目録 C
C-9グルメエッセー・飲食随筆・食の記録ルポルタージュ等(9) (単位:円)
番号 書名 編著者名 出版社 刊行年 価格 程度・定価 摘要
C−801 昭和天皇と鰻茶漬 谷部金次郎 文春文庫 2004 900 A・533 陛下一代の料理番の記
昭和三十九年に、天皇の料理番として有名な秋山徳蔵の面接を経て宮内庁大膳課に勤め、昭和天皇の崩御の後退官するまで、四半世紀にわたる和食担当者としての思いでを綴ったものが本書です。 私たちには窺い知れない、宮中儀式や行事はもちろん、昭和天皇の日常の食事のご様子やお好みの食品などが抑えた筆致で描かれています。(本文庫カバーコピー)                  4167656949
C−802 昭和天皇のお食事 渡辺誠 文春文庫 2009 900 A・524
二十六年間の宮内庁勤務のなかで一番印象深い、昭和天皇の下での十八年間の記録の一部をお伝えしたかったのです。 両陛下のお人柄が社会に正しく伝わりにくいこともありました。 そこで大膳の一職員としてお仕えしてきた私の視点から、その生活の一端をできるだけ正確に伝えるべく、時の一部分を取り出しました。(本文庫カバーコピー)     著者は、1970年より宮内庁管理部大膳課に勤務、東宮御所の主厨を経て96年退官。専門はフランス料理。   内容的には、「大膳の流儀」、「日常のお召し上がりもの」、「天皇家の三が日」、「天皇の料理番への道」、「大膳の人々」、「皇太子殿下の思い出」に分かれる。                         9784167753382
C−803 食い意地クン 久住昌之 二見書房 2004 1,800 A・1200
「食べているときぐらい、俺の自由にさせてくれ。」 「食い意地クン」が恥ずかし気もなく食い意地丸出しで食いまくる26品。 「おいおい、頭で食ってんじゃねぇ! 口でくって、腹で判断しろ、 俺!」  出来たてホヤホヤのクスミまんが四コマ「クイイジくん」28話入り! ・焼肉・ラーメン・とんかつ・ナポリタン・納豆・おにぎり・カレーライス・あんぱん・おかゆ・(屋台の)焼きそば・サンドイッチ・冷やし中華・弁当・カップヌードル・大根・ねこまんま・うなぎ・塩辛・立ち食いそば・天丼・韓国のお刺身・湯豆腐・お茶漬け・さんま・そうめん・キャベツとごらんの通り見境なしの乱食! みんな面白ーい!   4576042270
C−804 パリ 旅の雑学ノート<2冊目> 玉村豊男 ダイヤモンド社 1978 2,800 A・1000 レストラン/ホテル/ショッピング篇




「パリ旅の雑学ノート」も、カフェ/舗道/メトロ篇に続いてこれで2冊目、今度は”食う寝るところに買うところ”について、またも独断と偏見に満ちた本を書いてしまった。 このあいだパリへ行って「1冊目」をフランス人に見せ、何が書いてあるかを説明したら、みんなひどく面白がって大好評。 1冊20フランで買った人もいた。(本書カバーコピー)  レストラン・ホテル・ショッピングに関する、相変わらずの”役に立たなそうで役に立つガイドブックを兼ねた、役に立ちそうで役に立たない雑学エッセイ”。 お代は読んでのお帰り・・・・。(本書「まえがき」より)   エスプリあふれて快調2冊目! 各氏絶賛 新型エッセイガイド  「雑学なんて御謙遜、ソルボンヌで磨かれた才筆の粋。 おすすめします。 黒柳徹子」(本書帯コピー)            B000J8QUO8
C−805 銀座・女将のグルメ歳時記 鈴木真砂女 文化出版局 1991 1,500 A・1700
主として女性の方々に読んでいただきたく、おしゃれのことや料理、魚のことに触れ、それに四季の句とその解説をつけ加えました。 もともと私は水商売に関係のある旅館の娘に生まれ、今もって銀座の片隅にささやかな小料理の店を営んでいます。 くるくると働くことによって生きるよろこびを覚えていますが、そのせいか、風邪ひき以外の病気で寝ついたことはありません。 「自分には仕事と俳句がある」−、この二つを何物にも代えがたいものとして大切に守っています。(本書「あとがき」より)     内容的には、「銀座の店と晴海の店」、「おしゃれ、その日、その日」、「食の歳時記」、「私の作るお惣菜」、「私と俳句」に分かれる。     4579303237          
C−806 美食家列伝 文藝春秋「ノーサイド」編 文春ネスコ 2002 1,700 A・1800
グルメの元祖、ここにあり! 永井荷風、向田邦子、吉田健一ら、食に一家言を持ち続けた”食いしん坊”52人の軌跡。(所縁の料亭、レストラン51店の地図付き)(本書帯より)  52人の作家・文化人らの食いしん坊ぶりを池内紀、大河内昭爾、関川夏央、半藤一利、本間千枝子、山本容朗ら20人の執筆者が手分けして書いたもの。 達者な書き手が揃ったので、その面白いこと、面白いこと!   4890361472
C−807 鈴木その子のダイエットへの道 鈴木その子 海竜社 1993 1,800 A・1200 美しく健康な明日の自分を創るために
「人間の食事」とは何でしょう。 栄養で考えても見つかりません。 今の栄養学の中でも「未知」の分野とされているものだからです。 「人間の体」これも、実際は本当の部分はまだわかっていないのです。 自分に一番関係のある、そして一生持ち続けていく肉体の中ですのに、不思議なことに解明できていないのが現状なのです。 そうした中で、私は今までつかんだ知識を応用して、これまでには存在しない学問、つまり「人間の食事」についての哲学を考え出せたように思います。 ぜひ私の考え方の根本をこの本であらゆる角度から感じとり、つかんでいただきたいのです。 この本は私の初めての自叙伝です。 私の生きてきた道が、そのまま鈴木式であると、きっとおわかりいただけると思います。(本書「あとがき」より)    内容的には、「その子流人生哲学」、「その子流仕事哲学」、「その子流ダイエット哲学」、「その子流幸せ哲学」に分かれる。               4759303553
C−808 池波正太郎の食卓 佐藤隆介 新潮社 2001 1,800 A・1600 (和食)近藤文夫・(洋食)茂出木雅章
作家が愛した<うまいもの>を縁(ゆかり)の料理人が再現! オリジナル・レシピでよみがえる七十二品。 和食は銀座「てんぷら近藤」主人の近藤文夫、洋食は日本橋「たいめいけん」主人茂出木雅章が担当し、亡き師の思い出をつづった佐藤隆介の文章が毎月の料理を飾る。  「食べることへの情熱」を抱き続けた作家の個性豊かな食世界を味わい尽くす、カラー写真満載、ファン必読の一冊!(本書帯より) 4104453013
C−809 黒澤明の食卓 黒澤和子 小学館文庫 2001 1,500 A・540 文庫書き下ろし
 「映画の現場では無論映画監督だが、食卓の監督も父である。 やる気を起こさせる美味しい食卓。 元気の元は食べかつ飲むこと。 黒澤映画の源のパワーは食卓から始まっていた」。 黒澤家の名料理長兼名マネージャーとして、黒澤組を支えた著者が明かす名匠の食卓の秘密。(本文庫帯より)  内容的には、「黒澤明、食へのこだわり」、「春夏秋冬」、「映画人クロサワの食」、「黒澤家の裏メニューと歩かない食べ歩き」に分かれる。      解説:北野武                      4094022961
C−810 程さんの台湾料理店 程一彦 晶文社 1992 1,500 A・1600
大阪・梅田の『龍潭』。 日本人の父と台湾人の母が戦後闇市に中国料理屋を開いたとき、程さんは八歳だった。 店とともに成長し、忙しい家業を継ぐことに反発したり、悩んだり。 しかし、しだいに「旨いもの」を作って人を喜ばせることに生きがいを見出す。 「台湾料理の草分けになろう!」焼ビーフン。 肉ちまき。 腸詰。 台湾そば。・・・・・舌の肥えた大阪人をもうならせて台湾料理店は大繁盛! 二つの祖国をもち、昭和という激動の時代のなかで自らの生き方を選びとってきた料理人が、料理と人生を語りつくす。(本書カバーコピー)   内容的には、「料理人になるまで」、「料理は変わる」、「『食』の今、これから」に分かれる。       4794960387
C−811 イワシ予報官の海辺の食卓 平本紀久雄 崙書房出版 2001 1,800 A・1500
「食ってみるまでが魚学」 イワシ予報官が房総の浜を食べ歩く。 内容的には、「いわしのもてなし」、「房総の浜、いま」、「海辺の食卓ーショウジンガニ・カメノテ・イシマテガイ等々29種の海産物紹介と料理法」、「ペトロの魚」、「いわし屋のおくりもの」に分かれる。  著者は、四十年近く、千葉県水産試験場でイワシやサバといった沿岸水産資源の研究にたずさわってきた。 現役時代の主な仕事が、三陸沖から房総沖で周年イワシを追っている大中型まき網船団の船頭相手に漁況予報、つまりイワシ漁の予想をすることだった。 「イワシの予報官」というネーミングの物珍しさが買われてか、現役を退いたいまも講演や執筆依頼がつづいている。(本書「あとがき」より)                      4845510839
C−812 わが百味真髄 壇一雄 講談社 1969 3,600 A・480
一年三百六十五日、暇さえあれば、(いや暇がなくても)私は、台所に入りびたって、こっそりと、料理をつくっている。 いやはや、小さな料理店、そこのけの有様で、坂口安吾さんは、いつだったか、「檀君が料理をやらかすのは、あれで発狂を防いでいるようなもんだから、せいぜい御馳走をつくって、人を喜ばせるんだね・・・・・」などと言っていた。 はたして、人を喜ばせているのだか、どうだか。 いつだったかは、あやしい山ゴボウの味噌漬をつくって、一家心中になりかかったり・・・・・・・。(本書「まえがき」より)   内容的には、春夏秋冬に分けて壇流うまいもの作りの話し・うまいもの好きの文化人・作家たちとの思い出・日本全国はおろか世界各地での食べ歩きなど。
C−813 ごりょんさんの台所 長尾トリ 葦書房 1984 4,800 A・1400
博多町家の伝統と粋を生きる「川丈」三代目のごりょんさんが次代に伝えるために綴る初公開”わが家の博多料理” 安くて、新鮮な海山の幸を材料に、博多商家に代々伝わる郷土料理。 スーパーのパック物や郊外レストランでは味わえない、ちょっぴりぜいたくな庶民の味。   内容的には、「春」28品、「夏」24品、「秋」29品、「冬」26品に「博多風物詩」78景が付く。                    B000J70HWK  
