヨーロッパともアジアとも違った独自の食文化をもつハンガリー。 常に最新の味を生み出す美食の王国フランス。 いまもっとも創作料理の挑戦が試みられているスペイン。 ビジネスも視野に入れた、現実的な美味を求めるアメリカ。 格式や伝統から解き放たれ、地域的・文化的枠組みを超えた料理人たちが創造する新しい食の世界。 二人の構築的な食理論と柔軟な舌が、予断や偏見を捨て、食の最先端をつぶさに探っていく。 これからの美食の可能性を模索した、刺激あふれる食エッセイ。(本書カバーコピーより)     *本書は、日本航空機内誌『ウインズ』に1999年3月から2002年3月にかけて不定期に連載された『辻芳樹の世界食紀行』を改題し、大幅に加筆・訂正したものである。
C−550 うまい酒が飲みたい 橋本憲一 晶文社 92初・第6刷 900 A・1600
おいしい水も少なくなった山間支谷をたずねて、梁山泊の憲さんが旅に出た。 行った先は鶴来の菊姫だという。 白山権現の湧水が源流の酒造家の蔵に入って、老杜氏たちと真剣に立ちあって、うまいさけはやはりこの国にあったとこの本で書いている。 まあ読んでみたまえ、なぜこの国にまずい水が、酒がのさばるかがよくわかるし、うまい酒とは何かもわかる。 いい本だ。 氾濫するグルメ本などふっ飛ばす面白さでもある。-水上勉(本書カバーコピーより)
C−551 珈琲と私 耕八路 葦書房 73初 2,900 A・980
福岡のコーヒー王ともいえる著者が、長年にわたる研究によって獲得したコーヒー抽出技術を余すところなく明かして書き上げたもの。(読者の理解を得易くするため、ばんじろ方式による珈琲抽出解明図、ばんじろ方式珈琲ホッパー平面・立体図、ばんじろ方式コーヒーレンジ平面・立体図が数葉挟み込んである。)  内容的には、「珈琲論」,「珈琲と私」、「ばんじろ夜話」に分かれる。  *戦前・戦中・戦後にわたる福岡・大阪・東京の喫茶店事情が詳しく語られていて、大変興味深い。
C−552 京都で食べる 京都に生きる 松本章男 新潮社 88初第2刷 1,800 A・1200
食卓の向うに、古都京都が匂いたつー。 四季折々、シュンの野菜や魚を前に、家々の台所を預かる女たちが工夫を凝らし、そのコツを代々受け継いで完成した”惣菜(おまわり)”。 或は食の職人たちが磨き上げた京料理。 京都に生まれ、京都に暮らす著者が、日常茶飯の何げないひと皿に託して語る、伝統の味わい方と調理のコツ。(本書の帯より)    内容的には、グジという魚、いもぼう、フグ貯金、コイ・フナ・モロコ、すぐきの周辺等々二十六もの京の美味をご堪能ください。
C−553 エスカルゴの歌 團伊玖磨 朝日新聞社 72初 2,000 A・580
著者は、大切な人生の転換期を三浦半島で暮らした。 その自然は、厳格な師であり、強力な友であり、優しい恋人であった。 その密接な交流の記念としてまとめられたエッセー集。(本書の帯より)  本書は、厳密な意味での食書とは言えないかもしれませんが、著者が著者だけに食べ物・飲み物の話はたっぷり出て来ます。
C−554 自然が食卓 アンクルズ編 山海堂 93初 1,700 A・1800
弁当を背負って歩いたり、野外で自分たちで料理を作るようになったが、トタンの屋根の上から、数千メートルの山の上や、はるか西の砂漠、見知らぬ国の風景の中へと場所は変ることがあっても、青空の下で飯を食うのが楽しみというのは変らない。 同じような気持ちを持つ「弁当開き」仲間の、「外めし」エッセイを書き下ろしてもらってまとめたのがこの一冊である。(本書カバーコピーより)   内容的には、「野の料理」池澤夏樹、「ユーコン川ダイエット・ツアー」野田知佑、「恐怖の食卓」西木正明、「牧場の食卓」太田愛人、「サケの食べ方」立松和平、「炭焼きの食べもの」宇江敏勝、「焼畑の村をたずねて」大竹昭子、「さんこのオニギリ」宮嶋康彦、「魂の食卓」真野響子、「百億坪菜園」中村滋、「春が好き」本多由紀子、「現地調達」柴野邦彦、「おこぼれ」高田勝、「モンゴルの羊」岸本葉子、「森に住むわけ」西川治、「マタギの昼めし」塩野米松に分かれる。