C−814 駅弁物語 瓜生忠夫 家の光協会 1979 2,000 A・1300
旅を楽しくする、楽しむーためにはじめた駅弁包装紙の収集であった。 ところが、食っては集め、食っては集めの鉄道旅行を、北海道から九州までつづけている間に、食道楽ということもあって、ごく自然に、いくらか駅弁通になってしまった。 本書は、コイン専門誌「ボナンザ」に連載した「駅弁食べある記」と、月2回のわりで機関誌連合通信に寄稿した「駅弁風土記」を主体に、新聞雑誌に寄せた紀行随筆を加えたものである。(本書「あとがき」より)                        B000J8GAVQ                     
C−815 食卓はいつもミステリー 阿刀田高 新潮社 1986 1,800 A・950
人間の煩悩は百八つ。 わけても業の深いのが食欲です。 スリル満点。 風変わりなグルメ・エッセイのフルコース。 あのとき食べ損ねたメニューへの執着。 ひもじかったころのあの味覚。 まだ見ぬ食べ物への渇望ー。 優雅さとあさましさをないまぜにして、イマジネーションはふくらむ一方。 空想の食卓は、ただいま大にぎわい。 グルメブームに食傷気味のあなたも、満足まちがいなし! エッセイの手だれがミステリアスに綴る、45編の一口話。(本書帯より)     *初出誌・・新潮社『波』昭和57年4月号〜60年12月号   4103343117
C−816 銀座アスター物語 文藝春秋企画出版部編 銀座アスター食品(株) 2002 4,800 A・非売品 創業75周年記念プロジェクト
昭和元年十二月、銀座1丁目に「アメリカン・チャプスイ・ハウス・レストラン」と入口のガラス戸に書いた「銀座アスター」がオープンした。 1階は、アメリカン・ムードにしてアメリカン・チャプスイを含む広東料理。 2階は座敷で宴会用のコース料理を出した。 アスターの名前の由来は、創業者矢谷彦七が上海勤務時代にあこがれた世界的に有名なアスター・ハウス・ホテルから拝借した。 その後、来店した中国人客のアドバイスを取り入れて、アメリカン・チャプスイから高級中華料理に路線変更し、中国ムードを深めていった。昭和十年代になると、エノケン・ロッパなど有名な常連が来店し、銀座の名店としての評価を確立していった。  内容的には、「銀座アスター発展史」、「『食』で綴る銀座アスター:チャプスイ・高級シュウマイ・肉まん・焼き餃子・焼きそば・アスター麺・満漢全席・雲南名菜席」、「資料編」に分かれる。
C−817 魯山人 味は人なりこころなり 松浦沖太 日本テレビ 1996 2,800 A・1500
異例の若さで星岡茶寮料理長となった著者が語る料理のこころ 知られざる魯山人の素顔。 「いいかね、料理は悟ることだよ。 こしらえることではないんだ。 名人の料理人というのはこれなんだね。結局人間の問題なんだー」北大路魯山人(本書帯より)      魯山人先生は、支配人の秦秀雄さんに「こんど岡山から来た若いのが星岡に居てくれると俺も少し落ち着いて仕事が出来る。 今まで俺は五百人以上の料理人を使ってきたが、味がわかるということでは、松浦の右に出る者はない」とまで言って下さったそうです。(本書「まえがき」より)   内容的には、「料理人としての旅立ち」、「魯山人先生の教え」、「料理のこころ」、「成功の秘訣は『運・鈍・根』」に分かれる。             4820396315     
C−818 カムイの食卓 白土三平 小学館 1998 4,800 A・1600 白土三平の好奇心1
伝説の名作「カムイ伝」の作者が房総の小さな漁村に住みつき実践してきた、半自給自足食生活の記録。(本書帯より)   戦中戦後。 あれから幾年月、ただひたつらに働いたように思う。 そして今、生産と消費が切断され、飢えを知らない世代が、やはり偏向的な教育環境のなかで見えない未来に向って立ち往生している。(本書「まえがき」より) 内容的には、「カジカ」、「スス飯(香茸)」、「コゴ(ヒザラガイ)」、「デーガン(アブラギリ)」、「サマツ(モミ茸)」、「寒ナマダの干物」、「フジサン(マツバ貝・カサ貝)」、「牙ものまわし(肉食大型魚獣が、小型魚の群れをうまく包囲し喰いまくること)」、「メルチョ(魚醤)」、「狸汁」、「コガネ(サバフグ)」、「飯だこポッポ(飯だこの伝統漁法)」、「ウンラン(海蘭)」に分かれる。         *磯の香・山の匂いに噎せ返るようなカラー写真満載の大型美本。      4093410119    
C−819 お菓子に逢いたい 吉田菊次郎 時事通信社 2004 1,500 A・1600 ヨーロッパお菓子漫遊記
本書の旅路と概要は次のごとくであります。 ラップランドにサンタクロースを訪ね、ロシアに大黒屋光太夫の足跡を追った”ロシア・北欧の旅”、氷河鉄道でスイスを横断し、中仏よりアルザスに抜ける”中欧の旅”、さらには奇跡の泉のルルドからザビエルの生地に足を運び、聖地サンチャゴ・デ・コンポステーラに至る”南欧寄りの旅”の各コースです。 そしてその道すがらに訪ねた銘店、銘菓、触れ得た歴史、折々の様々な出会いなど。  4788704765  
C−820 オーパ!旅の特別料理  谷口博之 集英社 1991 1,800 A・1300
著者は、アラスカ・カナダ・ネバダ砂漠・コスタリカのジャングルさらにはモンゴルの奥地にまで転戦した開高健オーパ隊(1982〜1987)に、大阪あべの辻調理師学校から推薦されて参加し、オール・マイティな料理の腕を発揮し、隊の台所からオーパ隊の冒険を支えた。 内容的には、「ベーリング海の孤島で巨大オヒョウを姿作りにすること」、「ネバタの砂漠でブラック・バスの洗いに舌鼓をうつこと」、「カナダの川原でチョウザメのキャビア丼に夢を馳せること」、「アラスカの入り江で海の果実をまるごとブイヤベースにすること」、「ウガシクの湖畔でないないづくしの野生にひたること」、「コスタリカのジャングルでイグアナのスープを絶賛されること」、「モンゴルの草原で幻の魚を味噌汁の実にしちゃうこと」、「テムジンの大地でウォルトン卿のパイク料理を試みること」に分かれる。     408775152x     
C−821 アンデルセンを食卓に 井上優 主婦の友社 1988 1,800 A・1200 高木俊介の仕事
本書は、広島のおいしいパン屋「アンデルセン」を創った高木俊介の努力と成功の軌跡を辿った物語である。
C−822 イギリスの食卓に夢中 赤木有為子 講談社 2007 1,900 A・1400
イギリス家庭料理、ほんとうは、おいしい! 豪華! 経済的! 簡単!  上流階級、中流階級、牧師の家と、あらゆる家庭に入り込んで、イギリスの家庭料理を学んだ著者がつづる、ユーモアたっぷりの食卓の話。 レシピ28つき。(本書帯より)           9784062742665
C−823 童話の食卓へようこそ 清水典子 北方新社 2006 2,800 A・1300 フード・コーディネイト福士るみ子
物語の中に食卓の風景が出てくると、主人公たちが食べている料理を食べてみたくなったことはありませんか。 赤毛のアンや若草物語を読むたびにどんな料理だろうと想像したり、食べてみたいと思った食いしん坊の私。 子供のころ読んだ童話や絵本の中の食卓を再現できたら。 そんな私の夢を叶えてくれた福士るみ子さん。 どうもありがとう。 食べてみたかった「おだんごぱん」や「ちびくろ・さんぼのホットケーキ」を食べることができて幸せでした。 読者の皆様にも童話の食卓を目と文で味わっていただけたらうれしいです。(本書「あとがき」より)                 4892971022
C−824 お医者さんの食卓 栗原雅直 朝日新聞社 1997 1,500 A・1600
お医者さんは何を食べているの? 大蔵省診療所所長が書いた食べ物とからだの話。 知って得する話がいっぱい!  断食の快感/京野菜の繊細な味/長生き沖縄県民の秘密/水割りウイスキーの非常識/イカを見直す/ニンニクとドラキュラ/鶏肉とブロイラーの違い/本当のトマトとは/宮水の秘密/梅干しの効用/のど飴の成分/シイタケのちょっといい話/天然塩の生きた味/ときには危険なコーヒー/フォアグラとサラリーマン等々    *朝日新聞「ウイークエンド経済」人気コラム「食楽考」がこの1冊に! (本書帯より)           4022571845
C−825 小津安二郎の食卓 貴田庄 芳賀書店 2000 2,500 A・2600 小津安二郎直筆グルメ手帖完全収録
食は映画にありー小津映画の「食」を求めて、残された全作品を味わい尽くす。 内容的には、「秋刀魚と大根」、「鱧」、「カレーライス」、「監督昇進と鮭のお茶漬け」、「ラーメン」、「中華まんじゅう」、「珍々軒と東興園」、「鰻」、「料理屋の女将」、「とんかつ」、「おでんや」、「寿司屋の客」、「草上の食事」、「家族団欒と同窓会」、「パン」、「コカコーラと沢庵」、「お土産と贈り物」、「果物嫌い」、「BAR」に分かれる。                  482610152x
C−826 女優のいる食卓 戸板康二 三月書房 1979 1,500 A・980 ルビー選書7
「女優は、老いも若きも、いかにも舞台に立つ人らしく、自分を着かざることに陶酔している。 食卓に着て出る服装の、ちょっとしたアクセサリひとつにも、とりどりの好みが見られて、それを眺めるだけでも、うれしかった。−」(「女優のいる食卓」より)           B000J8AHV0
C−827 探偵たちの食卓 前島純子 早川書房 1988 1,500 A・1030
スタイルにこだわる探偵たちは、どんな料理がお気に入り? 本格料理からデザートまでミステリに登場する食べ物を集めてご紹介!     ミス・マープルは朝食にポーチトエッグを食べ、ジェイムス・ボンドは炒り卵。 スペンサーはスパニッシュオムレツで、ポアロはフィーヌゼルブ入りオムレツ・・・・・探偵のスタイルもさまざまあれば、お気に入りの料理人も人それぞれ。  ミステリ・ファンの料理研究家が、作品の中からじっくりと選んだ彼らお好みの料理を紹介する。 ミステリを読み終わった深夜には、冷蔵庫の中身が気になるあなたのためのおいしい一冊ー32種のレシピつき!(本書帯より)            4152033525