C−555 パリ仕込みお料理ノート 石井好子 文春文庫 92 900 A・380
30年前シャンソン歌手としてデビューしたパリで”食いしん坊”に開眼した著者が、日本料理はむろん世界の歌の友人たちから仕込んだ素敵な料理とその調理のコツを、こっそりあなたにお伝えする”料理+シャンソン”エッセイ集。 読んだら、きっと食べたくなり、作ってみたくなる、とってもおいしくてちょっぴりシミジミする本です。(本文庫カバーコピーより)
C−556 日本の名随筆59「菜」 荻昌弘編 作品社 87初 1,600 A・1236 ケース入り
「秋刀魚の歌」佐藤春夫、「煮炊き」大村しげ、「湖魚」国分綾子、「大祭りの鮨」生方たつゑ、「アユとハモの話」小島政二郎、「春菜」薄田泣菫、「たぬき汁」佐藤垢石、「三州仕立て小蕪汁」北大路魯山人、「越前ガニを食いに行く」田村隆一、「ねぎま」興津要、「浅草の食べもの」久保田万太郎等々三十五編の菜随筆をお楽しみください。
C−557 食べちゃお(Ciao!)イタリア! パンツエッタ ジローラモ著・パンツエッタ喜久子訳・絵 光文社 98初 1,700 A・1800
僕の故郷ナポリでも屈指のありふれた家族である我が家の、一番ありふれた日曜日の最もありふれた昼食は、家族揃って食べる”マンマ特製ラグー(肉ソース)和えパスタ”。 毎週日曜日にはこれでもかってくらいの素晴らしいラグーの香りが、家中に充満する。 でも家の扉を開けてパラッツオ(マンション)の踊り場に出ると、そこにもやっぱりこれでもかってくらいラグーの香りが漂っている。 何しろパラッツオ中のありふれた家庭のマンマ全員が日曜日のラグーを作っているからだ。 日曜日の朝パラッツオは、真っ赤なラグーがぐつぐt煮え繰り返る巨大な大鍋状態なのだ。(本書「はじめに」より)    ワイン、ドルチェ、海や山の味覚・・・・・お腹一杯、幸福(イタリア)を食べる。  陽気な笑いに溢れたエッセイ集。 可愛いカラーイラストも満載! 
C−558 世界の食べもの 時をこえる旅1 磯部晶策 風媒社 96初 1,900 A・1380
1食品と食材、2料理、3飲みもの、4菓子・デザートに分かれる。 料理では、「餃子と包子」、「パエーリャ」、「ブーフ・ストロガノフ」、ヨークシャー・プディング」、「ドンブリモノ」、「ライスターフェル」、「ヨーロッパの鰻料理」、「ワーフル・オランダ煎餅・エスカロップ」が興味深い。
C−559 英国紅茶への招待 出口保夫 PHP研究所 94初第11刷 900 A・1400
たしかにはじめて口に運んだ「英国紅茶」は、賞賛に値するものであった。 テーブルに運ばれてきたポットやカップも美しかったが、食事の前にはじめて口にした一杯の紅茶は、何ともいえぬ風味があった。 それはいうまでもなくミルク・ティである。(中略)私はこの本で、オーソドックスな「英国紅茶」というもの、その心と実際の楽しみ方などを、できるだけ具体的に書いてみたいと思っている。(本書「はじめに」より)  美しい心が淹れる安らぎの”ナイス・カップ・オブ・ティ”  茶器のいろいろ、紅茶の銘柄、マナー、歴史・・・・・・あざやかなイラストとともに綴る、紅茶のすべて。 紅茶好きへの素敵な贈り物。  
C−560 世界焼きたてパン物語 竹野豊子文・弘田優子絵 東京書籍 97初 1,500 A・1600
東京のおばから突然の電話で「製粉メーカーでパンの先生を育てるのだが、誰か適当な人はいないか」といわれて、候補者を探すも見当たらず、ひょんなことから自らその任に当たることになって、パン作りの第一歩から出発して十六年経ち、パンの原点を求める旅が始まった。 八年間で四十数カ国も回ってしまった。 本書では、私が世界で見てきた、食べてきた「焼きたてパン」をエッセイにしてみました。(本書「パン道ーこれが私の生きる道」より)  世界一のウイーンタイプブリオッシュ、ブタペストのパン工場、ドイツでこねたミッシュブロート、スペイン・マドリッドのチュロス、イタリアのグリッシーニ、フランスパンとレストラン、北欧のオープンサンド、アリゾナ・ナバホのインディアンブレッド、ワシントンで感じたベーグル人気等々世界中の焼きたてパンの香り芬芬!
C−561 お照さんの食い道楽 青柳照葉 牧羊社 87初 1,100 A・1300
昭和五十四年四月、俳句雑誌「山暦」の創刊をきっかけに「郷愁の味」を一年余り、その後「お照さんの食い道楽」を連載するようになり、七年経ちました。 この度、一冊の本にまとめることになりましたが、グルメの流行の先端をゆくものでもなく、どこにでもころがっている材料ばかりで垢抜けのしない料理であり、それに八方破れの文章で少々面映い感じがしないでもありませんが、読んでいただいた方々に、なにか一つでもヒントになればうれしく思います。(本書「あとがき」より)   春:わらびごはん、菜の花ずし、バカチョイ炒め等々、夏:揚げソーメン、ツルレイシ、タイの頭等々、秋:柚子胡椒、潮汁、おいなりさん等々、冬:骨せんべい、なんでもフライ、塩豚汁等々。 いまいちばん贅沢なのは、なつかしい味、土の匂いのする食べもの、自然と水と太陽。 おハシとペンを両手に持って、あらゆる味、さまざまな舌ざわりに、お照るさんが挑戦します。 庶民派グルメ・エッセイ!(本書の帯より)
C−562 しょうゆ風土記 河野友美 毎日新聞社 74初 1,500 A・
しょうゆが、今や世界の調味料になりつつあるとき、しょうゆを、もう一度、多くの角度から眺めてみるのもおもしろいのではないかという気がした。 この本は、しょうゆの育った日本の風土、土地をとりあげるとともに、外国、とくにアメリカのしょうゆについても紹介した。 そして、この本の特色として、しょうゆを使う側からみたしょうゆの本にまとめたことである。 それと、しょうゆにまつわるいろいろな話の種を多く盛り込んだ。 日常縁の深いしょうゆの話題集としてみていただきたい。(本書「はじめに」より)    「しょうゆ風土記」と「しょうゆ料理味自慢」に分かれる。 この「味自慢」には、しょうゆを使った五十一種の美味しい料理が紹介されている。
C−563 魚介歳時記 柳原敏雄 婦人画報社 60 1,600 A・320
日常私たちの食膳にのぼる、親しみやすい魚や、すし、天ぷら、蒲焼などのように、食道楽の話題になる魚、あるいは高級料亭でとりすました料理に作られる魚、または地方の郷愁をよぶような郷土的な魚。 本書はこれらの魚介類の生態や料理法を、歳時記風に季節を追って記述してみた。 いずれの魚も、料理人としての私が各地の漁港や河川、湖沼、水産試験場などを歩き回って実地踏査し、自分の目と耳と舌で確かめたものばかりである。(本書「あとがき」より)    内容的には、いせえび、あんこう、ずわいがに、あおやぎ等々七十二種の魚介について、形態・特徴・各種調理法などについて、詳細に説明している。 
C−564 ドンクが語る美味しいパン100の誕生物語 ブーランジュリードンク監修・松成容子著 旭屋出版 05初 1,700 A・1800
フランスパンを日本に定着させたパン屋の美味しくて心温まる100のショートストーリー
C−565 大江戸美味草紙 杉浦日向子 新潮文庫 01初 900 A・400
お江戸の「いろは」を知りたくば、本書を開いてみてください。 初鰹のイキな食し方とか、江戸前ファーストフード、寿司・そば・天ぷらの始まりなどなど、思わずよだれがでちゃいそうなオイシイ話がたくさん。 一読"目ウロコ”、これであなたも「江戸通」まちがいなし!(本文庫カバーコピーより)  「ともあれ初春」からはじめて、順に江戸の四季をつづってゆくのだが、各章、まず川柳をお題にいただき、その謎解きをしながら、江戸っ子の生活を活写してゆく。(本書「平成の安穏族へ」より) 
C−566 ワインのこと もっと知りたいっ 絵と文 こぐれひでこ マガジンハウス 1997
1500 A・1600
ワイン大好き人間である著者が愉しく綴った44章のワインエッセイ! 絵も愉しい!