C−828 食卓の自然誌ーとやまの味再発見 長井真隆・布村昇 北日本新聞社 1984 3,600 A・1500
富山の山の幸、海の幸、野の幸を四季別に満載!  富山の食卓を彩る山の幸、海の幸、野の幸のうちから、なじみ深いもの105種を四季別にとりあげ、その特性や人とのかかわり、料理方法をわかりやすく解説した。 これはまさに”ふるさとの味百科”である。(本書帯より)                         B000J7OYI
C−829 定年教授の食卓 西義之 春秋社 1993 1,700 A・1800
私は定年後、三十年ぶりでこの町・金沢へ来た。 そしてたまたま北国新聞社学芸部のお誘いで随筆を書くことになり、一九八七年から三年近くもその紙上を汚した。 その三分の一ぐらいの分量を、(吉田健一氏をとくに意識したわけではないが)食べ物に関するものを主として、春秋社の松本市壽氏が選んで下さったものに加筆したのがこの本である。(本書「あとがき」より)     内容的には、「金沢の暮し・その味覚」、「北陸の隠し味」、「思い出の作家・懐かしい人」、「ヨーロッパの旅の楽しみ」に分かれる。             4393441214                       
C−830 奄美食<うまいもの>紀行 蔵満逸司 南方新社 2005 1,700 A・1800 奄美の食の全て
奄美に住んで四年、たくさんの「うまいもの」に出会ってきた。 鶏飯、ワンフネ、油ゾーメン、黒糖焼酎、ミキ、山羊汁、島バナナ、タンカン、すもも・・・・・。 はじめのうちは、これもおいしい、あれもおいしいと、無邪気に食べ歩きを楽しんでいた。 気がつくと、奄美の「うまいもの」にまつわる歴史や、地域による微妙な料理法の違いを知ることを楽しむようになっていた。 そして、生産、加工、流通、調理などさまざまな形で食に関わる人々との出会いを求め、話を聞くようになっていた。 この本は、ぼくの奄美での食をめぐる経験や思いをふりかえりまとめたものだ。 奄美の食を語ることは、奄美の歴史を語ることだし、自然を語ることだし、祭りを語ることだし、人を語ることなのだ。(本書「はじめに」より)    4861240506
C−831 英国フード記AtoZ 石井理恵子 三修社 2006 1,900 A・1600
英国びいきで、毎年渡英しているけれど、行けば行くほど疑問がわいてくるのが英国の食である。 私が英国の食、味に関して感じるのは「英国の味はあやしい」、ということである。 アフタヌーン・ティ、フィッシュ・アンド・チップス、ロースト・ビーフだけが英国の味ではない。 ジェリード・イール、ハギス、マーマイト。 謎めいた、しかし英国ならではの食べ物も本書で紹介していく。 すすめたい味、食べるな危険!(は、ちと言い過ぎだが)と言うものの他に、なんとも説明のつけにくい味、珍味もかなりある。 英国ガイドブックの情報を見て、無難なものばかり食べずに、ちょっとした冒険心を伴って英国の味を楽しみ、驚いてみる・・・・・。 そんな気分で書いたのが本書だと思って、読んでいただけるとうれしい。(本書「まえがき」より)                        4384037651
C−832 何でも見てやろう 小田実 河出書房新社 1961 2,900 A・290
世界一日一ドル旅行!  痛快なビンボウ世界旅行記! 青春の元気あふれる面白さ!忽ちベストセラーのトップ!(本書「帯」より)       ものおじを知らぬ青年作家の世界一周コジキ旅行記。 体内に「西洋」をもつ戦後世代はスマートな欧米にはびくつかぬが、アジアのどろんこの現実の中に新鮮な衝撃をうける。 日本の未来の進路を暗示するところは面白い。 主体的な世界現代思想講座だ。(本書「桑原武夫氏評」)      このようなエネルギーにみちた面白い旅行記を読むのは初めてだ。 日本の真面目で笑いにみちた若い生命が世界を通過し強烈な印象をきざみつけて帰って来た。 私はこれを読んで理解したが、読者はこの旅行記によって、安くて強烈な船出が可能になる。(本書「野間宏氏評」)                        B000JAO26O
C−833 軽井沢 旬を味わうフレンチ 田村良雄 光文社新書 2002 900 A.680
西麻布の人気店「ラ・フェ・ドール」の名シェフが、二度目に行った軽井沢で出会った一軒の家。 一目で気に入った彼は、軽井沢移住を決意する。 彼の気持ちの奥には、若い頃修業したフランスの「エルミタージュ」(隠れ家)への憧憬が。 そして「エルミタージュ・ドゥ・タムラ」をオープンした。 フレンチを究めていくなかで、出会った素材。 そして軽井沢で出会った鮎、キノコ、ジビエ、野菜たちが彼の料理を変えていった。(本新書カバーコピー)                          4334031536 
C−834 おいしいバングラデシュ カルゴ・野原薫 カゼット出版 2005 2,900 A.1800
いま注目のヘルシーな国バングラデシュを紹介! ”詩”をこよなく愛し、”食”を大切にするベンガルの人々が、ほんとうの豊かさを教えてくれる。  雨期の洪水は、多くの犠牲を出すと同時に上流から肥えた土と魚を運ぶー。 厳しい”自然"の中で育まれたバングラデシュの奥深い文化を探訪しながら、ベンガル料理と現地の暮らしをカラー写真満載で紹介する!<シェフ特選メニューのレシピ入り>     内容的には、「バングラデシュってどんな国」、「バングラデシュの食文化」、「シェフのつくるバングラデシュ料理」、「バングラ・スタイル」に分かれる。                  4990137841
C−835 オランダ おいしい生活12ヶ月 荒牧幸子 新潮社 2006 1,900 A・1300
オランダにオランダ人に、そしてオランダ料理に惹かれています。 料理はこねくりまわしたりせず、至ってシンプルな調理法がほとんど。 伝統的な料理でさえ、「こんなに簡単なのに、美味しいじゃない!!」と、いただく度に感嘆の声をあげてしまいます。(本書「あとがき」より)    ボリュームたっぷり、栄養満点のオーマ(おばあちゃん)の味は、オランダ人の元気の素。 もともと日本と交流の深いオランダは、日本人の食生活のなかに実は深く浸透している。 しかも、簡単で美味しい! オランダ人の生活態度もシンプルそのもので、ホスピタリティにあふれている。 そんなオランダの12ヶ月が、シンプルで美しいイラストブックになった!(本書カバーコピー)            4103034319
C−836 元禄御畳奉行の日記 神坂次郎 中公新書 1984 900 A・480 尾張藩士の見た浮世
元禄に生きた酒好き女好きのサラリーマン武士が無類の好奇心で書きのこした稀有の日記をもとに当時の世相を生きいきと再現する。(本新書「帯」より)  朝日文左衛門、芝居を好み、詩文に傾倒し、博奕と酒色に耽溺し、ヒステリックな二人の妻に悩まされ、武芸十八般にあこがれ片っ端から入門するがどれもモノにならず、気力体力ともになく終生ヒョボクレ。 尾張方言でいうその気の弱い”兵法暗れ”文左衛門が、暮夜ひそかに天神机を引き寄せ筆を走らせつづけて二十六年八ヶ月、三十七冊、およそ二百万字。 稀有としかいいようのないこの膨大な日記「鸚鵡籠中記」を通して、文左衛門の生涯を追いながら、元禄の名古屋城下に生きた下級武士や庶民男女の表情を、体臭を、哀歓を泛びあがらせたいとまとめたのが、本書である。(本新書「あとがき」より)           筆マメにまかせて、下級藩士の婚礼の食卓メニュー、公用出張で味わった京大阪の料亭の美味、名古屋城下街々のファーストフードに至るまで、元禄の食についても書き散らしているので、食書としても貴重で楽しめます。  4121007409
C−837 <剣客商売>庖丁ごよみ(文庫) 池波正太郎 新潮文庫 1998 900 A・667 料理=近藤文夫
著者自身の企画になる最後の本ー作家が毎月楽しんで食材を選び、その食材に熟達のペンと絵筆をふるう。 それを受けたお気に入りの料理人が、旬の献立をたて、作家の前に並べてみせたのは、「剣客商売」シリーズで老剣客・小兵衛が舌鼓を打っていた、四季折々の江戸の味の数々。 根深汁、柚子切り蕎麦、軍鶏鍋・・・・・・・・見て読んで、実際に作っても楽しめる、池波正太郎・食の世界を味わいつくす一冊。(本文庫カバーコピー) 4101156778
C−838 ハゲ天渡辺徳之治の想い出 渡辺亘(編) (株)渡辺ハゲ天 1970 4,800 A・非売品 函入り
本書は、戦前・戦中・戦後にかけて銀座で名店と謳われた天麩羅店「ハゲ天」主人(1896〜1969)への各界名士・有名人の追悼文集を主体として、それにハゲ天本人の随筆および編者による来客思い出話等からなる。 「銀座の鐘紡の裏側に、ハゲ天というのがある。 あすこの主人の渡辺君は、彼自身に確かめた訳ではないから間違っているかも知れないが、確か水上竜太郎の会社(明治生命)の社員だったように聞いている。 或いは外の会社だったか、外の会社だと、水上さんとの結び付きが付かないことになるので、まあ、明治生命の社員だったことにして置こう。 ところが、小生意気なところがあって、外の社員との折り合がよくない。 で、自分で会社を飛び出したが、いくら暮らしよかった戦争前だと言っても,坐して食らう訳には行かず、小さな天麩羅屋の店を出した。 その時、水上さんの応援があったように聞いている。 水上さんに「行ってやってくれ」と頼まれて、私達は天麩羅が食べたくなるとハゲ天へ行き行きした。 中年者で、ズブのしろうと上がりだから、初めのうちは私が揚げたのよりもひどい天麩羅を時々食わされたこともあったが、何しろ安いので、一時若い三田文学の連中の巣見たいになった。 近頃はどうして大繁盛で、少し時間はずれに行こうものなら、売り切れ店じまいの憂目に合うほどだ。 今でも安い。(小島政二郎「食いしん坊」より)       B000J9GRV8
C−839 みちのくの駄菓子 石橋幸作 未来社 1962 4,800 A・380
東北駄菓子とはいったい何であるか、その理屈から始まって、各地に現存するものをできるだけたくさん書いたつもりだ。 何分にも、民間の低俗な菓子として軽蔑された結果、研究や考証が疎んぜられ、ために何ら頼るべき資料も文献もないので、とかく意を尽くせなくて申訳けなく思っている。 今や年とともに頽廃の一路をたどる駄菓子の、伝統と永遠の美を、しばらく俗界を離れて楽土に遊ぶ気持で御一読願えれば、永劫娑婆世界に浮ぶ瀬のない駄菓子も、定めし満足であると思うのである。(本書「はしがき」より)      内容的には、駄菓子という言葉、駄菓子の系統と形態、東北駄菓子の性格等々の「東北の駄菓子」、膏薬飴、萩煎餅、今昔ゆべし味くらべ等々の「宮城県」、須賀川のかみしめ、三春の子育豆、安達が原の黒塚豆等々の「福島県」、紅花を模した花飴、米沢の飛団子、三都に冠たる白雪?等々の「山形県」、ねばなみそと秋田諸越、死霊を占うしとぎ、蕗の砂糖漬等々の「秋田県」、金平糖雑記、しとぎの話、八戸煎餅の過去帳等々の「青森県」、平泉の凍餅、盛岡のからめ餅、岩谷堂羊羹等々の「岩手県」に分かれる。             B000JAK7CW            
C−840 荻舟食談 本山荻舟 住吉書店 1953 9,800 A・300
「本山荻舟氏の、食物に関する随筆集。 大体が、日本料理、日本式の食物のことなので、総てあっさりしているから、僕のような、脂っ濃い物の好きな者には、何となく物足りない気がしたが、「開口」から、ずっと食物の歴史、その起源十項ばかり。 「わが家の精進」の中に、「わが家の馳走より隣りの雑炊というむかしながらの諺」というのが出て来る。 僕は、はじめてきく諺だが、まことに言い得て妙。 意地きたなしは、必ず同感であろう。 「温泉宿の食事」に、著者は、=これはわたくしの性癖かも知れないが、旅の楽しみの大半は食物にあると思っている。=は、全く同感。」(古川ロッパ著「ロッパ食談」<食書ノート1>より)             B000JBA1HC
C−841 随筆 深川のうなぎ 宮川曼魚 住吉書店 1953 9,800 B・270 カバー背に色アセあり
これは、食書ではない。 宮川曼魚氏の明治東京懐古の随筆集なのであるが、然し、やはり、うなぎ屋の御主人のことであるから、巻末の「うなぎの話」の他にも、食物に関することが、色々出て来る。 「柿」「鮟鱇と鴎外先生」「鯉のこと」があり、「鮟鱇と鴎外先生」が、面白い。 江戸っ子ならではの文章である。 「酒魔」と「酒つぎ」は、酒のはなし。 「酒魔」の、大酒食いのはなしが面白い。 ずっと飛んで「茶漬」がある。 茶漬の由来記。そして、「茶づる、茶づらう」と動詞にまでなっていたということは、はじめて知った。 「うなぎの話」は、曾て著者の、この種の話は、読んだことはあるが、兎に角、自信を持って書かれているので、安心して読める。 読んでいるうちに、うなぎが食いたくなること妙なり」(古川ロッパ著「ロッパ食談」<食書ノート3>より) B000JB88E0
C−842 美味しいが好き 加藤美由紀 河出書房新社 1995 900 A・1600
旅で見つけた美味しいものを食べたいのと、それらの出来事を誰かに話したくて、うずうずしているのを、必ず待っていてくれる友だちがいる。 もしかしたら、そういった友だちと会う瞬間が一番好きかもしれない。 あるとき、そんなことを熱心におしゃべりしていると、今の「エル・ジャポン」の副編集長の伊藤真理さんが「ミユキちゃん、それちょっとイラストとエッセイにして書いてごらん」と言ってくださったのがきっかけで、「エル・ジャポン」での連載が始まりました。(本書「あとがき」より)   内容的には、「美味しいごはん、食べよ」<市の楽しみ、にぎやかな食卓、ア・ラ・カルト>、「旅に誘われて」<旅を美味しく、スタージュ>に分かれる。             4309262414
C−843 日々の食 渡辺誠 文芸春秋 2004 1,900 A・1381
お好きなものは、皮付きのふかし芋、サンドイッチと鰻・・・・  御朝餐はいつも、麦入りご飯かオートミール。 宮内庁大膳厨司が残した貴重な記録で聖上の日常と三が日を初公開!(本書カバーコピー)   「二十六年間の宮内庁勤務のなかで一番印象深い、昭和天皇陛下の下での十八年間の記録の一部をお伝えしたかったのです。 両陛下のお人柄が社会に正しく伝わりにくいこともあったと思います。 そこで大膳の一職員として、お仕えしてきた私の視点から、その生活の一端をできるだけ正確に伝えるべく、時の一部分を取り出しました。」(著者のことば)              4163596704 
C−844 食前・食後 石毛直道 平凡社 1997 900 A・1600
碩学または鉄の胃袋ー国立民族学博物館館長石毛直道30年の軌跡。 −まえがき・あとがき集ー   「著者の執筆作業のなかで、いちばん楽しいのが、まえがきやあとがきを書くときである。 本文の執筆がおわって、肩の荷をおろしたときに書く文章であるからだろう。 口の重いわたしにしては、このときはおしゃべりになる。 そんな文章を集めてみたらどうだろう。 それを年代順に並べたら、もの書きとして、研究者としての活動をはじめて以来、三十年近くにわたる、わが経歴を物語るものになるだろう。 まえがき、あとがきには友人や研究仲間、編集者たちの名前がたくさんでてくる。 まえがき・あとがき集の本は、わたしのささやかな世界を映しだす鏡となるであろう。」(本書「あとがきのあとがき」より)               4582829082
C−845 野菜のこよみ くだものの香り 岡部伊都子著・前田藤四郎画 創元社 1982 900 A・1500
「野菜のこよみ」は一九八〇年度、「くだものの香り」は一九八一年度、読売新聞家庭欄(週一回)に連載されました。 前田藤四郎画伯は一度体調をくずされ、お案じしたことでしたが、「野菜のこよみ」以来、お元気で情感ゆたかな画業を重ねていらっしゃいます。」(本書「あとがき」より)    内容的には、52種の野菜と56種のくだものについて著者のほのぼのと楽しいエッセイと前田画伯の情感溢れるスケッチで満たされている。             442293113x
C−846 やさい・くだもの・さかな 渡辺一枝 情報センター出版局 1988 900 A・1450
「食通でもないし語れる故郷の味も持たないけれど、原稿用紙を俎板に、ペンを庖丁に、心をこめて料理しました。」、「この世界が創られたとき、野菜、果物そして魚は、三人の手から生み出されたにちだいない、と思います。 一人は陶芸家で粘土をこね、丸め、すいかやぶどう、お芋や蓮を創りました。 一人は裁縫師で、円形の布に綿を詰めて縫い取り、トマトや柿を創りました。 もう一人は彫刻家です。・・・・・」 ***(いちえさん)の、なじみの深い素材が、食べごろ、調理のしかた、本来の旨みも含めて、わたしたちの心の食卓に載りました。(本書帯コピー)    内容的には、「やさい」21エッセイ、「くだもの」10エッセイ、「さかな」12エッセイに分かれる。           4795802831
C−847 献立帳 辻嘉一 三月書房 73 2,500 A・750 布装函入り
京料理の名亭辻留主人が多忙な日々<「日曜も休まぬ店の五月かな」久保田万太郎>の中をやりくりして書きとめた原稿が大分たまり、それを一冊の味わい深い袖珍本に仕上げたもの。  内容的には、「春夏秋冬」<梅わん、とろろ、おむすび、うしお、ほんのり等々27章>、「美味探求」<生粋、磯の香り、江戸前等5章>、「東と西」<濃味と淡味、煮ると炊く、かくし味等5章>、「京洛点描」<京の水、京料理、祇園言葉、禅家納豆等々11章>、「拝謝回想」<美味即菩提、魯山人の味覚、奥嵯峨の一日>、「食器考」<三陶聖、茶陶唐津等5章>、「味巡り」<山葵を訪ねて、山の芋、大根さまざま等5章>、「人生は旅」<おばあさん、庖丁の旅、ビルマ通信等々15章>に分かれる。  *著者は、戦時ビルマに派遣されたが、戦陣の傍ら、現地の稚拙な漆器や紙に味わいを見出し、茶席に使えそうだなどと悦に入って故国へ送った軍事郵便に記している。 本物の茶人である。     B000JA8P7Q 
C−848 大福帳  辻嘉一 三月書房 74 2,500 A・1000 布装函入り
辻 嘉一随筆集三部作の二。 中央公論社の「暮しの設計」に二年間連載の「俎板歳時記」に、各界の名士との対談等を付している。 内容的には、「おせち」、「おなべもの」、「花見弁当」、「八十八夜」、「はもずし」、「松茸狩」、「桂垣」、「三尾の紅葉」等々京の香り高き随筆に、対談(池田弥三郎・樋口清之・小山富士夫・鈴木健二・池内淳子)と宮田雅之の切り絵ー京の四季ーが付く。   B000J9OSUA 
C−849 仕入帳 辻嘉一 三月書房 79 2,900 A・1200 布装函入り
辻 嘉一随筆集三部作の三。 「淡交」に連載の十二か月分の随筆に、幸田文・樋口清之との対談等を付している。 内容的には、「懐石ばなし十二ヵ月」、「仕入帳」、「母の面影」、「ラムネの口触り」、「ビルマ歌舞伎」、「菊花の美と味」、「私の好きな焼物」、「古代椀の美」、「懐石道具の取り合わせ」ほか。   「昔の帳場の壁ぎわに和綴の三冊の帳面、献立帳・大福帳・仕入帳が並んでかけてありました。 それと同様に、この「仕入帳」によって三月書房よりの随筆集「献立帳」「大福帳」の三冊がそろい、誠に喜びに堪えません。」(本書「あとがき」より)        B000J8ECMU
C−850 イタリアの食卓 山根三奈 ブロンズ新社 2001 900 A・1600 シンプルでゆたかな日々
ビステッカ(ビーフステーキ)の焼き方を見て私は目からうろこを何枚も落としたのです。 ある家族を通じて描くほんとうのイタリア。 イタリア歩き30年の著者がミラノのある家族と出会って綴ったエッセイ。 食卓の向こうに私たちの知らないイタリアが見えてくる。(本書帯より)              4893092189
C−851 「食」の匠を追う 金久保茂樹 祥伝社 2010 900 A・1500