C−567 日本の名随筆54「菓」 塩月弥栄子 作品社 87 1,900 A・1200 ケース入り
「どら焼き・ドーナツ」増田れい子、「水羊羹」向田邦子、「長崎のカステラ・豆餅」吉田健一、「シュークリームほか三篇」内田百聞、「菓子の会」鏑木清方、「柿楽雁」水上勉、「アメ湯追憶」等々四十四編のお菓子随筆をお楽しみください。
C−568 日本の名随筆別巻3「珈琲」 清水哲男 作品社 91 2,900 A・1600
「コーヒー哲学序説」寺田寅彦、「珈琲店より」高村光太郎、「カフェ・ミネルワ」斉藤茂吉、「可否茶館」内田百聞、「喫茶店のこと」淀川長治、「コーヒーのにおいほどの誘惑はほかにない/どっさり珈琲の粉を」植草甚一等々四十編の珈琲随筆をお楽しみください。
C−569 日本の名随筆別巻19「蕎麦」 渡辺文雄 作品社 92初 1,900 A・1600
「蕎麦」池波正太郎、「そばを食ふ」中村光夫、「そばの食べ方」戸板康二、「ソバの花」開高健、「毎月とソバの会」獅子文六、「ソバ屋の思い出」大岡昇平、「そば談」今東光、「そばの客」森田誠吾、「蕎麦屋の地獄」東海林さだお等々三十五編の蕎麦随筆をお楽しみください。
C−570 うまい魚が食いたい 橋本憲一 晶文社 87初・第8刷 1,000 A・1200 蔵書印・購入日記載あり
なぜうまい魚がいなくなったのか? どうすればうまい魚が食べられるのか? 著者は京都の小料理屋。 相棒は元漁師の魚屋。 それぞれの商いと夢とがしっかり噛み合った。 生きた魚の生きた味を、日々の仕事を通じて暮らしのなかに再び取り戻すのだ。 魚を愛する二人の男の出会いが生んだ、力作ノンフィクション「日本の魚」。(本書カバーコピーより) 
C−571 秋山徳蔵 東西文明社 57初 2,800 A・280
先の処女出版「味」の一著が、大方の評判が良かったことに気をよくして書いたのが本書。 ざっと散読してゆくうちにも、随処に、この人ならではのものがある。 やはりその生涯を、食味曼荼羅の床に跌座して、菩薩行とおなじに、他人の舌のよろこびに身を献じてきた一人間の秋山徳蔵が、そこ、ここの漫語風議のうちにも、自然よく煮出されているといったような興趣が深い。(本書「また・序を贈るー吉川英二」より)  内容的には、「秘食」、「イカモノ談義」、「呑む」、「器」、「舌ざわり」、に分かれる。
C−572 つまみぐい文学食堂 柴田元幸 角川書店 06初 1,800 A・1400
つまみぐい、積もり積もれば、フルコース。 メルヴィル「白鯨」の揚げパンからオースター「ムーン・パレス」のチキンポットパイまで140タイトル!! 食材+メニューは346品目!! 店主・柴田元幸が英米文学を「食」の観点から調理した、お腹一杯になる奇妙な文学エッセイ集。  *イラストレーションは、吉野朔実
C−573 山菜記 片岡博 実業之日本社 71初・第5刷 1,600 A・560
あっちこっちと歩きまわって、いろいろのものを食べさせてもらい、大勢の人からおもしろい話を聞かせてもらっているうちに、私はいよいよ山菜というもののとりこになってしまった。 それがたまたま、山菜の宝庫新潟に住むようになったのだから大変である。 まるで火に油を注ぐかたちになり、ますます燃え上がってしまって手のつけようがなくなってしまった。 そして夢中でその後を追い、いよいよ深みにはまり込む結果になってしまったのである。 知れば知ったで底知れぬ深さが分かり、汲めどもつきぬものの半ば、この辺でひとまずこれまでのものをまとめて置こうと思いついたのがこの本である。(本書「あとがき」より)     アケビ、ゼンマイ、タラノキ、ダイモンジソウ、フキノトウ、ヨメナ等々58種の山菜との出会い・エピソード・料理法等を興味深く語っている。
C−574 味な旅があるものだ 渡辺文雄 主婦と生活社 93初 1,200 A・1400
美味が匂う! 食通が語る海の幸・山の幸・人の幸。 足の向くまま百味百想。 著者が、旅の日だまりで考えたことは次の通り。 ・いい所はやっぱり遠い。 ・居心地のよさの中に帰る旅。 ・外房で授かった一期一会。 ・足摺岬の先端に立つ。 ・旅で残るのは情報ではなくて印象。 ・風景の気を全身に浴びる歓び。 ・旅は里人と同じ目線で。 ・風に去り行く者の背中が見える冬の終りの旅。 ・胡散けさい一群れの論理。 ・魚と人間の関係・・・・etc.(本書の帯より)
C−575 なにがなんでも!きのこが好き 小林路子 日本経済新聞社 98初 1,800 A・1400