 60年と少々、取るに足らない人生を送ってきたぼくだが、23歳のときから鉄道旅行雑誌の編集に携わり、紀行作家として、料理評論家として、またミステリー作家として、ほぼ40年の文筆生活を過ごしてきた。  今回はそんな経験を活かして、ぼくが注目する、現代の「食」シーンを牽引する八つの肖像を選抜し、取材した。 美味を求め、日夜人知れず努力を続ける男たちの姿が伝われば幸いだ。 小著は、食べることが好きな方、料理人を目指す方、日本の食の現状に興味のある方を対象に書いたつもりである。 あなたの食生活が、食べることだけでなく、読むことでも豊かになれることを祈っております。(本書「はじめに」より)        9784396620561
C−852 調理場という戦場ー「コート・ドール」斉須政雄の仕事論ー 斉須政雄 朝日出版社 2002 900 A・1800
日本のフレンチレストラン最高峰「コート・ドール」オーナーシェフが、全身でつかみとってきた経験を全部出しました。 ほんとうの人間の生き方から出るダシが「いちばんおいしいもの」なのです。(本書カバーコピー)  「料理人とグルメだけが読むのは、もったいない本です。 熱くて深くて、火が出るような言葉が盛りつけられます。 どんな年齢の人が、どんな職業の人が読んでも、身体の奥底から、勇気が沸きおこってくるでしょう。」(糸井重里)               4255001537
C−853 おしゃれな舌ースーパーシェフ三國清三の軌跡ー 松木直也 風塵社 2000 900 A・1700
三國清三シェフとフランスの修業先のレストランを巡ったのは1998年のこと。 <トロワグロ>で、三國シェフが何気なく調理場に入っていくと、そこで仕事をしていた料理人たちが仕事の手を休め、尊敬の眼差しで三國シェフを出迎えていた。 オーナーシェフのピエール・トロワグロさんは「こいつは一文無しから店をやって成功させたんだ」と、自慢げに三國シェフを友人に紹介していた。 三國シェフは15歳から稼ぎ始め、今年で30年になるのだが、これまでの人生はまさしく勇往邁進。 本当に北海道のばん馬がサラブレッドを追い越した痛快さがある。 そして、その力強い足跡にはユーモアも漂ってきます。 そんなことを本書ではまとめてみたかったのであります。(本書「あとがき」より)  4938733838
C−854 シェフの哲学 ギィ・マルタン 白水社 2008 1,900 A・2700 食の探求から三つ星レストランの運営まで
パリの三つ星レストラン『グラン・ヴェフール』の料理長が語る、味覚・食材・厨房の舞台裏。 前菜からデザートまで、40レシピ付。(本書帯より)    本書は、アルプスの少年が独学で三つ星シェフになった特異な自伝としても、これまで詳しく語られることがなかった三つ星レストランの組織とその運営の実態をきわめて具体的に語った経営書としても、あるいは本格的なレシピ本としても、読み応え十分なので、いろいろな読み方で楽しんで頂ければ、訳者<大澤 隆・大澤晴美>として幸いである。(本書「訳者あとがき」より)           9784560092040
C−855 大きなトマト小さな国境 カゴメ株式会社企画編集 講談社 1979 2,900 A・1600
本書は、トマトで見たヨーロッパである。 思わずのどを鳴らしてしまうメニューの数々。 スペイン、ポルトガル、ギリシャ、イタリア、フランスで出会ったトマト料理には、そこに生きる人々の満ち足りた顔があった。 これは、トマトというファインダーを通して見たユニークな南ヨーロッパの食文化ドキュメンタリーである。(本書帯より)                B000J8GZ8O  
C−856 旅が好き、食べることはもっと好き 邱永漢 新潮文庫 1994 800 A・400
もっともっと旅行も食事も楽しくなるー年間120日以上を海外で過ごす筆者が、ガイドブックに載らない旅と味のツボを伝授。 「正月休みの上手な使い方」「パック旅行の利点と欠点」「北京ダッグは北京にあらず」「ミシュランも知らない隠れワインの味」等々。 寸暇を惜しんで出かけるのだから、旅は豊かに味わいたい。 海外旅行の初心者も、味にこだわる食通も鞄の中にこの一冊。(本文庫カバーコピー)              4101360111
C−857 蕎麦打 加藤晴之 ちくま文庫 1994 900 A・720
蕎麦の美味しさは三たてにあるといわれます。 碾きたて、打ちたて、茹でたて、の三たてでございます。 ・・・・・・私がお客様のお宅にお伺いし、その場で打たせていただき、これ以上の「たて」はございません。・・・・・・。」   気鋭の工業デザイナーから一転、自然農法による百姓生活を経て、蕎麦打になるまでの心の軌跡。<大岡玲> (本文庫カバーコピー)                4480029192
C−858 再び女たちよ! 伊丹十三 新潮文庫 2005 900 A・514
恋愛、猫の飼いかた、礼儀作法、言葉というもの・・・・・・・身の回りの諸問題は、考え始めればどこか切なく、密かに愉しい。 1970年初頭、著者は人生の局面で出会うあれこれに、肩ひじ張らぬ洒落た態度で取り組む先達だったー。 いまの世の中に溢れているのは、浅ましく計算ずくで夢のない人生論ばかり。 損得抜きで気を楽にしてくれる智恵がほしいと考える、あなたのためのエッセイ集。(本文庫カバーコピー) 4101167396
C−859 お好み焼57枚の思い出ーあの日、あの味、あの笑顔。 オタフクソース広報室 オタフクソース株式会社 2008 1,800 A・1000 日本全国・お好み焼エッセイ集 その2
この本は2007年11月〜2008年1月15日までオタフクソース株式会社が実施した「お好み焼にまつわる思い出」募集キャンペーンにより集まった全国からの1473通の応募作品をもとに編集した57作品からなるお好み焼エッセイ集です。(本書カバーコピー)       総じて、人と人とのつながりの大切さを綴るものが多かったのは、お好み焼は家族、恋人、友人と食べる機会が多く、想い出が蘇ったためだろう。 また”食"の大切さも語られた。 かけがえのない人生から生れた作品は、それぞれ個性や旨みがあり、まさに”お好みエッセイ"と呼ぶに相応しい。 応募状況から見ても、お好み焼は今や日本の国民食となりつつある。(選評ー見延 典子)            
C−860 贋食物誌 吉行淳之介 新潮社 1974 2,900 A・700
食物からくりひろげられるさまざまな話題100話。 読めば読むほど味だ出る、魅力あふれる本。 山藤章二の痛快イラスト101枚収録。  「たべもの」の話ばかりではありません。 人生ーつまり、男女の問題、交友、病気、お酒、ギャンブル、セックス、超能力、家族、少年期の回想、その他森羅万象、人生経験のあらゆる断面を豊かなユーモアとウィットとセンスで縦横に描き出した本です。(本書帯コピー) B000J96J2K
C−861 味見 ききみみ アイルランド 貝谷郁子 東京書籍 1997 1,900 A・1600
伝統のじゃがいも、永遠のギネス、シンプルなシチュー。 食の窓からのぞいたアイルランド新発見の一冊。(本書帯コピー)      『アイルランドでは、朝食といえば「フル アイリッシュブレックファスト」のこと。 フル!言うまでもなくそれはフルコースの「フル」なのだ。 フランスから来た夫婦はメニューを見て「すごい! これは”あさひるゆう食”だわね」と感嘆していた。 眺めがいのあるメニューなのである。 まず、オレンジジュースかアップルジュース。 ヨーグルトとシリアル類、ミルク、ナッツ、プルーンなどドライフルーツ、各種フレッシュフルーツのスライスやシロップ漬けのカットフルーツ・・・・これが第一のコース。 めざめの前菜である。 次がメインである。 メインのいちおし。 オーソドックスアイリッシュ風は、卵+ソーセージ+ブラック&ホワイトプディング+ベーコン+マッシュルームソテー+焼きトマト。 以下略!』(本書第2章「めざめのフルコース」より)            4487754798
C−862 落語食譜 矢野誠一 青蛙房 1992 1,800 A・2300
落語に出てくる食物は、どこにでもある平凡なものなのに、噺家が旨そうに舌鼓を打つとたまらなくなる。 旬にわけて歳時記風に、七十二項の落語と食物とをオツに味付け。 「落語食譜」は、国立劇場演藝場のパンフレットに連載したもので、掲載号は一九八五年九月号から一九九二年二・三月号まで、八年七十二回に及んだ。 内容的には、「年たちかへる」、「鐘霞む」、「風薫る」、「天高く」、「息白し」、「付・医食同源」に分かれる。          4790502732
C−863 グルメに飽きたら読む本 尾辻克彦 新潮社 1989 900 A・1050 イラスト・赤瀬川源平
幻の魚グルメザンパリオを賞味した著者が紹介する、とっておきのフルコース。 納豆、タコ焼き、クサヤ入り。 極上イラストをふりかけて、さあ、召し上がれ。  内容的には、「グルメの丸ぼし」、「築地市場の路上ラーメン」、「ヤクザあっての牡蠣鍋」、「金沢ご馳走共和国」、「北極回りの機内食」等が特に面白いと思う。   本書は、「小説新潮」一九八五年四月号〜一九八六年十二月号まで「グルメの丸ぼし」として連載したものを一冊にまとめたものである。                 4103611049
C−864 料理のコツ 秋山徳蔵 有紀書房 1995 2,900 A・990
料理というものは結局自分でやらなければ上達するものではないのだから一応根本的なセオリーを頭に入れたら、それに則ってどんどん作ってみることだ。 数やればやるほど、何物かをつかむことができる。 工夫もおのずから湧いてくる。 この本は、その根本的なセオリーを知ってもらいたいという意図から書き始めたものである。(本書「おわりに」より)   内容的には、「根本の心構えは<注意>」、「料理のコツ五則」、「野菜」、「西洋野菜」、「香辛野菜」、「乾物」、「獣肉類」、「鮮魚」、「調味料」に分かれる。  著者は、明治21年福井県に生れ、元宮内庁司厨長。         4638074510
C−865 回想の食卓 森浩一 大巧社 2006 2,900 A・1600
考古学者森浩一が追憶のなかで綴るー何気なく食べたあの時の食事が何十年もしてからふとよみがえることがある。 もうとっくに消化してしまっているが、食のおもいでが重要な知識となる。 回想の食卓では、もっと多くの量を食べられるが現実はそうではない。 それでも食べることの楽しみを感じなくなると、人生はつまらないものになるだろう。 この本は不治の病にかかった者が、自らを励ましながら食への執念をもちつづけようとしている記憶の一面がある。 それにしても奇妙な本ができあがった。(本書「あとがき」より)              492489964X
C−866 大江戸食べもの歳時記 永山久夫 グラフ社 2010 2,800 A・1400
江戸っ子はこんなにうまいものを食べていた? 現代につながる食のルーツ・江戸時代。 うな丼、天ぷら、握り寿司、湯豆腐、おでんもmade in 江戸。 本書は、小田原のかまぼこ専門店「鈴廣」発行の季刊誌『如<ごとし>』に、1990年〜2009年まで掲載されたものをまとめて、編集したものです。             9784766213355
C−867 銀杏<いちょう>とサメと賢い食事 丸元淑生 新潮社 1993 1,800 A・1200 誰もが知っていたいスーパーヘルスの21章
前著「丸元淑生のスーパーヘルス」を出して八年になるが、健康食品の分野でのその間の最大のトピックスは銀杏の葉エキスとサメの軟骨である。 太古からの時間を生き抜いてきたこの現存する最古の植物と動物によって多くの人の健康が守られ、生命が救われていることに私は深い神秘を感じないではいられない。 本書中の世界の第一線の研究者との一問一答は、「週刊ポスト」および「サピオ」誌の取材で、ロンドン、岐阜、ウエリントンにおける学会の際に特別に時間を割いていただいてインタビューを行ったものである。 ただ、サメの軟骨の研究者のI・ウィリアム・レーン博士だけは、アメリカ在住の「サピオ」誌のコレスポンデントの方に代行していただいた。 両誌に掲載した記事以外は、すべて書きおろしたものである。(本書「あとがき」より)                 4103588020
C−868 人生はフルコース 佐藤陽 東京書籍 1996 1,800 A・1500
本書は、帝国ホテル総料理長・村上信夫の履歴書である。 その生い立ち、修業、軍隊生活、結婚、フランス留学、帝国ホテルでの活躍、多彩な趣味に及ぶ。 内容的には、「鍋底がなめたい」、「帝国ホテルで待つ入隊」、「戦場にフライパン」、「結婚そしてフランス留学」、「帝国ホテルの”顔”に」、「ライト館の思い出」、「生い立ち」、「総料理長としての気苦労」、「調理場を離れて」に分かれる。  なお、本書は、高嶋政伸主演のNHK土曜ドラマ「人生はフルコース」の原作である。                  448775478x                               
C−869 ロイヤル・ディナー 渡辺誠 主婦と生活社 1999 2,400 A・1700 殿下のおもてなしをもう一度
宮内庁という特殊な職場で、26年間私がくり返してきたこと、それは常に膨大な数のゲストを迎え、料理をつくり、後かたづけをするということでした。 宮内庁と一言でいっても職員の数は千名以上。 そのなかで私がいた「大膳課」には50数名が、和食・洋食・和菓子・洋菓子・パンの調理、配膳、事務といったそれぞれの持ち場で働いていました。 若い頃は先輩から言われたとおりのことをこなしていればよかったのですが、年とともに立場も変わり、退官するまでの数年間は皇太子殿下のお住まいになる赤阪東宮御所の西洋料理部門で、自分の考えたメニューで料理をつくる嬉しさも怖さもひと通り経験しました。 3年ほど前、くらしき作陽大学の食文化学部の誘いをうけ、宮内庁を退官することになりました。 残念なことに大学では実習は一切なく、比較食文化論と国際調理法の講義をもっぱらの仕事とするようになると、好きな料理づくりは自宅のキッチンでするのみになりました。 そこで、私と妻を常に温かく見守ってくれる大切な友人を招いて、いつものように「わが家流」のもてなしで楽しんでいただき、その様子をご紹介できるチャンスになればと、この本をつくることにしたのです。(本書「はじめに」より)         4391123282
C−870 風来坊のカレー見聞録 浅野哲哉 早川書房 1989 900 A・1300 アジャンダ九段店の調理場から
1977年10月、大学二年だった僕は、自称「インド探検」の旅に出発。約半年間、インド全国主要観光地の大衆食堂を食べ歩き、天竺の極楽かりーを満喫。 帰国後、所属していた探検部の先輩や後輩に「どこが探検だ?」と詰問されても思いは依然インド一色。 天然ボケもさめやらぬまま、なつかしきカリーの匂いに誘われて、<アジャンダ>九段店にアルバイトとして働きはじめる。 僕のインド探検のテーマは「食」である。 インドの旅で得た発見は、拙著「インドで食べる」(立風書房)にまとめてみた。 しかし、そこでの発見は、あくまでも「食べる側」からの視点でしかない。 アジャンダは僕に「作る側の視点」を授けてくれた。 では、再発見の旅を始めよう・・・・・・(本書「プロローグ」より)               4152034084
C−871 ステーキ! 世界一の牛肉を探す旅 マーク・シャッカー 中央公論新社 2011 2,800 A・2500 おいしい焼き方も伝授します
ステーキの全てを知りたい男のユニークな体験記。 米国量産肉、ラスコー壁画の野生牛、アンガスに松阪など7カ国で45kgを平らげ、牧場主、三つ星シェフ、科学者等に取材、挙げ句の果てのチャレンジは自分で牛を育ててみること。 餌は? 肥育期間は? 熟成は? 飽くなき探究心の行き着く先は?  「小さな一切れの肉にそれほど大量の液体が含まれているはずがないと思った。 砂漠で遭難している男でも、アンガス・マッケイのハイランド牛ステーキが一切れあれば水分補給ができるんじゃないだろうか。 やわらかさも驚異的だ。 リブアイはフォークの側面で切ることができた。 ナイフを捨てて、チーズケーキを切るみたいにスライスした。」(本文より)          9784120043123
C−872 和菓子屋の息子ーある自伝的試み 小林信彦 新潮社 1996 900 A・1400 私はこれを遺書のつもりで書いた
1932年(昭和7年)12月12日、小林信彦は、東京市日本橋区米沢町の老舗の和菓子屋・立花屋本店九代目小林安右衛門の長男として、十代目となるべく誕生した・・・・・。(本書カバーコピー)        「僕が生まれた家が出来たのは関東大震災後の昭和二年ですが、昭和二十年に空襲で焼失した。 消滅して、再建して、また消滅している。 そうすると、じゃあいったい何が残るんだということになる。 下町の言葉とか気質が「文化」だと思いますが、形としては残りにくいものなんですね。 ある地域で時間をかけて洗練されていったそのような「文化」を、何らかの形で残しておくことは、すなわち自分というものが今ここにあることへの確認であり証明のようなものなんです。 私の今回の仕事の核心は、ひと言で言えば、そういうものだったかもしれません。」(「波」8月号 著者インタビュー「和菓子屋の息子として書き残しておきたかったこと」より)              *本書は「小説新潮」に平成六年三月号から平成八年三月号まで連載された「幻の町を求めて」を改題、加筆したものです。                   410331821x
C−873 俳諧たべもの歳時記(上・下) 四方山径 八坂書房 1980 2,900 A・1600、A・1600 (上)春・夏、(下)秋・冬・新年、2冊揃
この本は、父が第二次世界大戦から戦後にかけて出版した『たべもの歳時記』、『たべもの風流帖』、『たべもの草紙』、『続たべもの草紙』の四冊を再編したものである。 これらの本は、戦中戦後の混乱期における食料事情のなかで、日常食卓に載る素材を中心に、「わび」を語り、貧困にも耐えた芭蕉の精神を盛り込みながら、たべものの真髄を追求しようとしたものである。 父は自分の趣味の本や資料集め以外に何のぜいたくもせず、住居も大阪の町中の連棟長屋の一隅で、仕事のかたわらまさに寸刻を惜しんで研究に没頭した一生を過ごしている。 私の子供の頃の記憶でも、早朝夜も明けきらぬうちから出勤時まで、また、日曜日は食事とトイレに立つ以外は机の前にへばり着き、むずかしい本を山のように積んで膝もくずさず、好物の煙草を片手に筆を執っている姿が、今でも鮮明に残っている。 そんな父も、夜は大好物のビールと商売柄ウイスキーは欠かさず、母の手料理にいろいろ講釈を連らね、特に客人でもあれば、薀蓄を傾けて得々とたべもの談義が始まるのである。(四方大中「あとがき」より) B000J81ZP2
C−874 「地中海式和食」のすすめ 松生恒夫 講談社 2011 900 A・838 講談社+α新書
「地中海式食事法」は、1960年頃よりアメリカの医学者であるアンセル・キースによって提唱されましたが、その食材は和食とよく似ており、我々日本人になじみの深いものが多いのです。 では、今後の日本人の健康を守ってくれる食事はどのように作ればよいのでしょうか。 歴史的観点から考えると、1960年代の一般家庭でつくられていた、いわゆる”和食"に、健康に良い「油」=オリーブオイルを上手にブレンドした食事法が良いと考えられます。 それが本書で紹介する「地中海式和食」なのです。   内容的には、「『地中海式和食』は汚れた腸の救世主」、「和食の科学ー地中海食は究極の予防医学」、「簡単?快腸!『地中海式和食』のレシピ」、「外食でも『ピカピカ腸』を実現するワンポイントアドバイス」、「進化した和食こそが健康長寿への道」に分かれる。        9784062727204
C−875 我、食に本気なり ねじめ正一 小学館 2009 900 A・1680
京都へいくたびに錦小路にいきます。・・・・・私はこの市場の乾物屋を通るたびにわが家が中央線高円寺で乾物屋を営んでいた頃を思い出します。・・・・・・   私が食に本気になる力の源は鰹節の存在が大きいです。 生まれながらに出会った鰹節が食にこだわる大きな原動力のひとつになっています。  とにかく本書で書きたかったことはどこの店が旨い!まずい!ではありません。 私が鰹節と出会ったように、それぞれの食べ物がいったい私にとって何なのかを発見したかったのです。(本書「あとがき」より)          粋でお洒落で爽やかで、心温もる味な話。 ピュルルチュルルと話の出汁<だし>が湧き出す有り様!(小泉武夫<発酵学者>  本書帯より)                      9784093878289