きのこは美しく、不思議で、面白い! きのこは毎日スーパーの店先で見、時にきのこナベの中に放り込むだけの存在ではない。 私がきのこを好きなわけは、これからの話の中でなんとなくわかっていただけると思う。 そして、読み終わった時、、「私もきのこと遊んでみたい!」という気持ちになっていただけたら本当に嬉しいのだが。(本書「プロローグー私がきのこを好きなわけ」より)   内容的には、「きのこってなんだ!」、「初めてのきのこ採り」、「都会派きのこハンターの孤独」、「山できのこを採るには」、「やっぱりきのこ採りは最高!」、「”正しい”きのこ料理」−きのこなべの奥義、究極のフルコース<万菌全席&rt;14品、「きのこ中毒のコワーイ話」、「きのこを飼う」、「きのこグッズはいかが」に分かれる。   *きのこにはまってしまった人の生活の本。 とにかく、おかしい。 笑いながら、地球を見ることをおぼえよう。 きのこの地球にヒトは住んでいるのだから。(森毅氏<京都大学名誉教授・奇書「キノコの不思議」の編者>の推薦の言葉)
C−576 食べものの話 吉本隆明 光芒社 97初・第2刷 2,000 A・1500
「Q」の編集をやっておられる岡田哲也さんに言われて、卵の話を書いてから、弾みがついて、とうとう本になるほどの量になった。 もともと好きな食べもののことなので、すすめられるままにつぎつぎ書いていった。 ほんとはもっと見事な文章を書いて、読む人が読みながら生唾をいっぱい呑みこむようなものだったら、どんなにいいだろうと空想したが、生唾をいっぱいというのは書いている御本人だけという情けないことにしかならなかった。 ただ味の好みとか日常生活のなかで食べているものへの日頃の愛着だけはいやおうなくでているのではないかとおもう。(本書「あとがき」より)   *道場六三郎氏との食べもの対談が付記されている。 
C−577 食べもの探訪記 吉本隆明 光芒社 01初 2,000 A・1600
味覚の謎に迫る珠玉のエッセイ! 好き・きらい、うまい・まずいものをはじめ、豆腐やじゃがいもといった具体的な食材やお酒など、愛すべきこだわりを披露。 さらには愛猫の食べものの話も。 詩人にして思想家・吉本隆明による「食べもの」辛口批評集! 巻末に、料理の鉄人として活躍中の道場六三郎氏と「食の原点」について闊達に語り合った対談も併記。(本書の帯より)     *さきに刊行された「食べものの話」の続編ともいうべきものが、この本である。 この本を、はじめから読みすすんでくれると、すぐに判るが、食べもの探訪が足腰の弱ったせいで出来なくなったために、前半から後半にかけてだんだんと抽象的になり、ときにはお説教じみた言葉も混じってくるようになっている。 わたしが連載をやめようと思ったのは、そのためだと言っていい。 抽象的になり、お説教が混じるようになったら年貢のおさめどきだというのは、食わせる料理屋や屋台でも、喰うほうの側でもおなじだからね。(本書「増補改訂版・あとがき」より)
C−579 聡明な女は料理がうまい 桐島洋子 主婦と生活社 1976 1,900 A・650 21世紀ブックス
女一人の優雅な食卓からパーティのひらき方まで。  「これは今まで、誰かが書かなければいけないのに書けなかった、、料理の本である。 いったい、料理は、人を愛する心なくしてできるものではない。 また、食べること、生きることを愛する人でなくて、なんで料理ができようか。 従来の料理書は、死んだ技術ばかり教えていて、ほんとうの料理のたのしさを語ったものはなかった。 桐島洋子さんは、最高に生きることを楽しむ人だから、食べること、作ることをたいへん愛する。 それも気取った出来合いの絵本にあるような料理でなく、日本の風土
C−580 牡蠣は饒舌だったー美食の貝合わせ 桐島洋子 TBSブリタニカ 84 1,900 A・980
舌が慄え胃が呻き前頭葉も騒ぎ出す! いま一番美味しい本! 美食人読むべし! 迷宮のフォアグラから魔窟の豚足までエピキュリアンの食卓の華麗なる一期一会。(本書カバーコピーより)  「これは独断と偏見に徹した食物記である。 いや、正確に言えば私と夫の二人組の嗜好と情熱である。 幸か不幸かこの二人は、その食欲によってぴたりと貝合わせが成立したことから、怖れも知らず結婚までしてしまったのである。 この二枚貝は始終パクパクと大口をあけて美食を漁る意地きたない貝だが、それでいて好みに合わないものにはパッと素早く殻をと
C−581 ウイスキーと私 竹鶴政孝 ニッカウヰスキー(株) 72 6,400 A・非売品 函入り
本書は、ニッカウイスキーの創設者の自伝であり、日本経済新聞に連載された「私の履歴書」に若干の輔筆をしたものである。 1894年、広島県のつくり酒屋に生まれ、柔道に明け暮れしつつ大阪高工に入り、摂津酒造に就職する。 見込まれてイギリスに派遣され本場のウイスキーを4年にわたり勉強した。 スコットランドの医者の娘リタと結婚し、1961年妻リタの急逝まで二人は寄り添って生きた。 社長に見込まれて壽屋(サントリーの前身)に入り山崎工場を作る等技師のトップとして12年勤める。 1934年、大日本果汁(株)を設立、19
C−582 山のごちそう 渡辺隆次(画・文) ちくま文庫 95 1,900 A・920 文庫書き下ろし
春、目を射る緑のフキノトウ。 もぎたてを缶詰のカニ味噌に和え、その場で食す。 やわらかな草上に手足をのばして、ああ、季節は最高のごちそうだ。 山暮らしの絵かきが芽と舌で味わった極上メニューは、セリ、タラノメ、シオデ、コンニャク、クワそれにハチ・・・・。 美しいスケッチもどうぞ。(本文庫カバーコピーより)   渡辺さんの本を読みすすめていくうちに、からだが解放され、森林浴に似た心地よさが私を包み始めた。 読後、脳波を調べたら、リラックスしている時に出るアルファ波がよく出ていたに違いない。 渡辺さんの本で確か
C−583 ラーメン大好き!! 東海林さだお編 新潮文庫 1985 900 A・360
日本人が愛してやまない食物ラーメン。 ラーメンの魅力とは何だろう? 編者の発したこの命題に、26名のラーメン愛好家たちが取り組んだ。 ある者は具について考え、ある者はスープについて、またある者は戦後日本社会との関係を考察する。 さらに人気ラーメン屋の店主6名へのインタヴュー、在野グルメ諸氏による座談会などを加え、多角的にその魅力に迫る、ラーメン探求の書。(本文庫カバーコピーより) 
C−584 食通ものしり読本 多田鉄之助 旺文社文庫 86初 1,500 A・370
世界中、あちこち歩いてみたが、日本ほど世界の味が揃っている国はどこにもない。 現代日本人は居ながらにして世界の味を楽しんでいるのだが、それについて軽い解説的な話の一つでも知っていると、食卓はいっそう明るく楽しくなるだろう。 健康で明るい人生を持とうではないか。 それにはまず、食卓に、愉快な話題があった方がよかろう。 本書がそのお役に立つならば幸である。(本文庫「あとがき」より) 内容的には、「日本料理さまざま」、「西洋料理ものしり帖」、「中国料理ものしり帖」に分かれる。 
C−585 美味求真ー生活の本4− 臼井吉見・河盛好蔵編 文芸春秋 68初 1,500 A・480 函入り
美味を味わい、美酒に酔う豊穣な味覚の世界を探り、生きることの喜びを語る 食べもの随筆の傑作選! 内容的には、小島政二郎「食いしん坊」、石川淳「小という字のつくもの」、子母沢寛「味覚極楽」、宮川曼魚「深川のうなぎ」、福島慶子「フランスの味覚」、吉田健一「饗宴」、加太こうじ「移り変り三十年」、長谷川幸延「少年の日」、河上肇「獄中の食物」、古川ロッパ「悲食記ー昭和十九年の日記抄」、邱永漢「食は広州に在り」、石井好子「巴里の空の下オムレツのにおいは流れる」、火野葦平「酒徳院と豆腐院」、幸田文「食べものの四季」から
Cー586 ショージ君の時代は胃袋だ 東海林さだお 文芸春秋 85初 900 A・950
カツ丼、天丼、牛丼、玉子丼、うな丼、親子丼、ドンドンドン! 丼界のドンはダレだ。 丼物すなわち、どんぶりもの、こう書くとなにかこう重厚、素朴、篤実、温もりといったものが感じられる。 一方、その姿態相貌には、頑迷、鈍重、偏屈、獰猛の気配もあり、いずれにしろ「ただ者ではない」食物であることはまちがいない。(本書カバーコピーより)   丸かじりシリーズではないので全部が食関係というわけには行かないが、作者が作者なので、19編のエッセーのうち10編が食べもの関係。 一読東海林さだおの世界に没入できることは請負いま
C−587 日本の名随筆別巻33「厨房」  玉村豊男編 作品社 93 1,900 A・1600
北大路魯山人「味覚馬鹿」、立原正秋「わたしの包丁書」、杉浦明平「朝・昼・晩」、池波正太郎「巣と食」、丸山薫「台所・厨房」、山口瞳「皿小鉢」、嵐山光三郎「本物はもっと柔らかい!」、向田邦子「幻のソース」等々37編の厨房随筆をお楽しみください。