C−876 文豪の食卓 宮本徳蔵 白水社 2010 1,800 A・2200
井伏鱒二と鰻、埴谷雄高とトンカツ、泉鏡花とウドン・・・・・・碩学が書き下ろす、知的興趣あふれた「美味礼賛」(本書帯より)           内容的には、「鰻丼の決闘」、「散らし鮨と涙」、「甘い豆と苦い豆腐」、「鮫と鯨の干物」、「『死霊』の鼻づまり」、「獺の涎を垂らす伊勢饂飩」、「『吉野葛』の復活と水」、「蛸、鮎の腐れ鮓、最後のオムレツ]に分かれる。     97845600080979
C−877 俳諧 蕎麦ばなし 浪川寛治 グラフ社 2002 1,800 A・1600 そばの俳句でそばを読む
蕎麦はまだ花でもてなす山路かな<芭蕉>    そばの花、そば畑、そばの実、そば殻、そば粉、そば打ち、そばがき、そば湯、そば屋酒。 そばのさまざまな姿を、蕪村、芭蕉らの俳句で読み解く。 味わい深い「そば話」六十編。(本書帯より)            『俳諧蕎麦ばなし』と題しましたが、この本は俳句の鑑賞本ではありません。 俳句に詠まれたそばの姿を拾い集め、それをそばの一生を点綴するために配列したものです。 あくまでもそばが主で、俳句は従。 俳句はそばの話をするための呼び水にすぎません。(本書「あとがき」より)               内容的には、「蕎麦を愛でる」、「蕎麦を作る」、「蕎麦を打つ」、「蕎麦を味わう」、「蕎麦を探ねる」に分かれる。                476620705X                           
C−878 江戸前寿司への招待 『名登利寿司おかみ』佐川芳枝 PHP研究所 1997 900 A・1381 寿司屋のかみさん、いきのいい話
●コハダの子は新子、真鯛の子はカズコ、左ひらめの右カレイ・・・ 知るとますます食べたくなる寿司タネのうんちく話。 ●NHKで放映された、名店ならではの料理法の数々。 ●おかみがすすめる、四季折々、旨い季<とき>の旨いもの。 ●どんな有名店に入っても怖くない、正しいいただき方。 ●十坪の店を舞台に繰り広げられる、人情泣き笑いの話。ー本物のお寿司屋さんにしか書けない、極上エッセイ90品をどうぞ。(本書カバーコピーより)  4569558933
C−879 パスタ歳時記 片岡護 講談社 1995 900 A・1500 独創のパスタ90品に秘められた料理の心
春夏秋冬・四季折々の新鮮な素材を生かしたパスタ90品。 「パスタは僕の料理の原点」と、究極の味を求め続ける”アルポルト”オーナーシェフの片岡護が、パスタ料理へのこだわりとエピソードを語りながら、鮮やかなイラストとともに、やさしく作り方を紹介する。 著者思い入れのパスタの数々は、”イタリアの味の旅”への第一歩。 お客様をもてなす心意気、季節の息づかいや色合い、その濃やかな心くばりを一品一品が教えてくれる。(本書カバーコピー)          4062640074
C−880 魯山人御馳走帖 平野雅章 廣済堂文庫 2004 900 A・600
独学で料理・書・篆刻・絵画を修め、伝説の料亭「星岡茶寮」を創設して、世の食道楽を魅了し、陶芸家としても名を残した食と芸術の巨人、北大路魯山人。 クルマエビの茶漬けや山椒魚などの通好みの逸品から、味噌汁、納豆といった日常の美味にいたるまで、魯山人はどんな食べ物についてでもそれを最高に味わうための一家言を持っていた。 間近でその謦咳に触れてきた”魯山人の愛弟子”がつづる魯山人ならではの食の極意。 美食の真髄ここにあり。(本文庫カバーコピー)            4331653579  
C−881 続 百魚歳時記 岩満重孝 中公文庫 1981 900 A・360 文庫本として異例の書下ろし
好評の「百魚歳時記」の書下ろし続編。 日本人と魚とのかかわりはながく深い。 その種類も数知れないが、不思議なことにそれぞれに名前がつけられている。 彼らの豊かな個性と味覚を洒脱な文章と挿絵で綴る。(本文庫カバーコピー)                  春:40種類、夏:32種類、秋:22種類、冬:32種類を紹介している。              4122007992
C−882 百魚歳時記 第三 岩満重孝 中公文庫 1982 900 A・320 文庫本として異例の書下ろし
好評「百魚歳時記」の書下ろし三冊目。 日本を取り巻く海に河川に生きる魚の種類は数知れないが、それら愛すべき魚たちは、みなそれぞれに個性をもっている。 楽しい挿絵と洒脱な文章で綴る事典風エッセイ。(本文庫カバーコピー)                  春:26種類、夏:24種類、秋:26種類、冬:29種類を紹介している。  B000J7QDTQ
C−883 甘辛画譜 山内金三郎 龍星閣 1956 4,800 A・450
大方のお好みにより、全国のおいしい物を多年にわたってスケッチしておいた中から、何かの意味で特色のあるものをぬき出して、お目にかけることにした。 私がおいしいと思っていても、何だこんな物と言われる方が有るだろうが、それは私の味覚の平凡なところとお笑なり御叱りなり、或は教えていただければなほさら有難い。 辛いものは甘いものの合間にはさまる薬味のようなもので、お汁粉に山椒がついて出るそれである。 甘輩の私に辛いものはひっきょうその程度の役どころにしか過ぎぬ。(本書「自序」より)      11頁から137頁まで、各頁ごとに、上段に雅致ある墨絵のスケッチでお菓子を描き、下段にその菓子の由来・特徴・味わった時の思い出等を楽しく記す。 うさぎ屋(東京)のどら焼、麩嘉(京都)の麩まんじゅう、山川と若草(松江)、永餅(伊勢)、赤福(伊勢)、長命寺桜もちと言問団子(東京)、柿羊羹(大垣)、川上屋のささ栗(中津川)、虎屋饅頭(京都)に納屋橋饅頭(名古屋)、仙台の駄菓子に南部せんべい(八戸)、富山の月世界に福岡の鶏卵素麺等々全国の銘菓を網羅している。 執筆の時期からして戦後出来の菓子が入っていないのも今となっては価値があると思う。                         B000JAZ7LS
C−884 相撲部屋ちゃんこ百景 佐藤祥子 河出書房新社 2013 1,500 A・1600
ちゃんこを通して見えてくる、相撲部屋の魅力が満載! 親方や力士とちゃんこ鍋を囲みながら、とっておきの「ちょっといい話」を聞かせてもらいました。 それぞれの部屋の歴史や伝わる味、男たちの絆やその素顔をとくと味わってください!(本書カバーコピー)   高砂部屋、春日野部屋・玉ノ井部屋、錣山部屋、藤島部屋・武蔵川部屋、宮城野部屋、友綱部屋、伊勢ケ濱部屋、佐渡ケ嶽部屋、時津風部屋、境川部屋、松ケ根部屋・鳴門部屋、峰崎部屋、東関部屋、大嶽部屋、貴乃花部屋のとっておきの話15に東日本大震災巡回慰問を番外編として加える。                                    9784309274287
C−885 食のこころ 宮崎小次郎 晃文社 1942 4,800 A・弐圓弐拾銭
私が編輯し発行する、日本の強さと日本の美しさを讃ふ趣味厚生誌「洛味」に寄せられた玉稿のうちから、そのまま逸散するを如何にも惜しまれる味の深い玉篇を選んで、一人一題を限り重複をさけつつ一冊にまとめたのが本書である。 ここに輯められた四十四篇の随筆は、珍味佳肴を賛美する所謂食道楽の漫筆では断じてない。 諸先生の高邁枯淡な人格から食の心を真摯に虚心に綴られた趣味深き名筆のみ。 例えば、白湯の味にも梅干の味にもそれぞれまごころを感じ、食三昧を味得する養身訓の珠玉集である。 戦時下食陣訓の決定版である。(本書「あとがき」より)                       執筆者には、大谷光瑞「単味と複味」、壽岳文章「宿屋のめし」、橋本關雪「酒とうどん」、市川猿之助「趣味の茶漬け」、井上正夫「この道一筋に」、關精拙「僧坊の珍味」、竹内栖鳳「白湯の味」、新村出「鮎の思出」、吉井勇「瓢亭」等々当時の名士(ほとんど京都在住)の楽しいエッセイが並ぶ。
C−886 珈琲・九百九拾五圓 都・船越敬四郎 茜屋珈琲店 1971 4,800 A・995
神戸の三宮にユニークな喫茶店を開業した店主が、そのコーヒーの味・淹れ方・飲み方・飲まれ方、店の生い立ち等々について綴った趣味深き随筆。
C−887 旅のパンセ 五木寛之 角川春樹事務所 1997 1,800 A・1000 ランチィエ叢書
●どういうものか、五木寛之はいつも旅先で思いがけないできごとにぶつかる。 このエッセイ集「旅のパンセ」で、私たちは五木寛之といっしょに思いがけないできごとにみちた見知らぬ土地を歩くことになる。  たとえば。パリのカルチェ・ラタンでは、手づくりで抗議ポスターを作っているボザールの学生のところに行ったり。  ロバート・ケネディが暗殺された時期、ニースで、作家のロレンス・グレルに会ったり、そのときのグレルが「セ・ラ・ヴィー」と答えたことを知って、私たちもどういう意味だろうかと考える。   ようするに、このエッセイを読むことで、私たちもまた「旅」に出かけ、その旅のいたるところで。土地の違いから、さらには国民性の違いを「発見」する。  つまり。五木寛之を読むことで、パーセプション・ギャップを考えはじめるのだ。(本書解説「生きることが旅と化す瞬間   中田耕治」より)         4894560801
C−888 日本温泉めぐり 田山花袋 角川春樹事務所 1997 1,800 A・1000 ランチィエ叢書