C−588 味雑事談 奈良本辰也編 芸艸堂 76初 1,900 A・1200 函入り
本書は、編者が雑誌『料理手帖』に二年間続けた対談「味楽・談楽」を一冊の本にしたものである。 この中で著者は,「美味求真の世界は、即人生だ。 ある意味では人間が己れの美学を形造ってゆく世界だと思っている」と言い切っている。 内容的には、加藤唐九郎(陶芸家)、奥田東(元京都大学学長)、安東次男(詩人)、富士正晴(作家)、小松左京(作家)、塚本幸一(ワコール社長)等々20人の文化人・学者等との味覚をめぐる対談集。
C−589 食あれば楽あり 小泉武夫 日本経済新聞社 99初・第2刷 1,400 A・1500
東奔西走の「味覚人飛行物体」小泉センセイ、今日もどこかで感涙の「三杯飯」! 美味い! 旨い! うまい! 内容的には、1「知る人ぞ知る夏のアンコウー幻の逸品」、2「イカワタ料理は魔性の味?−独断と偏見のレシピ」、3「環境に優しい粗の魚醤−底なしの食の智恵」、4「珍味マンボウに舌も躍るー奇喜怪快の食の世界」、5「ミステリアスな昔の酒ー伝統の隠し味に酔う」に分かれる。
C−590 食いしん坊の民族学 石毛直道 平凡社 79初 2,000 A・880
本書は、1978年7月号から79年6月号までの一年間、同名のタイトルのもとに雑誌「太陽」に連載されたものを単行本にしたものである。 このようなタイトルにもかかわらず、本書は民族学的手法による料理文化論というよりは、食いしん坊の民族学者が書いた料理に関するエッセイ集として受け取っていただく方が、著者としては気楽なのであると本書「あとがき」で釈明している。 内容的には、「食事文化と女性」、「飯炊き」、「タンドールとパン焼き」、「メン食について」、「蒸し物」、「サラダは文明料理」、「馬さしの周辺」、「直火焼き」
C−591 酒味酒菜 草野心平 ゆまにて 77初 3,800 A・1000
随想・味三昧。 わが悦楽のうた。 山や野の味・海と川の香りを舌の上に転がして、ただひたすらに酒を酌みつつ、わが”酔いどれ船"に酔い痴れる詩人のうた。(本書カバーコピーより)  内容的には、「花びらの味」、「酒菜のうた」、「わが酒」、「山菜談義」に分かれる。
C−592 スコッチへの旅 平澤正夫 新潮選書 91 2,500 A・1200
大麦の麦芽を発酵させて蒸溜したモルトウイスキーに、トウモロコシを発酵させて蒸溜したグレンウイスキーを混合(ブレンド)したブレンデッドウイスキーが、これまで愛飲されてきたウイスキーの主流であった。 しかしここ数年前から、モルトだけのウイスキーに人気が集まりはじめ、今やモルトウイスキーは世界規模でのトレンド商品になりつつある。 著者は、このモルトウイスキーの琥珀色の一滴一滴に宿る神秘に満ちた香味に魅せられて、ウイスキー本来の原点はこのモルトウイスキーに在ると決めつけて、その真髄を求めて本場スコットランドに旅を
C−593 味こごと歳時記 高橋治 角川書店 94初 1,700 A・1300
「自然」の味わいを求めて句と季節に遊ぶ。 豊かな自然のもたらす山海の幸と、そこに生まれる秀逸な句ー。 天然自然を至上とするこころで、秀句とともに季節の味を楽しむ。 失われゆく「本物」を求めてやまない、味をめぐる辛口エッセイ。 急速に姿を変えていく日本の自然、失われつつある山海の恵みと季節の味わい、そして薄れゆく人間らしい感性。 不必要な自然破壊に憤り、食べ物本来の味を殺してしまう人工栽培や養殖の蔓延を嘆き、人間の驕りに辛辣な問いを投げかける。 天然自然の風味を求め、季節の味わいの生んだ句にその本来の姿を追
C−594 旬の菜滋記 高橋治 朝日新聞社 95初 1,900 A・1800 写真:古川治
行く春や 鯵にうつろふ 鯛の味(大江丸) 歳時記風にとりあげた、旬の美味をめぐっての時々の心象風景を、古今の秀句に託して綴る。滋味溢れ、季節感漂う好エッセイ。 カラー108点。  *本書は、1989年1月8日から1990年12月23日まで朝日新聞日曜版に連載されたものを単行本化したものである。
C−595 わたしのスペイン食探検 おおつきちひろ 講談社 91初 1,200 A・1350
著者は東京生まれ。 大学で幼児教育を専攻。 OL生活のあと育児雑誌編集者。 '80年に一念発起、長男を連れスペイン留学。 後、料理を通じてのスペイン研究に興味をもち、現地の料理学校でライセンス取得。 日本国内でも調理師免許を取得し、料理学校を主宰。  内容的には、「結婚、母親、自分探し」、「スペイン子連れ旅」、「スペイン食べ歩き」、「スペイン料理修業」、「スペイン料理留学」に分かれる。 
C−596 イングランドおいしいしあわせ (文)王 由由・(絵)田中庸介 東京書籍 99初 1,700 A・1800
一杯のお紅茶、一枚のビスケット、ひと粒のイチゴ、そんなあれこれを通して誰かに触れることができたら、それはーおいしかったーだけではない、大切な心の宝物になります。(本書カバーコピーより)  内容的には、「P.K.O.−PICK YOUR OWN−」、「スコーン」、「マーケット」、「水」、「マーマレード」、「ホリデー・フラットー家具・キッチン・バス・トイレ付のレンタルルームー」、「ランチ」、「ミスター・マッシュルームーアントニオ・カルーチョ氏」、「素敵な一杯の紅茶」、「クランペット」、「おみやげ」、「パブ」、
C−597 英国おいしい物語 ジェイン・ベスト・クック 東京書籍 94初 1,900 A・1700
「英国料理の本を出したい」そう思い始めたのは、1986年、「レストラン1066](東京・中目黒)を開店しようとしていた頃です。 多くの日本の人に「英国料理ってどんな料理?」と聞かれました。 大半の人は英国料理が美味しいなんて聞いたことがないと、ずいぶん心配していたようですが、私の心の中には「英国料理は美味しい」という確信があり、それを何とかして証明しなければ、という思いでいっぱいでした。 英国料理の悪い評判を覆そう、そして英国の食文化について少しでも多くのことを伝えようと、使命感に燃えていました。(本書「あとがき」より)  内容的には、第一部「英国料理とは」では、ロンドン・イングランド(南部、南東部、西部、中部、東部および北部)ウェールズ・スコットランド・アイルランドに分けてそれぞれの料理の地方色を詳しく紹介する。 第二部「英国正統料理=その作り方」では、スープ・前菜(13品)、主菜(12品)、パイ(コーニッシュ・クラブ・パイ&ステーキ・アンド・キドニー・パイ)、デザート(10品)、ベーキング(11品)に分けてわかりやすくレシピを紹介。 英国臭芬芬たるカラー写真とイラストが臨場感を醸し出す。
C−598 アイルランドのおいしい毎日 松井ゆみ子=文・写真 東京書籍 98 1,900 A・1700
アイルランドで暮らしていると、アイリッシュの友人たちにはいつも「ユミコ、日本料理を作ってくれよ」とリクエストされるのだが、そもそも和食には興味がなく、「今度作ってあげるからさ、今日はアイルランド料理を教えてよ」とさりげなく矛先を変えて仕入れたレシピが、いつのまにかずいぶんたまっていた。 東京に戻ってきたときに、友人、知人に必ず言われるのは「アイリッシュシチューの作り方を教えて」である。 アイルランド料理イコール野暮ったいものと思われているふしがあり、いつかこの汚名をはらしたくもあった。 そこで、少しずつ写真を撮りため、またアイルランドの友人たちが伝統料理を元に発案したオリジナル・レシピを加えて、アイルランド料理の魅力を私なりにまとめてみようと思いついたわけである。 アイルランドの食材は日本で使われているものばかりなので簡単に再現できる。(本書「プロローグ」より)   文中にちりばめられた19品のほかに、巻末に18品のレシピが付いており、各々が美味しそうなカラー写真と材料・作り方および簡単なコメント(この短文が楽しい!)から構成されている。
C−599 資生堂パーラー 東京銀座 川上 典李子 求龍堂 2002
2,700 A・1800 横長変型
東京銀座資生堂パーラーの提供する料理を華麗な見開きのカラー写真と洒落たコメントで紹介する。 内容的には、1プログラム:第1幕スープ、サラダ、魚・肉料理、第2幕伝統の料理、カレー、第3幕コーヒー&ソフトドリンク、デザート、2コラム:「銀座、新しい時をつむぐ街」はじめ8章のお店を紹介する洒落た短文、3テーブルの風景:賀来千香子「イマジネーションのテーブル」はじめ4人の文化人のエッセー、4レシピ:ポテトサラダ、ハンバーグ、チキンライス、ミートクロケット、トマトマカロニグラタン、ビーフカレーライス、カスタードプディング、ババロアに分かれる。
C−600 女たちよ! 伊丹十三 文芸春秋 1968 1,900 A・480
スパゲッティのおいしい召し上がり方、ローストビーフの血よ、したたれ!、チーズについた指のあと、等々食に関する話題が満載! 伊丹十三ファンなら泣いて喜ぶ食・服装・クルマそして女について厳しき毒をもって語る好随筆。