●田山花袋は、昭和五年に亡くなる前まで、毎年一、二冊の旅の本を小説以外に刊行している。   本書の原典である「温泉めぐり」は大正七年、四十八歳の時博文館から刊行されている。   「蒲團」などから受けるイメージでは花袋は暗い、不健康な作家に思えるのだが、旅に出ると健脚である。   彼は旅をし、その旅を文にする。   今のように情報が氾濫していない時代では、紀行文は楽しみとして受け入れられたに違いない。  読者は、旅行家の旅から自分の旅を予想したり、温泉場を一緒に歩いてる気分になったのかもしれない。   行ってみようと思ったときは、ガイドの役を果たしたろう。   S君(島崎藤村)だとかK君(国木田独歩)だとかさまざまな旅の同行者との会話をそれこそ自然主義の方法で、克明に記しながら、温泉や山や渓谷の美に関して、花袋はどこそこはここよりいいとか、もっといいところがあるとかそれなりの評価を下している。   湯の質や湯の量、宿のよしあし、情緒や近在の村の風情、食事や素材の仕入れ、その値段の関しても感想を述べている。   どこぞに遊び心を持って旅をするなり、温泉を巡ろうと思うなら。無味乾燥なガイドブックより、花袋の「日本温泉めぐり」は、趣の違った案内をしてくれるだろう。                              4894560879
C−889 ベッドでのむ牛乳入り珈琲 滝澤敬一 暮しの手帖社 1952 4,800 B・240 ページ剥離補修済
●「フランス通信」何冊かの著者の、これは、気軽なエッセイ集。  その中から、食物に関することのみを抄く。   「アメリカ娘のフランス印象記」の中に、フランスでは、レストランで水を出さないとあって、=フランスで、一番ほしくて得られなかったのが水、帰国して、やれやれありがたいと思ったのも、プレーン・ウオーターでした、=とあるのは、僕の如き「水飲み」は、うっかりフランスへは行けないぞ、と思った。   標題の、カフェー・オーレーの話は、ゆっくり読んで、(それこそ、牛乳入り珈琲を飲みながら)たのしみたい。(古川ロッパ著「ロッパ食談」の「食書ノート3」より) B000JBCM8S
C−890 丁さんの食談義 丁禿山 筑摩書房 1986 900 A・1200
●とにかく中国の男性はよく料理をする。 私も叔父の料理店を手伝ったりして、小学校四年生の頃には、もう魚の下ごしらえや餃子の皮を延ばすことが一人前にできるようになっていた。  そういう環境の中で自然に料理が好きになり、いろいろな知識や技術が身についた。  お蔭で日本に来てから、友人の料理店にアルバイトをしたり、料理を作ったり、また料理研究家として料理教室で中国料理を教えてきたりした。  皆さんの食卓において、楽しい話題作りができまた料理作りの参考になることができればと、私の永年の料理の経験を生かしながら、本書にまとめてみました。(本書「あとがき」より)         *著者は、1926年中国・青島生まれ、北京大学卒。  中京大学教授(本書執筆時) 4480870806
C−891 パイプの煙<選集>「食」 團伊玖磨 小学館文庫 2009 1,800 A・562
●童謡「ぞうさん」「花の街」、オペラ「ひかりごけ」「夕鶴」など多くの名曲を世に出した大作曲家のもう一つの顔は森羅万象を鮮やかな切り口で料理する名随筆家。   一九六四年、東京オリンピックの年に雑誌連載で始まった「パイプのけむり」シリーズは三十七年の長きにわたって書き続けられた。    日本はもちろんアジア、欧州、中東まで、幅広いエリアを舞台にした作品はまさに珠玉。   本書はその中から「食」に関するものだけを厳選。   「河豚」「スチュード・ビーフ」「海軍カレー」などなど。   解説の壇ふみさんも絶賛する美味しいエッセイをぜひご賞味あれ!(本文庫カバーコピー)       9784094083903  
C−892 パイプの煙<選集>「味」 團伊玖磨 小学館文庫 2014 1,800 A・620
●日本を代表する作曲家團伊玖磨が三十七年間にわたって書き続けてきた名エッセイ集から選りすぐったシリーズ第4弾。   舞台は日本、アジア、ヨーロッパに中近東まで。「グルメではない、大喰いなだけ」という好奇心旺盛な筆者が地球のあちこちで体験した味をウィットに富んだ筆で書き綴った、極上の一冊。   嫌いな物を食べるのが趣味ゆえに巻き込まれるトラブルとは・・・・・・「アイス・クリーム」、唐津の藻屑蟹と上海の藻屑蟹を食べ較べてみたら……「蟹の甲」、アムステルダムの親爺が熱く語る珍説・・・・・・「オランダの鰻」、ほか珠玉の四十八編。   解説はエッセイストの平松洋子さん。       9784094061079
C−893 インスタントラーメン読本 嵐山光三郎編著 新潮文庫 1985 500 A・
●<即席対談>三分間のインスタント宇宙ー嵐山光三郎、南伸坊   ●嵐山光三郎の五泊六日インスタントラーメン101食   ●<即席論文>「私、即席ラーメンの味方です」(村松友視)、「思い知ったか!四年目の完全勝利」(渡辺えり子)、「インスタントラーメンは渡辺真知子だ」(橋本治)、「インスタントラーメン世界の消失」(糸井重里)ほか  ●インスタントラーメン具の骨頂番付(世紀松番付審議会・編)    ●<純近未来小説>ラーメンが消えた日(嵐山光三郎)    ●即席めんの開発・研究に捧げて幾星霜  ●インスタントラーメン受難史(波角ゴメン堂)    ●インスタントラーメン足跡ゼミナール    ●インスタントラーメン俳壇・歌壇    ●人気即席めんリスト           4101419019   
C−894 ステーキの焼き加減 古波蔵保好 新潮文庫 1983 1,800 A・360
●外国を旅しても日本料理店をさがすのは、日本人の味覚の窮屈さの表れでしょうか? いや、慣れ親しんだ味に執着するのは当然のこと、味覚にもふるさとがあるのです。   名エッセイストのしなやかな味覚は、日本と世界の美味とどう出会ったのでしょう。   一つ一つの料理にこめられた、つくる人、食べる人の人生の縮図にナイフとフォークを当てて、洒脱に語る味覚エッセイ。(本文庫カバーコピー)                       4101302014
C−895 三平の食堂 白土三平 小学館 1998 3,900 A・1600 白土三平の好奇心2
●本稿の白土三平はしばしば技術論を離れ、思考を遠く過去に向かわせる。 食べるという行為、または生きる行為が白土三平の人生の節目をどう彩ってきたかに思いをはせていくのだ。 日本が太平洋戦争を敢行する軍事体制下での窮乏、後の白土三平を白土三平ならしめた原体験の中で、少年の目に映った食が多くとりあつかわれる。   内容的には、「し貝」、「舞茸」、「蟹漬け」、「ハナフイ」、「うみようじん」、「竹輪」、「キンコナマコ」、「木株のイロリ」、「ガワ」、「ウシブテ」、「アミタケ」、「ナマコ茶漬け」、「不明菌」に分かれる。                              4093410127
C−896 食魔 谷崎潤一郎 坂本葵 新潮新書 2016 1,200 A・760 食と色
●その食い意地、藝術的なり! 絶品から珍品まで、文豪の食と色の世界。 料理は藝術、美食は思想。  <好物>明石の鯛、近江牛、大トロの厚切り、牡丹鱧、柿の葉鮨  <名店>四条のたん熊、南禅寺の瓢亭、東京の辻留・浜作 等々(本新書帯より)    ●谷崎作品に登場する妖艶な悪女たちは、肉食系の大食家で料理はしない。  自堕落な美食家が五感を刺激されつつ究極の食卓をもとめる怪作も。  妖しくも奥深い文学世界にひそむ食の哲学は、しゃれたグルメなどではなく、倒錯した悪食とも背中合わせ。  和洋中の美味を追い求めた文豪の、食にとりつかれた生涯と文学を案内する。           9784106106699   
C−897 作家のごちそう帖−悪食・鯨飲・甘食・粗食 大本泉 平凡社新書 2014 900 A・760
●「饅頭のお茶漬け」が好物だった森鴎外、大正時代のスイーツ男子だった芥川龍之介、虫食い好きだった志賀直哉など、こよなく愛した店や食べ物、忘れられない故郷の味、家族で囲んだ食卓の味から、その知られざる素顔に迫る。  夏目漱石、林芙美子、吉田健一、開高健など総勢二二名を紹介!  食はなによりも濃厚にその人を表すー文学史に名を残す作家たちの、個性的な「食歴」の数々!(本新書カバーコピー)                9784582857498
C−898 蚕食鯨呑 楊逸 岩波書店 2016 3,600 A・1800
●ときに蚕のように食べ、ときに鯨のように呑むー。   人間の飽くなき食欲は万国共通、世界は食でつながっている!  これぞ芥川賞作家の真骨頂。  食と文化のマリアージュを召し上がれ。 (本書カバーコピー)     世界が好きで、文化にも異文化にも身を投じて粉になっても惜しくない人間として、さまざまな土地を訪れ、その土地のものを食しながら文化に浸るのは、これまでもこれからも見続ける夢である。(本書「はじめに」より)     日本、中国、世界各地を訪ねて歩き、食と文化のおいしいマリアージュをまるごと味わい尽くす。  食いしん坊必読の極上エッセイ!  
C−899 おいしい中国ー「酸甜苦辣」の大陸 楊逸 文芸春秋 2010 2,400 A・1429
●餃子、腸詰め、ワインまで! 中華料理で文化を味わう、芥川賞作家の食べものエッセイ。    内容的には、 「糧票」は必需品、ヒマワリの種、下放と光頭餅、油餅、香瓜と果物、ラードの蘇餅、干菜と酸菜、蛙の丸焼き、ハルピン名物の腸詰め、等等。  中国東北部の食文化を多数のカラー写真で一挙公開!(本書帯より)       *「ハルピン市(中国最北の黒竜江省の省都)−この食材の乏しい地に、一九六四年という貧しい時代に、私は生まれた。  今の中年太りの体は、一見たくましそうに見えても、所詮ジャガイモや白菜などでごまかされて作られたもの。   幸い昨今野菜を中心とする健康食がブームになっているし、ならば私の幼少期の貧しい食生活を健康食だとこじつけ、まっとうな読みものに仕上げたいと野心じみた気持である。」(本書「まえがき」より)                     9784163731605                  
C−900 定食と文学 今柊二 本の雑誌社 2010 1,800 A・1400
●文学散歩ならぬ文学食事エッセー。  定食は「ごはん+汁+おかず」で構成される。   文学や映画に登場する定食を調べ、ゆかりの味を食べに行く。           林芙美子『放浪記』で描かれる新宿の肉豆腐・ごった煮を同じ上京者の食として共感し、「定食評論の師匠」とあがめる獅子文六の作品を追って、横浜・中華街をぶらつく。        三大定食映画監督(小津安二郎、山本嘉次郎、伊丹十三だそうだ)を分析し、ブラジルで日系移民が定食的